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抗凝固薬開発の歴史と新規経口抗凝固薬の展望

読了時間:約 6分51秒  2013年06月25日 AM11:00
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■多くの患者が苦しむ血栓症

日本国内における脳血管疾患の患者数は、約140万人。そのうち「脳梗塞」患者が三分の二以上を占めている。また現在、エコノミークラス症候群として知られる肺血栓塞栓症、深部静脈血栓症の患者数増加が注目されている。つまり、多くの国民が血液の凝固(=血栓)を原因とする病気に苦しんでいると言えるだろう。そしてそのような背景のもと、現在でも新たな薬の開発が進められている。

今回は、血液凝固機序から抗凝固薬開発の歴史、最近開発された新規抗凝固薬について、鈴鹿医療科学大学 薬学部 教授の鈴木宏治先生にお話しをうかがった。(本文中の画像はイメージです)