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ヘルスケア・アット・ホームがSciensus Rareを設立し、新興のバイオテクノロジー企業や大手製薬企業を欧州、その他の希少疾患患者とつなぐ

2020年11月11日 PM05:30
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英バートンアポントレント

(ビジネスワイヤ) — ヘルスケア・アット・ホームは本日、希少疾病用医薬品サービスに特化した新事業会社のSciensus Rareを発表します。

Sciensus Rareは、2つの主要目的をもって発足します。これらの目的は、患者とその家族が必要な希少疾患治療薬と希少疾患治療を確実に利用できるようにすることと、バイオテクノロジー企業や製薬企業が、患者の居住地や当該国の規制に関係なく、必須治療薬を安全に発売し、効率的に届けることに貢献するということです。

この事業会社は今後も、新興企業、中規模企業、大企業のバイオテクノロジー企業および製薬企業が欧州およびそれ以外で市場参入できるよう支援し、ヘルスケア・アット・ホームの既存の希少疾病関連サービスおよび希少疾病用医薬品サービスを、下記の5つの主要サービスを対象に、地理的にも治療分野の面でも拡大します。

– 在宅での臨床試験

– 医薬品へのアクセス

– 特注品サプライチェーン管理

– 患者と家族のサポート

– 在宅での治療成績モニタリング

ユーロスタットによると、希少疾病用医薬品サービスの市場規模は、それを支えるより複雑なサービスを必要とする製品の数の増大に伴い、2018年の16億ユーロから2025年には33億ユーロへと、今後数年間で規模が2倍以上になる見通しです。Sciensus Rareは、この需要拡大を満たすため、独自の科学主導の手法を編み出して、製薬パートナーが急速に変化している市場で高コストの革新的新薬の市場投入期間を短縮し、医薬品開発プロセスにおける不要なコストと非効率性を排除することに貢献することを目指しています。

Sciensus Rareのプレジデントを務めるガレス・ウィリアムズは、次のように述べています。

「多くの希少疾患患者は自宅外で行われる臨床試験に参加するために長距離を移動できないか、その意思がないため、今回の世界的流行病により、医薬品開発中および商業段階の製品に必要な患者中心の特注サービスの必要性が高まっています。

「当社の狙いは、国内市場で強固なプレゼンスを持っているが、国際的な流通や販売のインフラがほとんどないかまったくない新興のバイオテクノロジー企業に加え、未充足ニーズを持つ患者さんにとっての治療アクセスを追求している既存の大手製薬企業を支援することにあります。」

Sciensus Rareのサービスは、希少疾患患者を30年にわたり治療してきたヘルスケア・アット・ホームの経験を基盤としています。当時、当事業会社は在宅患者5万2000人以上を治療し、欧州本土の20社超の希少疾病用医薬品企業および4000超の医療機関と連携してきました。遺伝的原因によって引き起こされる希少疾患用のバイオ医薬品の開発と商品化を専門とするバイオマリンは、2006年からヘルスケア・アット・ホームと協力しており、現在ではその世界売上高の4分の1をこのモデルを通じて提供しています。

バイオマリンのEUMEA販売・マーケティング事業担当エグゼクティブディレクターであるガイ・エグルトン氏は、次のように述べています。

「Sciensus Rareは、希少疾患での相当な経験を基盤にして、当社のような企業が希少疾患の患者や医療機関を希少疾患の効果的で革新的な新しい治療法につなげる上で貢献する世界的専門企業になる大きな潜在力を持っています。」

安全で効果的な医薬品を開発して利用できるようにする必要性は、希少疾患で最も急を要するものとなっており、その多くは遺伝性であり、若い患者ほど影響を及ぼします。

ウィリアムズは次のように結んでいます。

「希少疾病用医薬品のマネージドサービスに対する “万能”アプローチは、医薬品開発から商用サービスまでを統合する明確な主体がいないため、今では時代遅れで無用のものとなっています。急成長中の医薬品研究開発サイドが多くの新しい治療薬を上市していますが、治療薬のライフサイクル段階に関係なく、患者さんのニーズを中心に据え、特注のマネージド製薬サービスを提供するという、別の種類の企業の役割があることは明らかです。」

Sciensus Rareの名称は、ヘルスケア・アット・ホームのRare Disease Medicines Serviceに取って代わるものとなります。

** 以上 **

編集者への注記

Sciensus Rareについて(www.Sciensus Rare.com

私たちは、すべての家族が希少疾患の治療薬とそれらが必要とする治療を確実に利用できるようにすることの必要性を信じています。当社は、患者の居住地や当該国の規制に関係なく、必須の治療薬と臨床サービスを安全に発売し、それを最も必要としている家族に効率的に提供できます。

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