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SARS-CoV-2に対する殺菌剤製品BETADINE®の効果を評価

2020年04月22日 PM03:47
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シンガポール

(ビジネスワイヤ) — ムンディファーマは本日、COVID-19疾患を引き起こす新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する当社の殺菌剤製品BETADINE®(ベタダイン)の効果を生体内外で評価すべく、一連の意欲的な研究に乗り出すことを発表しました。試験はアジア・欧州・米国のBLS3ラボおよび専門家と連携して開始します。

BETADINE®殺菌剤シリーズは現在、世界中で高い需要を示していますが、細菌・ウイルス・真菌を含む広範な微生物に高い効果を持つポピドンヨード(PVP-I)を含んでおり、ほとんどの病院でこれらの製品をよく見かけるのはそのためです。

過去の研究から、BETADINE®殺菌剤シリーズの製品は中東呼吸器症候群(MERS)や重症急性呼吸器症候群(SARS)などの大流行を引き起こしたMERS-CoVやSARS-CoVなどのコロナウイルスを含む広範なウイルスに高い効果を持つことが示されています。PVP-Iもエボラウイルス、ノロウイルス、インフルエンザウイルスに対する広範な殺ウイルス効果が幾つかの生体外研究で実証されています。

ムンディファーマのラマン・シン最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「一連の研究から、BETADINE®殺菌剤製品はSARSやMERSのコロナウイルスに効果のあることが示されており、当社はPVP-Iソリューションの使用を奨励する最近の論文や医療プロトコルを承知しており、当社が専門家と連携して生体外と臨床の両研究を開始することには意義があります。」

「私は、私たちがより正常な業務と地域社会の生活に戻った暁に、BETADINE®殺菌剤製品が流行の抑えこみを維持する上で長期的な役割を果たすことができるよう希望しています。当社は一企業として、地域の病院に当社のBETADINE®製品を寄付し、医療専門家と第一線で休まず働いているすべての方々を支えることで、私たちができるだけ早く安全を確保して、通常の日常生活を再開できるようにしています。」

ポピドンヨード(PVP-I)を含むBETADINE®シリーズの製品は世界中の病院で60年以上にわたり信頼されており、感染症を引き起こす抗生物質耐性菌株を含む感染症の予防と治療に使われてきました。PVP-Iは微生物の細胞壁と構造に損傷を与えて、微生物の複製と生存能力に必要な代謝経路を混乱させることで、機能します。非専門家向けの言葉では、細菌・ウイルス・真菌がくっつくのを効果的に予防します。

「私たちはSARS-COV-2に対する当社のBETADINE®殺菌剤製品の効果に関する試験の結果を待っていますが、指摘すべき重要な点はCOVID-19の原因ウイルスに対するその有効性の確認は試験が完了することでしか確定しないということです。」(シンCEO)

「とはいうものの、私たちはこの共同研究プログラムによって、当社がこの世界規模の公衆衛生危機を克服することに貢献できると期待しています。」

BETADINE®について

BETADINE®シリーズの製品は世界中の病院と消費者から60年以上にわたり信頼されており、感染症の予防と治療に使われてきました。ムンディファーマは過去数年間、BETADINE®シリーズを拡張して、上気道感染症から傷口感染、婦人科衛生、感染症と大流行、個人衛生と手指衛生まで、幅広い症状の予防・治療・管理に使用するポピドンヨードと非ポピドンヨードのシリーズを取り揃えるようにしました。生体外研究と臨床研究から、BETADINE®ポピドンヨードは抗生物質耐性菌株を含む広範な細菌・ウイルス・真菌を殺菌することが実証されています。

®: BETADINEはムンディファーマの登録商標です。

ムンディファーマについて

ムンディファーマの各独立関連会社は、世界各国の製薬市場をカバーする非公開企業です。ムンディファーマは、常に高品質の製品を提供すると同時に、自社を象徴する価値に忠実な企業の典型例です。当社の使命は、がん性および非がん性の疼痛による患者の苦しみを緩和し、これら患者の生活の質を大きく改善することです。ムンディファーマは、疼痛、オンコロジー、がん支持療法、眼科、呼吸器疾患、コンシューマーヘルスケアなどの分野で、重度の衰弱性疾患を持つ患者に対し、新規治療選択肢の利点を提供することに専心しています。

詳細情報についてはwww.mundipharma.com.sgをご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20200421005981/ja/

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