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未成年者がCT検査を受けた場合には癌リスクが上昇

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2013年06月12日 PM02:13

CT検査が癌リスクを上昇

20歳未満の患者に行うCT検査が癌リスクを上昇させるということが、コホート研究の結果示された。オーストラリアMelbourne大学のJohn D Mathews氏らが、BMJ誌電子版に2013年5月21日に報告している。



著者らは0~19歳の未成年を対象として、診断目的のCT検査の約10年間の癌リスクを評価するために、コホート研究をデータリンケージ手法にてオーストラリアで行った。



調査は85~05年の間に、CT検査を受けたことがある患者68万211人を対象とした。このうち、複数回のCT検査を受けていたのは18%で、5回以上の検査を受けていた患者が0.8%であった。

CT検査の標的部位としては、脳、顔面骨、四肢、脊椎、首、腹部、骨盤であった。癌罹患についての追跡は、癌登録のデータを利用して行った。




(画像はイメージ/Wikiメディアより引用)

CT検査によって様々な癌に

CT検査から1年超経過後に癌と診断された患者を基本情報とし、CT検査歴を受けていない対照グループと比較した。

追跡期間の平均としては、曝露が9.5年、非曝露は17.3年で、曝露では3150人、非曝露では5万7524人が癌の診断を受けていた。



全体としての癌罹患率においては、非曝露に比べると曝露で24%高いことがわかった。年齢、性別、出生年で調整した罹患率比としては1.24であった。

全ての癌の絶対過剰罹患率としては10万人年当たり9.38で、CT検査によって癌罹患者は608人増えたと考えられている。内訳としては、脳腫瘍が147人、他の固形癌が356人で、白血病または骨髄形成異常が48人、その他のリンパ系腫瘍が57人であった。



またCT曝露と癌罹患の間には用量において反応関係が見られるということがわかった。CTスキャンを1回受けるごとに罹患率比は上昇しており、曝露から1年超ではなく5年超経過後の癌罹患を比較したところ、罹患率比によって有意に差がみられることがわかった。(福田絵美子)

▼外部リンク

BMJ誌電子版
http://www.bmj.com/content/346/bmj.f2360

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