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SpeeDxが迅速なポイントオブケア診断法を開発するためにCARB-Xから資金提供を受ける

2021年05月14日 AM07:09
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シドニー

(ビジネスワイヤ) — 革新的な分子診断ソリューションの開発を手掛けるSpeeDx Pty. Ltd.は、薬剤耐性細菌の脅威の高まりに対処するための研究開発の支援に専心する国際非営利パートナーシップであるCARB-Xから、最大180万米ドルの資金提供を受けたと発表しました。SpeeDxはオーストラリアを拠点とする診断企業としてCARB-Xから資金提供を受けた初の企業であり、プロジェクトが所定の成果を達成するとさらに190万ドルが提供されます。資金は、一般的な抗生物質治療に対する淋菌感染症の薬剤耐性(AMR)を判定しながら、クラミジア・トラコマチスと淋菌を同時に検出するための迅速検査法を開発するために使用します。クラミジア(CT)と淋病(NG)は世界的に重大な性感染症であり、治療せずに放置すると健康に深刻な影響をもたらし1、AMR NGは公衆衛生上の切迫した脅威となっています2

本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20210513006071/ja/

SpeeDxは、CTおよびNGの原因となる細菌を検出することに加え、セフィキシム、シプロフロキサシン、アジスロマイシンに対するNGの感受性を判定するするための迅速(60分)で無理なく利用できるポイントオブケア検査法の開発を目指している。SpeeDxは、新たに特許を取得したInSignia™技術を利用して、活動性細菌感染症の存在と薬剤耐性ステータスの両方を評価する。SpeeDxはQuantuMDxと連携して、この検査法を同社のサンプル・トゥー・アンサー型qPCR&統合マイクロアレイシステムであるQ-POC™(バッテリー駆動の使いやすい小型デバイスで、遠隔環境での使用に適している)に移植する。(画像:ビジネスワイヤ)

SpeeDxは、CTおよびNGの原因となる細菌を検出することに加え、セフィキシム、シプロフロキサシン、アジスロマイシンに対するNGの感受性を判定するするための迅速(60分)で無理なく利用できるポイントオブケア検査法の開発を目指している。SpeeDxは、新たに特許を取得したInSignia™技術を利用して、活動性細菌感染症の存在と薬剤耐性ステータスの両方を評価する。SpeeDxはQuantuMDxと連携して、この検査法を同社のサンプル・トゥー・アンサー型qPCR&統合マイクロアレイシステムであるQ-POC™(バッテリー駆動の使いやすい小型デバイスで、遠隔環境での使用に適している)に移植する。(画像:ビジネスワイヤ)

現在の抗生物質感受性検査法は、特に資源が限られた環境において、タイムリーで包括的な感受性/耐性情報を提供することができません。SpeeDxは、CTおよびNGの原因となる細菌を検出することに加え、利用しやすく安価な経口投与型の抗生物質3種、すなわちセフィキシム、シプロフロキサシン、アジスロマイシンに対する淋菌の感受性を判定するするための迅速(<60分)で無理なく利用できるポイントオブケア検査法の開発を目指しています。SpeeDxは、新たに特許を取得したInSignia™技術を利用して、活動性細菌感染症の存在と薬剤耐性ステータスの両方を評価します。SpeeDxはQuantuMDxと連携して、この検査法をサンプル・トゥー・アンサー型のqPCR&統合マイクロアレイシステムであるQ-POC™に移植します。Q-POC™はバッテリー駆動の使いやすい小型デバイスで、遠隔環境での使用に適しています。

SpeeDxのコリン・デンバー最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「私たちはQuantuMDxと緊密に協力して、性感染症管理における標準治療と抗生物質管理を大幅に改善することを目標に、無理なく利用できる革新的な診断法を提供します。本プロジェクトは当社が最近開発したInSignia技術の優れた適用例であり、ベンチャー企業の当社に対するCARB-Xの支援は、この開発を加速し、極めて重要なニーズがある領域でのアクセス拡大に役立つでしょう。」

QuantuMDxの最高責任者を務めるジョナサン・オハロランは、次のように述べています。「薬剤耐性は公衆衛生上の世界的脅威であり、世界的な対応が必要です。薬剤耐性の発生率が急速に上昇しているため、病原体を識別するだけではもはや十分ではなく、その感染症がどの治療薬に耐性があり、どの治療薬に感受性があるかを判定する必要があります。患者さんが待つ間、これをすべて単一のアッセイで実行すれば、変革となります。当社は、迅速PCR診断システムであるQ-POC™を今年後半に発売します。今回のSpeeDxとの協業は当社にとって初の商業連携であり、私たちはこれに期待しています。」

SpeeDxについて

2009年設立のSpeeDxは、オーストラリアに拠点を置く非公開企業で、オースティンとロンドンに子会社の事業所を構え、広く欧州に販売店を擁しています。SpeeDxが専門とする分子診断ソリューションは単純な検出の域を超え、患者管理の改善のための包括的な情報を提供します。革新的なリアルタイムのポリメラーゼ連鎖反応(qPCR)技術が、市場をリードする多重検出・プライミング戦略を推進しました。当社の製品ポートフォリオでは、性感染症(STI)、抗生物質耐性マーカー、呼吸器疾患を検出するためのマルチプレックス診断薬を取り揃えています。SpeeDxの詳細情報についてはhttps://plexpcr.comをご覧ください。

CARB-Xについて

国際非営利パートナーシップのCombating Antibiotic-Resistant Bacteria Biopharmaceutical Accelerator(CARB-X、薬剤耐性菌対策バイオ製薬アクセラレーター)は、薬剤耐性菌の世界的な脅威の高まりに対処するための抗菌薬の研究開発を初期開発段階で加速することに専心しています。CARB-Xはボストン大学が主導しており、資金提供を米国保健福祉省の事前準備・対応担当次官補局(ASPR)の一部である生物医学先端研究開発局(BARDA)、世界規模で健康増進に取り組む英国の国際慈善団体であるウェルカム・トラスト、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)、英国保健社会福祉省の国際薬剤耐性革新基金(GAMRIF)ビル&メリンダ・ゲイツ財団から、現物支援を米国国立衛生研究所(NIH)傘下の国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)から受けています。CARB-Xは、2016年から2022年にかけて最大4億8000万ドルを投資し、革新的な抗生物質やその他の治療薬、ワクチン、迅速診断法を支援します。CARB-Xは、薬剤耐性感染症に対する世界最大の最も革新的な前臨床製品のパイプラインを支援しています。CARB-Xはボストン大学ロースクールに本部を置いています。carb-x.org/。ツイッター(@CARB_X)でフォローしてください。

QuantuMDxについて

QuantuMDx Groupは、質が高く変革力のあるポイントオブケア診断技術をあまねく利用できるようにすることで疾患の管理と根絶ができる力を世界に与えるという、世界的な理念を持つ意欲的な企業です。QuantuMDxは米国、アジア、オーストラレーシア、欧州、アフリカに事業施設や戦略提携関係を持っており、分子診断の最前線の地位を維持しています。詳細情報についてはwww.quantumdx.comをご覧ください。

参照文献

  1. WHO、ニュースリリース(2016年6月6日):治療可能な性感染症の症例が毎日100万を超える
  2. WHO、ニュースリリース(2017年7月7日):抗生物質耐性淋病の増加により新薬が必要となっている

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20210513006071/ja/

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+44 870 803 1234

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