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Journal of Allergy and Infectious Disease誌掲載の総説論文で鼻腔衛生の選択肢がCOVID-19に対する多層防衛の一部として有効なツールであることを確認

2021年02月27日 AM01:31
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米ユタ州アメリカンフォーク

(ビジネスワイヤ) — 高い評価を受けているJournal of Allergy and Infectious Disease誌に掲載された新しい総説論文は、鼻腔衛生の選択肢(点鼻スプレーなど)が、COVID-19のウイルスに対する多層防衛の一部として、この世界的流行病との闘いで有効なツールとなることを示しています。

著者らは次のように結論付けています。「感染患者の気道におけるウイルス量を低減するために利用できる戦略は現時点で限られているため、感染の主要経路を標的とする新規治療介入へのニーズが正当化されます。私たちは、殺ウイルス性/抗ウイルス性治療薬の鼻腔内投与が、鼻道内のウイルス活性を低下させることで追加的な臨床的利点をもたらし、結果として疾患の伝染を防ぎ、疾患重症度を制御し、合併症を抑制するための新規戦略になり得ると提案します。」

著者らは、米国および各国の公衆衛生当局者が、本ウイルスの拡大に対抗するために、人々に他の努力(例:マスク使用、ソーシャルディスタンス、手洗い)に加え、点鼻スプレーの使用を奨励すべきであると指摘しています。

また著者らは、COVID-19患者の治療でこの種の点鼻スプレーを使用した別の研究の結果について、「臨床的回復までの期間短縮や4日という短さでの症状の顕著な改善を含め、注目に値する結果が得られています。またCOVID-19検査の陰性化までの期間は平均14日間であるのに対し、この研究における患者らは7日目に反復RT-PCR鼻咽頭スワブ検査の結果が陰性となっていました。鼻腔内スプレーの形でキシリトールとGSEを使用することで、陰性化までの期間は50%短縮されました」と言及しています。この研究で投与された点鼻スプレーはXlear(クリア)であり、米国のほとんどすべての薬局、食料雑貨店、自然食品店で販売されており、世界各国でも提供されています。

https://probiologists.com/Uploads/Articles/11_637497463703161509.pdf

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