医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

ホスピタル・クオリティー・インスティテュート、カリフォルニア病院協会、患者安全運動財団が提携関係を構築して患者安全データの透明性強化を目指す

2018年03月02日 PM06:59
このエントリーをはてなブックマークに追加


 

米カリフォルニア州サクラメント

(ビジネスワイヤ) — ホスピタル・クオリティー・インスティテュート(HQI)、カリフォルニア病院協会(CHA)、患者安全運動財団(PSMF)は提携関係を構築し、カリフォルニア州の病院で医療過誤の削減と予防可能な死亡の根絶を促進することになりました。

本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。: http://www.businesswire.com/news/home/20180302005164/ja/

Julie Morath, HQI President and CEO, pictured with Joe Kiani, Founder and Chairman of the Patient Sa ...

Julie Morath, HQI President and CEO, pictured with Joe Kiani, Founder and Chairman of the Patient Safety Movement Foundation, shown at the 6th Annual World Patient Safety, Science & Technology Summit in London (Photo: Business Wire)

提携の中心に据えられるのは、病院の患者安全データを適時に各病院、医師、そして消費者にも提供する革新的な公開型デジタルダッシュボードです。一般的に最長で2年も昔のデータに頼る他の患者安全トラッキングシステムとは異なり、このデジタルダッシュボードで提供するデータは定期的に更新され、加盟病院のウェブサイトに掲載されることになります。

HQIのプレジデント兼最高経営責任者(CEO)を務めるジュリー・モラス氏は、次のように述べています。「患者と一般市民は、カリフォルニアの病院が提供する患者ケアの継続的な改善に関する重要な最新情報を利用できるようになります。」

モラス氏によれば、ケアの質の指標5種をまず、本デジタルダッシュボードで提示します。これらは、中心ライン関連血流感染(CLABSI)、手術部位感染、帝王切開分娩の割合、敗血症による死亡率、静脈血栓塞栓症です。加盟病院は、分娩後出血の予防や敗血症の早期発見と治療を目的とした診療など、患者転帰を改善することが示されていて、根拠に基づく診療法の使用を確認していきます。その後、導入状況をデジタルダッシュボードに報告します。

患者安全運動財団の創設者であるジョー・キアニは、次のように述べています。「予防可能な患者への被害を根絶するために根拠に基づく診療を実施し、結果を公開することは、病院が予防可能な死亡を根絶する方法として、私たちが知る限り最良のものです。当財団は、カリフォルニア州の病院がもはや根絶を期待するだけではなく、根絶するための計画を立ててそれを達成するために必要な思い切った措置を取っていることを称賛します。カリフォルニアの病院が、米国で最も安全な病院になると思います。」

カリフォルニア病院協会の会長兼最高経営責任者(CEO)であるカーメラ・コイル氏は、デジタルダッシュボードにより病院や医師は「昔よりも早い段階で傾向を発見することにより、患者ケアの継続的な改善を促進する」ことが可能になると述べています。

コイル氏は次のように述べています。「この重要な仕事を支援できるのは当協会にとって喜びです。この連携努力の結果、患者ケアの質は州全体で継続的に改善されます。」

HQIはCHAと3つの地域病院協会が共同で後援しています。3つの協会とは、北部・中部カリフォルニア病院協会(Hospital Council)、南カリフォルニア病院協会(HASC)、サンディエゴ・インペリアル郡病院協会(HASDIC)です。HQIはカリフォルニア州の加盟病院と協力し、患者安全とケアの質の向上という目標に向け前進しています。

毎年、米国の患者20万人以上、そして世界で300万人が予防可能な要因により死亡しています。患者安全運動財団(PSMF)は、2020年までに予防可能な死亡をゼロまで(0X2020)減らすべく、マシモ医療倫理・革新・競争財団の支援により設立されました。患者安全運動財団は、誓約を行うことでヘルスケア業界を団結させ、人々、アイデア、技術を集結させて安全に関する問題に対処することを目的として設立されました。当財団は、世界患者安全・科学・技術サミットも開催し、世界最高の良心の一部を呼び集めて示唆に富む議論や現状打破に挑戦する新しいアイデアを交わします。患者安全運動財団は、患者安全の課題に対処するための具体的で影響力が大きいソリューションである「実施可能な患者安全ソリューション」を紹介し、自社製品の購入者にデータを共有するよう医療技術企業に促し、病院にAPSSの実施を誓約するよう呼び掛けています。

HQIとCHAの詳細については、Jan Emerson-Sheaにご連絡ください(jemerson-shea@calhospital.orgまたは(916) 552-7516)。患者安全運動財団の詳細については、Tanya Lyonにご連絡ください(tanya.lyon@patientsafetymovement.orgまたは(949) 351-2858)。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

businesswire.comでソースバージョンを見る:http://www.businesswire.com/news/home/20180302005164/ja/

CONTACT

Patient Safety Movement Foundation
Tanya Lyon, (949) 351-2858
tanya.lyon@patientsafetymovement.org
または
California
Hospital Association
Jan Emerson-Shea, (916) 552-7516
jemerson-shea@calhospital.org

同じカテゴリーの記事 

  • La Jolla Institute for Immunology and RevolKa started a Research Collaboration
  • U.S. FDA Approves Subcutaneous Administration of Takeda’s ENTYVIO® (vedolizumab) for Maintenance Therapy in Moderately to Severely Active Crohn’s Disease
  • ESCMID Global 2024: Shionogi presents real-world data demonstrating efficacy of Fetcroja® / Fetroja® (cefiderocol) in critically ill patients with certain difficult-to-treat bacterial infections
  • Renesas’ New FemtoClock™ 3 Timing Solution Delivers Industry’s Lowest Power and Leading Jitter Performance of 25fs-rms
  • 成人向け予防接種プログラムは初期投資の19倍もの社会経済的価値をもたらすとの新レポートを発表