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ライト飲料は糖尿病のリスクを増加させる 仏研究

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2013年02月14日 PM07:13

砂糖だけではなく代替甘味料も危険

甘味料を含む「ライト」や「ダイエット」飲料は、糖尿病のリスクを増加させることが判明した。

フランス国立保健医学研究所(INSERM)とブラジル・サンパウロ大学、メキシコの国立公衆衛生研究所の共同研究チームは、砂糖だけでなく代替甘味料も2型糖尿病のリスクが増加することを発見した。

科学誌「臨床栄養学ジャーナルJournal of Clinical Nutrition」に1月30日、発表された。

1.5リットルのライト飲料で糖尿病リスクが59%増

研究チームは、1993年以降に収集された1925~1950年生まれの女性6万6188人のデータを分析。女性らは、過去20年間、隔年、食習慣についてインタビューを受けた。

砂糖を含む清涼飲料と人工甘味料を含む清涼飲料、100%フルーツジュースの消費と糖尿病のリスクとの関係を比較した。その結果、砂糖・人工甘味料を含む清涼飲料を飲む女性の方が糖尿病になるリスクが高いことが分かった。被験者のうち、1369人が2型糖尿病と診断された。

人工甘味料を含むソフトドリンクを週に359~603ミリリットル飲むと、糖尿病の発症率が約15%上昇した。週に1.5リットルの“ライト”飲料の消費は、59%もリスクが増加。100%フルーツジュースでは、糖尿病のリスクに影響を与えなかった。

アスパルテームがインスリン抵抗性を生じさせる可能性

研究チームにも、なぜ人工甘味料が2型糖尿病のリスクを増加させるのかは分かっていないようだ。ただ、一般的な甘味料アスパルテームがその理由の一つかもしれないと推測される。定期的なアスパルテームの飲用は、インスリン抵抗性を発症させる可能性があるということだ。

フランソワーズ・クラベル-シャペロン医師は、実際に人工甘味料が糖尿病のリスクを増加させる直接の原因かどうか、追加の研究が必要であることを示した。(太田みほ)

▼外部リンク

科学誌「臨床栄養学ジャーナルJournal of Clinical Nutrition」
http://ajcn.nutrition.org/

フランス国立保健医学研究所(INSERM)のプレスリリース 2月7日
http://www.inserm.fr/

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