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エボテックとエクセンシアがbispecific低分子腫瘍免疫薬の創薬での提携を発表

2016年04月26日 PM02:30
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独ハンブルク & スコットランド・ダンディー

(BUSINESS WIRE)– (ビジネスワイヤ) — エボテック(Frankfurt Stock Exchange: EVT、TecDAX、ISIN: DE0005664809)とエクセンシア(英ダンディー)は本日、画期的新薬としてのbispecific(二重特異性)低分子腫瘍免疫薬の創薬・開発を目的に提携したと発表しました。エクセンシアはその独自のアルゴリズム設計プラットフォームを担当し、エボテックは主としてトゥールーズ施設で医薬化学、in vitro/in vivo薬理学に加え、開発の機能と専門力で寄与します。

このSmart News Release(スマート・ニュース・リリース)にはマルチメディアのコンテンツが含まれています。リリース全文はこちらから: http://www.businesswire.com/news/home/20160425006597/ja/

bispecific低分子の応用は、従来のシングルターゲット薬の効能をはるかに上回るように向上させるための戦略として期待に満ちたものです。まず、腫瘍免疫療法で重要な役割を果たしていることの認識が高まっているがん関連アデノシン標的に着目します。アデノシン関連の機構と関連標的の組み合わせは、低分子の単剤で効能を向上させ、より多くの患者集団を治療する上で、大きな有望性を持っています。

エボテックの最高科学責任者(CSO)を務めるDr Cord Dohrmannは、次のように述べています。「多剤併用は疾患の管理効率を高めるための戦略として広く行われています。エクセンシアは単分子でマルチターゲットに作用できるbispecific低分子を意図した通りに設計するための傑出したプラットフォームを構築しました。両社が力を合わせることで、新世代の低分子腫瘍免疫薬の創薬・開発で好位置につけることができます。」

エクセンシアのアンドリュー・ホプキンス最高経営責任者(CEO)は、提携関係について次のようにコメントしています。「今回の提携は革新的な腫瘍免疫薬ポートフォリオを開発する上で理想的な形です。私たちはこれらポートフォリオにおいて、複雑な生物機構に内在する課題に対処するための有効な医薬品候補の実現を狙いどころとしています。エボテックはプロジェクト達成でこの上なく優れた実績があり、また創薬の効率向上に関する実績も当社のそれと調和します。」

本提携は共同所有・リスク共有型の提携であり、詳細な財務情報は開示しておりません。

エクセンシアについて

エクセンシアは株式非公開企業として、薬効の改善が必要とされている広範なヒト疾患向けの新規医薬品を開発しています。エクセンシアは、複雑なターゲットプロダクトプロファイル(TPP)に合わせて分子を自動設計するための系統的なアルゴリズム創薬プラットフォームを開発した最初の会社です。エクセンシアは、アルゴリズムを駆使した当社の設計原理を複雑なbispecific(二重特異性)/フェノタイプ(表現型)プロダクトプロファイルの新規化合物の開発に適用することに成功しました。この戦略を採用することで、創薬の効率と効果が高まります。エクセンシアは自動化医薬品設計の業界パイオニアとして、効果的な治療薬を臨床の場に届けることで、弊社の提携先に格別の価値を届けたいと考えています。詳細情報についてはwww.exscientia.co.ukをご覧ください。

エボテックについて

エボテックは創薬アライアンス/開発提携企業として、一流の製薬/バイオテクノロジー企業、学界、患者擁護団体、ベンチャーキャピタリストと提携して、革新的な製品手法を迅速に前進させることに傾注しています。当社は最高のクオリティーのスタンドアロン/総合型創薬ソリューションを世界規模で提供しており、標的から臨床に至るまでの全活動を網羅して、創薬における革新と効率を求める業界のニーズに対応しています(EVTエクセキュート事業)。当社は、神経疾患・疼痛・代謝疾患・腫瘍・炎症・感染症を含む重要な治療領域で、トップクラスの科学専門家を編成し、最先端技術と相当の経験および専門力を兼ね備えることで、独自の地位を確立しています。エボテックはこうした基礎に立って、臨床・前臨床・創薬の段階で提携製品70種以上という、幅と深みのあるパイプラインを築いています(EVTイノベート事業)。エボテックは提携企業と幾つもの長期創薬アライアンスを確立しており、提携先にはバイエル、CHDI、UCBが含まれます。また開発提携を、例えばヤンセン・ファーマシューティカルズとアルツハイマー病の分野で、メドイミューンおよびサノフィと糖尿病の分野で、ファイザーと臓器線維症の分野で、セカンドゲノムと炎症疾患の分野で組んでいます。詳細情報についてはwww.evotec.comをご覧ください。

将来見通しに関する記述―本プレスリリースにおける情報は将来見通しに関する記述を含んでおり、これらの記述には数多くのリスクと不確実性が伴います。本プレスリリースにおける将来見通しに関する記述は、リリースの日付時点におけるエボテックの判断を反映したものです。こうした将来見通しに関する記述は約束や保証となるものではなく、多様なリスクと不確実性に左右されます。これらのリスクと不確実性の多くは当社の制御が及ばないものであり、実際の結果がこれらの将来見通しに関する記述で期待される内容とは大幅に異なる場合の原因となり得ます。当社は当社による推測の変化、そうした記述の前提となる出来事・条件・状況の変化を反映させる目的でそうした記述を更新ないし改訂して公式に発表する義務ないし保証を否認します。

businesswire.comのソースバージョン: http://www.businesswire.com/news/home/20160421006135/en/

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

businesswire.comでソースバージョンを見る:http://www.businesswire.com/news/home/20160425006597/ja/

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