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ソウルバイオシスのバイオレッズ技術が1秒足らずでコロナウイルス(SARS-CoV-2)の99%を死滅させることを実証

2021年01月14日 PM01:42
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韓国安山市

(ビジネスワイヤ) — 光半導体専門企業のSeoul Viosys Co., Ltd. (本社:安山市、代表理事:イ・ヨンジュ、以下「ソウルバイオシス」) は、バイオレッズ技術がわずか1秒でSARS-CoV-2の99.437%を迅速かつ効果的に死滅させることができると発表しました。本試験は2020年12月にKRバイオテックを通じて実施されました。KRバイオテックは韓国に拠点を置く研究機関で、新型コロナウイルスの殺菌試験を専門に実施しています。

本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20210113005988/ja/

KRバイオテックが実施したソウルバイオシスのUV LEDバイオレッズ試験の報告書と結果。(写真:ビジネスワイヤ)

KRバイオテックが実施したソウルバイオシスのUV LEDバイオレッズ試験の報告書と結果。(写真:ビジネスワイヤ)

本試験結果は、バイオレッズ技術が空気中の浮遊ウイルス、給水系統、COVID-19患者が発生した区域に加え、院内の患者の病室さえも殺菌できる効果的な手段となり得ることを実証しています。

研究チームは、SARS-CoV-2をバイオレッズ技術搭載UV LEDモジュールに1、3、5秒間にわたりそれぞれ曝露させた後、不活性化率を調べました。試験の結果、バイオレッズは1秒間で99.437%を不活性化しました。

バイオレッズは先進的な化合物半導体技術であり、従来のUVランプより安全で経済的に先進的な代替ソリューションです。従来のUVランプは水銀を含み、UVランプが壊れた場合にも水銀は溶解せず、人体内に蓄積されます。またUVランプは寿命が約5,000時間と短いため、定期的な交換が必要です。一方、UV LED技術は、水銀ランプの10倍以上に相当する最大50,000時間という長い寿命を持ち、コストと安全性の面で利点があります。

さらにUV LEDの市場は、1mm未満への小型化や効率向上などの技術的進歩により、7,000万米ドル規模のUV水銀ランプ市場に速やかに取って代わるものとなります。UV LED技術は、バイオヘルスケアおよびウイルス殺菌を目的に、従来とは別の各種産業によって採用されるようになり、市場調査会社のヨール・デベロップメントによれば、UV LEDの世界市場は2025年に27億8,600万米ドルに成長する見込みです。

バイオレッズ、安全な紫外線

1.

軽量、薄型、1㎟未満のコンパクトサイズで、最適設計により紫外線曝露を完全にブロックできる。

2.

ソウルバイオシスが開発した安全装置の紫外線検出センサーにより、ユーザーは正常な動作と紫外線漏れをチェック可能。

3.

国際的な安全基準である許容1日曝露量の完全な管理が可能。

4.

紫外線には有害な化学物質が含まれないため、加湿器用殺菌剤を原因とする死亡のような二次被害または三次被害の恐れがない。

ソウルバイオシスの担当者は、次のように述べています。「COVID-19の世界的流行とウイルス変異株のリスクは続いており、またインフルエンザワクチンの接種にもかかわらず、米国のインフルエンザによる死亡者数の平均は年間1万人を超えています。世界中で何億人という人々がさまざまな病気の危険にさらされているため、ウイルス感染の予防は今や不可欠となっています。こうしたことから、化学的手段は危険を伴うため、専門的に設計されたUV LED消毒装置はより安全なソリューションとなり、今後の世界標準となる可能性があります。」

ソウルバイオシスについて

ソウルバイオシスは、UV LEDと次世代3Dセンサー/レーザー光源のVCSEL (Vertical Cavity Surface Emitting Laser)とディスプレイ用のマイクロLED (Micro Clean Pixel)のフルラインソリューション専門企業である。2002年にソウル半導体の子会社として設立され、UV LED分野で世界1位の市場シェアを獲得しました(LEDinside,2018)。世界で唯一の紫外線(UV)から可視光線、赤外線までのすべての波長帯(200nm〜1600nm)のチップを生産してソリューションを提供し、関連技術の特許4000件以上を保有し、世界市場での優位性を先取りしている。代表的な独自技術UV LEDの「バイオレッズ(violeds)」は、有害な化学物質を使用せず、光だけを利用して殺菌・消毒(UVC)、皮膚再生(UVB)、空気・水質浄化、捕虫、植物育成など、幅広い産業分野にソリューションを提供している。同社は2018年にレイカン(RayCan)社を買収して、スマートフォンでの顔認識、自動車自律走行などをサポートする次世代VCSEL技術を確保、製品の量産を本格化した。2020年1月には、既存のディスプレイ市場に取って代わる差別化された単一ピクセルRGBのマイクロクリーンピクセル(Micro Clean Pixel)を発表した。詳細は、ソウルバイオシスのウェブサイト(www.seoulviosys.com)を参照。

businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20210113005988/ja/

CONTACT

報道関係者お問い合わせ先:

日本支社:ジャパンソウル半導体株式会社

広報担当

03-5360-7391

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