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レスメド、COPDとぜんそくの接続型ヘルスソリューションを手掛けるリーダー企業プロペラ・ヘルスを2億2500万ドルで買収へ

2018年12月05日 PM09:31
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サンディエゴ

(ビジネスワイヤ) — クラウド接続型医療機器と院外用サービス型ソフトウエア(SaaS)ビジネスソリューションのリーダー企業であるレスメド(NYSE: RMD、ASX: RMD)は本日、プロペラ・ヘルスを買収する正式契約を締結したと発表しました。プロペラ・ヘルスは、慢性閉塞性肺疾患(COPD)およびぜんそくの患者に接続型ヘルスソリューションを提供するデジタル医療企業です。

本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。: https://www.businesswire.com/news/home/20181205005374/ja/

ファスト・カンパニー誌から「2017年の最も革新的な企業」に選出されているプロペラは、患者と医師がCOPDおよびぜんそくの管理を向上させる上で貢献しています。プロペラのデジタル医療技術プラットフォームは消費者の吸入器の簡単に取り付けられる小型センサーで構成されており、それらのセンサーはモバイルアプリと連携して医薬品の使用状況を自動的に追跡し、個人向けのフィードバックと詳細情報を提供します。臨床的に検証済みのプロペラ製ソリューションは、服薬順守を58パーセント改善、無症状日数を48パーセント増加、救急受診回数を53パーセント削減できることが証明されています。

重症度がステージ2/3のCOPD患者を支援するプロペラの能力は、Astral、Stellar、iVAPS搭載のAirCurve 10 ST-A、さらにレスメドの新しい携帯型酸素濃縮器Mobiを含め、ステージ3/4のCOPD患者用としてレスメドが保有するクラウド接続型人工呼吸器群を補完するものです。

レスメドのミック・ファレル最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「プロペラの買収はレスメドにとって、COPD用デジタルヘルスの分野でグローバルリーダーとなるための重要な前身です。プロペラの既存提携先と協力して呼吸器ケア医薬品向けデジタルソリューションを提供するとともに、大規模にデジタルソリューションをサポートする実証済みの当社能力を発展させることで、世界中でこの衰弱性慢性疾患を患い、その数が一層増えて3億8000万人にも上る方々の生活に好影響を与えることができます。」

レスメド呼吸ケア事業部プレジデントのリッチー・マクヘールは、次のように述べています。「吸入器ユーザーによる服薬順守の向上を手伝い、入院を防ぐことはレスメドの使命に完全にかなうものです。その使命とは、病院外における一連のケアにおいて、患者の生活の質を高め、慢性疾患の影響を低減し、医療費を節約することです。」

プロペラの共同設立者でCEOのデビッド・ヴァン・シックルは、次のように述べています。「レスメドは、接続型ヘルスソリューションが慢性呼吸器疾患の患者にはるかに優れた経験と治療成績をもたらすという考え方を当社と共有しています。両社が力を合わせることで、プロペラ製ソリューションの世界規模での採用を加速し、製薬/ヘルスケア分野の幅広い提携先にとっての強力なプラットフォームとして貢献することが可能となります。」

プロペラは個人出資による企業で、ウィスコンシン州マディソンに拠点を置き、サンフランシスコに事業所を構えています。今後はレスメドの呼吸器ケアポートフォリオ内の独立企業として事業を継続します。経営陣、所在地、ビジネスプロセスに関して直ちに変更する予定はありません。ヴァン・シックルは現在の役職にとどまり、マクヘールの直属となります。

取引の条件

契約の条件に従い、レスメドはプロペラを2億2500万ドルで買収し、その資金をレスメドは主としてクレジットファシリティー融資により調達します。本取引は完了後、2019会計年度中にレスメドの四半期非GAAPベースの1株当たり利益に対し、0.01~0.02ドルの範囲で希薄化効果を持つと予想されます。

レスメドとプロペラは本取引の完了時期について、規制当局の承認を含む慣習的な完了条件を前提に、レスメドの2019会計年度第3四半期末(2019年3月30日)までを予定しています。

DLAパイパーがレスメドの法律顧問を務めています。アレン・アンド・カンパニーがプロペラの専属財務顧問、フェンウィック・アンド・ウェストが法律顧問を務めています。

レスメドについて

世界有数のコネクテッドヘルス企業のレスメド(NYSE: RMD)(ASX: RMD)は、600万台以上のクラウド接続デバイスを日常的な遠隔患者モニタリングに供しており、一息ごとによりよい毎日を過ごせるようにしています。当社の受賞歴のあるデバイスとソフトウェアソリューションは、睡眠時無呼吸症、慢性閉塞性肺疾患、その他の呼吸器疾患の治療と管理に役立ちます。社員6000人の当社チームは、患者の生活の質を高め、慢性疾患の影響を低減し、医療費を節約すべく、懸命の努力を120カ国以上で行っています。ResMed.com

プロペラ・ヘルスについて

プロペラ・ヘルスは、目に見えて優れた医療技術の開発と商業化に専心する一流デジタル医療技術企業です。プロペラは、ネットワーク接続、分析、随伴するデジタル体験を通じ、慢性呼吸器疾患の治療効果を向上させ、患者の臨床治療成績を改善するための製品を創出します。プロペラのプラットフォームは、米国、欧州、アジアの患者、医師、医療機関が使用しています。詳細情報についてはwww.propellerhealth.comをご覧ください。

将来見通しに関する記述について

本ニュースリリースに記載されている記述のうち、歴史的事実ではない記述は、1995年民事証券訴訟改革法の意味における「将来見通し」に関する記述です。将来の売上または収益、費用、新製品の開発、新製品の発売、製品の新規市場、および買収による統合に対するレスメドの予測に関する記述を含め、これらの将来見通しに関する記述は、実際の結果が将来の見通しに関する記述において予測または示唆された内容と大きく異なる原因となり得るリスクおよび不確定要素の影響を受けます。その他のリスクと不確定要素については、米国証券取引委員会に提出されたレスメドの定期報告書に記載されています。レスメドは、将来の見通しに関する記述を更新することを約束するものではありません。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20181205005374/ja/

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