医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

武田薬品とニューヨーク科学アカデミーによる”2019 Innovators in Science Award”の受賞者発表について

2018年12月13日 AM12:00
このエントリーをはてなブックマークに追加


 

NEW YORK & OSAKA, Japan

(ビジネスワイヤ) — 武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)とニューヨーク科学アカデミー(The New York Academy of Sciences、本部:米国ニューヨーク州ニューヨーク、以下「NYAS」)は、このたび、今年で2回目となる学術賞“Innovators in Science Award”の受賞者を発表しましたのでお知らせします。今回は、優れた再生医療研究に対して本アワードが贈られます。

本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。: https://www.businesswire.com/news/home/20181212005103/ja/

今年のSenior Scientist Awardは、イタリアのモデナ・レッジョ・エミリア大学 “ステファノ・フェラーリ”再生医療センターの所長であり生化学教授のMichele De Luca博士に贈られます。De Luca博士は、トランスレーショナル医療分野において幹細胞治療の開発に力を注ぎ、ヒト扁平上皮幹細胞を用いた研究の第一人者です。

De Luca博士は、「再生医療におけるブレークスルーは、基礎科学と発生生物学から始まります。今回、上皮幹細胞の研究と、治療法としての可能性を高めるに至った私の実績が評価されたことを、光栄に思います。今回の受賞により、この分野での研究をさらに推し進めるとともに、有望な研究を、実際に生命を救う治療薬として応用化することに尽力したいと思います」と述べています。

今年のEarly-Career Scientist Awardは、米国ニューヨーク大学医学部病理学・内科学・皮膚科学の准教授であるShruti Naik博士に贈られます。Naik博士は、免疫細胞、上皮細胞と微生物との相互作用を研究し、乾癬、慢性創傷やがんなどの疾患領域における治療戦略を立案しています。

Naik博士は、「今回の受賞によって、世界的な舞台で再生医療の進歩を紹介できることを大変光栄に思います。これを機に、世界の第一線で活躍する研究者と協力関係を構築し、幹細胞の複雑性や、その複雑性が再生医療と将来の治療法にどのような意味をもたらすかを解明することが可能になると思います」と述べています。

2019年の受賞者は、2019年4月に日本で開催されるScience Award授賞式/シンポジウムで表彰される予定です。

武田薬品のChief Medical and Scientific OfficerであるAndrew Plumpは、「細胞医療は医療を変える力があり、これにより幅広い疾患領域において患者さんに次世代の革新的な医薬品を届けることができるようになります。当社は、科学の先端をいく再生医療研究を社内外で進めていくことにコミットしています。今回、再生医療に意義ある進歩をもたらした研究者にInnovators in Science Awardをお届けできることを大変誇りに思います」と述べています。

NYASのPresident兼 CEOであるEllis Rubinsteinは、「医学における最大の難関にも、このような科学の最前線で活躍する研究者が解決法を世にもたらしてくれると思います。再生医療は、創薬の新領域として、生活を変える大きな可能性をもつ分野です。私たちは、武田薬品と共に若手およびシニアの研究者にInnovators in Science Awardを贈る活動の2年目を迎え、様々な領域における治療法に革新をもたらしていくことを誇りに思います」と述べています。

Innovators in Science Awardは、武田薬品とNYASとのパートナーシップで創設した賞で、消化器病学、神経科学、腫瘍学と再生医療を含む、既存を打ち砕く革新的な領域における研究を称え賞します。

<Innovators in Science Awardについて>
“Innovators in Science Award”では、毎年二件の研究が表彰され、一件はEarly-Career Scientist、もう一件は一流のSenior Scientistを対象に、その際立った独創性や研究のインパクトを讃えます。また、表彰者にはそれぞれ20万米ドルが与えられます。本アワードの対象は、優れた科学上の実績を有する世界中の大学、学術機関、政府、非営利機関およびこれらと同等の機関からのノミネートに限られ、神経科学、消化器病学、腫瘍学、再生医療の4つのうちの1つの対象領域における有望なEarly-Career Scientistおよび最も卓越したSenior Scientistから表彰者が選ばれます。最終選考対象者および受賞者は、NYHAが本アワードから独立して選任した専門家で構成される選考委員会によって選出されます。NYASが武田薬品と連携して本アワードを運営しています。詳細についてはInnovators in Science Awardのウェブサイトをご覧ください。

<The New York Academy of Sciencesについて>
The New York Academy of Sciencesは、1817年以来、科学的な研究、教育、政策を推進することにより社会が抱える課題をイノベーションによって解決してきた、独立した非営利組織です。本アカデミーは100ヶ国に2万人以上の会員を有し、人類に貢献するグローバルなサイエンス・コミュニティを創造しています。本アカデミーは、科学的知見を高め、地球規模の問題に対して科学に基づくソリューションを提供して社会に良い影響をおよぼし、社会のより多くの人々に科学情報を伝えることを基本使命としています。詳細についてはwww.nyas.orgをご覧ください。

businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20181212005103/ja/

CONTACT

<報道関係問い合わせ先>
武田薬品工業株式会社
CCPA コーポレート・コミュニケーション
小林一三
Tel:
03-3278-2095
Email:
kazumi.kobayashi@takeda.com

Kerry
Bryant
Email: kerry.bryant@takeda.com

The
New York Academy of Sciences
Maria Gentile
Email: mgentile@nyas.org

同じカテゴリーの記事 

  • 冠科生物连续三年荣膺T+ Employer® 卓越雇主
  • Crown Bioscienceが3年連続でT+ Employer®に認定される
  • Better Foods of Shinsegae Food Participates in NPEW to Accelerate Entry to U.S. Plant-based Food Market
  • GRAIL Announces Novel Risk Classification Test to Be Used in Lung Cancer Study
  • Otsuka and Lundbeck Present New Data Analyses on the Efficacy of REXULTI® (brexpiprazole) for Agitation Associated with Dementia Due to Alzheimer’s Disease