医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

ゾールのPropaq Mが米国の空軍と陸軍から可搬式バイタルサインモニターとして選定される

2018年01月09日 AM01:40
このエントリーをはてなブックマークに追加


 

米マサチューセッツ州チェルムズフォード

(ビジネスワイヤ) — 旭化成グループ企業として医療機器と関連ソフトウエアソリューションを製造するゾール・メディカル・コーポレーションは本日、米国の空軍と陸軍に可搬式バイタルサインモニターPropaq® M(プロパックM)を納入する単独供給契約を国防補給庁から獲得したと発表しました。

共同の「最適製品」として選定されたPropaq Mは高度な可搬式バイタルサインモニターで、Propaq Encore 206の機能をはるかに上回ります。Propaq Encore 206は実証済みで信頼できるバイタルサインモニターとして、過去25年間にわたり米軍に貢献してきました。

Propaq Mは最も厳しい環境で苛酷な軍事活動に対応できるよう特別設計されました。Propaq Mは人命救助任務にとって決定的に重要な即応能力のための一体型の除細動器・ペースメーカーを搭載可能です。Propaq MDとして知られる本構成は、別々のモニターと除細動器を運ぶ必要性をなくし、運用効率を高めます。他社と競合した評価の過程において、軍事分野の専門家は12誘導ECGレポートと関連患者データをバイタルサインモニターから直接印刷できることの重要性を重視しました。Propaq Mは内蔵プリンター付きで提供できる唯一の耐空性バイタルサインモニターであり、米軍は別個の単体プリンターを運ぶ必要性をなくすことでサイズ、重量、容積を低減できます。

ゾールの国際蘇生用機器部門のプレジデントを務めるA・アーネスト・ウィットンは、次のように述べています。「私たちはゾールのPropaqプラットフォームが一貫して重用されていることを非常にうれしく思います。ゾールのモニタリング技術やモニタリング/除細動技術は今日の米軍において広く導入されているところですが、今回の契約獲得はこれらの技術に米国防省が信頼を寄せていることを示しています。」

ゾールの耐空製品はPropaq M以外にも米軍によって標準的な救急搬送用医療機器として幾つか選定されていますが、Propaq Mが新たに加わります。これにより、メデバックから世界規模の戦略的な救急空輸任務まで、米国の海軍、空軍、海兵隊、陸軍のあらゆる任務における相互運用性を実現するという、国防保健局の目標をさらに支えることになります。

Propaq Mは、トータルヘモグロビン濃度(SpHb®)、脈波変動指標(PVI®)を含む高度なMasimo® rainbow® SET®技術一式に加え、非侵襲的な血圧測定チャンネル3本を備えた高度な生理学的モニタリング機能を装備しています。Propaq Mは安定したデータ通信/遠隔チェック機能を提供します。この遠隔チェック機能は現在、USNS ComfortとUSNS Mercyに導入されていますが、カリブ海、中米、アジア太平洋地域での最近の人道支援任務において、貢献しました。

Propaq M以外に、米軍によって標準的な救急搬送用医療機器として選定されているゾールの耐空製品は、下記の通りです。

  • Propaq MDモニター/除細動器:完全なMasimo® Rainbow® SET技術およびデータ転送機能を含む高度なモニタリング機能を提供する超軽量の耐空モニター/除細動器。
  • EMV+® 731シリーズ人工呼吸器:米軍向けに特別設計した搬送用可搬式人工呼吸器。
  • 330吸引装置:次世代の「スマート」な耐空吸引装置。
  • SMEED™救急プラットフォーム:ゾール製のモニター、モニター付き除細動器、人工呼吸器、吸引装置を標準的なNATO規格担架に固定するように設計したプラットフォーム。

ゾール・メディカル・コーポレーションについて
旭化成グループ企業のゾール・メディカル・コーポレーションは、臨床効率と運用効率を向上させながら、救急救命の前進と人命救助に貢献する医療機器とソフトウエアソリューションを開発・市販しています。除細動とモニタリング、心拍再開とCPRフィードバック、データ管理、体温管理療法、人工呼吸のための製品を持つゾールは、医師、EMS専門家、消防専門家、蘇生や救急救命処置を必要とする非専門家救助者に役立つ包括的な技術を提供しています。詳細情報についてはwww.zoll.comをご覧ください。

旭化成について
旭化成グループは、事業持株会社である旭化成株式会社が率いる多角的企業グループで、マテリアル・住宅・ヘルスケアの領域で事業を展開しています。ヘルスケア事業では、救急救命処置、透析、アフェレーシス療法、輸血に加え、バイオ医薬品・医薬品・診断用試薬の製造のための装置とシステムを手掛けています。世界で3万人以上の従業員を要する旭化成グループは、100カ国以上のお客さまにサービスを提供しています。詳細情報についてはwww.asahi-kasei.co.jp/asahi/en/をご覧ください。

©2018 ZOLL Medical Corporation. All rights reserved. EMV+、SMEED、ZOLLは米国および/またはその他の国々におけるゾール・メディカル・コーポレーションの商標ないし登録商標です。Asahi Kaseiは旭化成株式会社の登録商標です。Propaqはウェルチ・アレンの登録商標です。Masimo、PVI、rainbow、SET、SpHbはマシモ・コーポレーションの登録商標です。その他の商標はすべて各所有者の財産です。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

businesswire.comでソースバージョンを見る:http://www.businesswire.com/news/home/20180108006469/ja/

CONTACT

ZOLL Medical Corporation
Diane Egan, +1-978-421-9637
degan@zoll.com

同じカテゴリーの記事 

  • La Jolla Institute for Immunology and RevolKa started a Research Collaboration
  • U.S. FDA Approves Subcutaneous Administration of Takeda’s ENTYVIO® (vedolizumab) for Maintenance Therapy in Moderately to Severely Active Crohn’s Disease
  • ESCMID Global 2024: Shionogi presents real-world data demonstrating efficacy of Fetcroja® / Fetroja® (cefiderocol) in critically ill patients with certain difficult-to-treat bacterial infections
  • Renesas’ New FemtoClock™ 3 Timing Solution Delivers Industry’s Lowest Power and Leading Jitter Performance of 25fs-rms
  • 成人向け予防接種プログラムは初期投資の19倍もの社会経済的価値をもたらすとの新レポートを発表