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Impellaが最新のESCガイドラインでより高い推奨レベルに格上げ

2021年11月10日 PM01:00
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米マサチューセッツ州ダンバース

心原性ショックを含む急性心不全患者の治療に関する欧州心臓病学会(ESC)の2021年版ガイドラインにおいて、Impella心臓ポンプを始めとした短期的な機械的循環補助システムの推奨レベルがClass IIb(「考慮してもよい」)からClass IIa(「考慮すべき」)に引き上げられました。また、ガイドラインの著者らは、Impellaなどの機械的循環補助により治療効果が得られる可能性がある患者のタイプを拡大し、左室駆出率が軽度に低下している患者も対象としました。

本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20211109006697/ja/

Impella心臓ポンプにはSmartAssist搭載Impella CPも含まれる。(写真:ビジネスワイヤ)

Impella心臓ポンプにはSmartAssist搭載Impella CPも含まれる。(写真:ビジネスワイヤ)

今回のESCガイドラインの更新は5年ぶりであり、ハイリスクPCI、心原性ショック、右心不全の患者に対するImpella使用を支持する確固たる臨床エビデンスが増えていることを反映しています。また、最近の欧州経皮的心血管インターベンション学会(EAPCI)の合意文書は、心原性ショックやハイリスクPCIにおけるImpella治療の価値について指摘していますが、今回の更新はこの合意文書を補強するものとなります。

新しいESCガイドラインにおいて、専門家である著者らは、以下のように述べています。

  • 心原性ショックの治療において、Impellaなどの機械的循環補助の使用を支持するとの立場を明確にする。
  • 左心室の後負荷が増大し、左室拡張末期圧が上昇し、肺うっ血を起こしているVA-ECMO患者の負荷を軽減するために、Impellaを使用することを推奨する。
  • 大動脈内バルーンポンプ(IABP)は、急性心不全の特別なケースでのみ検討すべきであり、通常の治療選択肢としては使用すべきでないことを指摘する。IABPは心筋梗塞後の心原性ショックではClass III(推奨されない)となる。ランダム化臨床試験の結果、IABP治療は有効でなく、場合によっては有害となる可能性が示されている。

アビオメッドの最高医学責任者(CMO)を務めるチャック・サイモントンは、次のように述べています。「ESCがImpella技術に対する推奨レベルを引き上げたことは、Impellaが血行動態を安定させ、心臓の負荷を軽減し、末端の臓器に血液を灌流させることで患者の治療成績を改善するという、専門家のコンセンサスが高まっていることを反映しています。」

心不全患者のための2021年ESCガイドラインに加えて、下記の通り、10の学会ガイドラインがImpella心臓ポンプの使用を支持しています。

Protected PCIガイドライン:

  • 2020 SCAI Position Statement on Optimal PCI Therapy for Complex Coronary Artery Disease(複雑な冠動脈疾患に対する最適なPCI治療に関する2020年SCAIポジションステートメント)
  • 2014 AHA/ACC Guideline for the Management of Patients with Non-ST-Elevation Acute Coronary Syndromes(非ST上昇型急性冠症候群患者の管理に関する2014年AHA/ACCガイドライン)
  • 2011 ACCF/AHA/SCAI (経皮的冠動脈インターベンションに関する2011年ACCF/AHA/SCAIガイドライン)

心原性ショックその他のガイドライン:

  • 2020 EACTS/ELSO/STS/AATS Expert Consensus on Post-Cardiotomy Extracorporeal Life Support in Adult Patients(成人患者における開心術後の体外生命維持に関する2020年EACTS/ELSO/STS/AATS専門家合意文書)
  • 2019 HRS/EHRA/APHRS/LAHRS Expert Consensus Statement on Catheter Ablation of Ventricular Arrhythmias(心室性不整脈のカテーテルアブレーションに関する2019年HRS/EHRA/APHRS/LAHRS専門家合意文書)
  • 2013 ACCF/AHA Guideline for the Management of STEMI (STEMI管理のための2013年ACCF/AHAガイドライン)
  • 2013 International Society for Heart and Lung Transplantation Guidelines for MCS(心不全管理のための2013年ACCF/AHAガイドライン)
  • 2013 International Society for Heart and Lung Transplantation Guidelines for MCS (MCSに関する2013年国際心臓・肺移植学会ガイドライン)
  • 2012 Use of MCS: American Heart Association (2012年MCSの使用:アメリカ心臓協会)
  • 2011 ACCF/AHA/SCAI Guideline for PCI(2011年 ACCF/AHA/SCAIによるPCIのガイドライン)

Impellaの使用を支持するガイドラインに関する追加情報は、www.heartrecovery.comこのサイトからダウンロードできます。Impella心臓ポンプはアビオメッド(NASDAQ:ABMD)が製造しています。

IMPELLA心臓ポンプについて

Impella 2.5®およびImpella CP®の各デバイスは、閉塞した冠動脈を再開通するためにステント留置術やバルーン血管形成術などの待機的または緊急の経皮的冠動脈形成術(PCI)を受ける特定の進行性心不全患者の治療を目的として、米国FDAの承認を取得しています。

Impella 2.5、Impella CP、SmartAssist®搭載Impella CP、Impella 5.0®、Impella LD®、SmartAssist®搭載Impella 5.5®は、心原性ショック状態にある心臓発作または心筋症患者の治療を目的に米国FDAの承認を取得しており、心臓の自然な回復を可能にする独自の機能を有しているため患者さんが自分の心機能を回復させ帰宅することができます。

アビオメッドについて

米マサチューセッツ州ダンバースに拠点を置くアビオメッドは、循環補助デバイスと酸素化デバイスのリーディングカンパニーです。当社製品は血行動態を改善し、呼吸不全の患者さんに十分な酸素を供給することで心筋の負担を軽減し、その回復を目指しています。詳細情報についてはhttps://www.abiomed.comをご覧ください。

将来見通しに関する記述

将来見通しに関する記述はいずれも、アビオメッドが米国証券取引委員会に提出した定期報告書で記載されたものなど、リスクと不確実性の影響を受けます。実際の結果は予想された結果とは大きく異なる可能性があります。

本プレスリリースは、米国アビオメッド・インクが現地時間2021年11月3日に発表した英文プレスリリースを日本語訳したものです。正式な言語は英語であり、日本に適応しない内容が含まれます。解釈は英語が優先されます。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20211109006697/ja/

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