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エクセンシアが最大5億2500万ドルの投資を発表

2021年05月06日 AM08:00
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英オックスフォード

(ビジネスワイヤ) — 人工知能(AI)を利用して患者ベースの医薬品を設計する臨床段階製薬企業のエクセンシアは、2億2500万ドルのシリーズD資金調達ラウンドを完了しました。ソフトバンク・ビジョン・ファンド2iがシリーズDを主導し、前回の資金調達ラウンドを主導したノボ・ホールディングスと複数のブラックロック運用ファンドも参加しました。その他、ムバダラ投資会社、ファラロン・キャピタル、キャスディン・キャピタル、GTヘルスケア・キャピタル、マーシャル・ウェイス、ピボタル・バイオベンチャー・パートナーズ、ローリオン・キャピタル、Hongkou、ブリストル・マイヤーズ スクイブが参加しました。さらに、ソフトバンクからは当社の裁量で引き出せる3億ドルの追加エクイティ・コミットメント・ラインの提供を受けています。

エクセンシアは、目的の確認から医薬品の設計、患者の選択まで、全てのプロセスにおいてAIを使用して、新薬の設計を行います。当社は、全てAIを活用して設計した最初の医薬品2種類をを臨床試験段階に進めており、さらに現時点で20件以上のアクティブプログラムをパイプラインとして抱えています。今回のシリーズDラウンドで調達した資金は、エクセンシアのパイプラインを臨床試験に進めるとともに、AIによる医薬品設計の技術プラットフォームを拡大するために使われます。

ソフトバンク・インベストメント・アドバイザーズのマネジングパートナーであるエリック・チェン氏は、今回の投資について次のように述べています。「エクセンシアがAIを革新的に利用して、これまで以上に質の高い医薬品をより効率的に開発・設計する手法は、重要な医薬品を以前にも増して迅速に生み出せる潜在力を持っていると私たちは考えています。技術と生物学の融合により、創薬は業界のあり方を塗り替える形で急速に進化しています。エクセンシアはAIを活用した創薬のリーダーであり、私たちは同社が引き続きその未来を形作ってくれるものと信じています。」

エクセンシアは広範なAI技術と実験技術を構築・統合することで、最も患者に関連するデータを取得・活用し、複数のパラメーターで最適化できる医薬品を精密に設計しています。当社のプラットフォームは、ハイコンテントフェノミクス、最新の生物物理学、生物学的データからのディープラーニングを通じて、ターゲットとそのメカニズムを評価します。こうした情報は、数千ものモデルを駆使した独自のAIアルゴリズムを通じて、精密医薬品の設計に活用されます。またエクセンシアは、創薬のプロセスを作り変えることで、業界における生産性の基準を設定し直すことができます。当社は現在までに設計した医薬品7種をプロジェクト開始から平均12カ月で開発候補に進めることができました。

エクセンシアのアンドリュー・ホプキンス最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「当社の投資家すべてが、AIと自動化を通じてこれまで以上に優れた医薬品をより迅速に発見するというエクセンシアの理念を共有しています。当社の患者第一主義に基づき開発されたAIプラットフォームは、患者さんのニーズに応える医薬品を精密に設計する能力を何度も実証してきました。質が高く奥深い当社株主のおかげでシリーズDが完了し、当社はそのプラットフォームとパイプラインをいずれも継続的に拡大するための自由を獲得できました。」

エクセンシアについて

エクセンシアはAIを駆使した製薬技術企業として、最も迅速かつ効果的な方法で最善の医薬品を発見・設計することに注力しています。エクセンシアはAIで設計した低分子を臨床段階にまで進めた初の企業であり、医薬品の創出方法を変えるAIの能力を繰り返し実証しています。エクセンシアのAIプラットフォームは現在までに、第1相ヒト臨床試験にある医薬品2種類の設計に使われました。

医薬品の設計は、分子レベルの精密工学です。エクセンシアは、非常に広範なデータから効率的に学習し、増強した知識を設計の反復によって一貫性のある形で再適用する専用のAIシステムを構築しました。エクセンシアのAIプラットフォームは、人間が主導する活動だけよりも効果的かつ迅速に学習するため、複雑な治療要件を満たす候補分子を革命的な効率で創出できます。エクセンシアは、これまで以上に優れた医薬品をより迅速に設計することで、最高の科学アイデアを患者にとって最良の医薬品へと迅速に転換できると信じています。

エクセンシアは、オックスフォード、マイアミ、大阪、ダンディーに事業所を構えています。詳細情報については、当社ウェブサイトwww.exscientia.aiまたはをツイッター(@exscientiaAI)をご覧ください。

本プレスリリースの日付時点で、ソフトバンクグループ株式会社は、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2(「SVF2」)が一定の要件をみたす企業に投資実行するための資本拠出を行っています。本プレスリリースに記載されている情報は情報提供のみを目的としたものであり、SVF 2を含む何らかのファンドを対象にリミテッド・パートナーシップ持分の売却の申し出や購入申し出の勧誘を行うことを目的としたものではありません。SVF 2はまだ募集締め切りしていないため、新たな投資家が現れて募集終了前にSVF 2の投資に関する追加情報を受け取ることがあります。

本記者発表文の公式バージョンは英語によるものです。翻訳版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンである英語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

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