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ジョー・キアニが来るハイデルベルク患者安全学際シンポジウムで基調講演を実施

2015年09月21日 PM03:14
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独ハイデルベルク

(ビジネスワイヤ) — ハイデルベルク大学病院は本日、患者安全運動財団創設者のジョー・キアニが、初開催となる年次ハイデルベルク患者安全学際シンポジウムで基調講演を行うと発表しました。本シンポは2015年9月25~26日にドイツのハイデルベルクにあるプリント・メディア・アカデミーで開催されます。

シンポジウムの共同発起人であるChristopher Neuhausは、次のように述べています。「今年のハイデルベルク患者安全学際シンポジウムに世界的な患者安全運動の創始者を迎えることができ、光栄に思います。私たちがこのシンポジウムを創始したのは、これまでに参加した患者安全に関する会議の多くが、容易に実践できるソリューションよりも、政治的ないし理論的な内容の議論に集中しているように見えたからです。私たちの目標は、単にドイツで患者安全の問題に対する意識を向上させるだけではなく、シンポジウムに出席する医師に対し、各自が所属する組織で患者安全を迅速に向上させるために必要なツールで力を高めてもらうことです。」

世界保健機関によれば、欧州で毎年、推定75万件の医療事故が発生しています。ドイツでは予防可能な患者の死亡が毎年1万9000件以上発生していることをデータが示しています。今年のシンポジウムの焦点は周術期です。各セッションでは手術の3つの相、術前期・術中期・術後期のすべてにおけるベストプラクティスについて検討します。発表者は理論上の人的要因の枠組みを出席者に提示することから始め、この背景的・科学的研究と、実際に患者にケアを提供しながら日常的に現場で使用できるツールとの間のギャップを埋めます。世界患者安全・科学・技術サミットから発想を得て、このシンポジウムの最後には出席者に対し、患者安全を改善するための変革をどのように実践する計画かを確認するため、シンポ終了後の意向について書いてもらいます。

患者安全運動財団創設者のジョー・キアニは、次のように述べています。「予防可能な患者の死亡という形で、世界で毎年300万人の命が奪われています。これはあらゆる国のすべての人々に影響する問題です。ハイデルベルク大学病院は欧州屈指の医療センターです。私たちは同院の有能なチームと協働し、欧州の医師が医療事故を根絶できるよう、医師らの力を高めていく取り組みに大きな意義を感じています。」

今年のシンポジウムの発表者にはエアランゲン大学病院のDr. Georg Breuer、ハノーバー医科大学のDr. Maria Ines Cartes、アウクスブルク大学教授のDr. Ulrich M. Gassner、ボン大学患者安全研究所教授のDr. Tanja Manser、オルデンブルク大学教授のDr. Rainer Rohrig、ハイデルベルク大学病院教授のDr. Markus Weigandが含まれます。

ハイデルベルク大学病院・医学部:国際的に認知された患者ケア、研究、教育

ハイデルベルク大学病院は、ドイツにおいて規模・権威とも有数の医療センターです。ハイデルベルク大学医学部は、国際的に非常に有名な欧州の生物医学研究機関の一角を占めます。同院と同学部は、新しい治療法を開発し、それらを患者へ迅速に提供するといる共通の目標を持っています。約1万2000人のスタッフを擁するため、訓練と資格は重要な問題です。ベッド1900床を擁する50以上の診療科で、毎年約6万6000人の患者が完全または部分的な入院で、100万人以上の患者が外来で治療を受けています。現在、約3500人の医師の卵がハイデルベルクで学んでいます。改定カリキュラムのHeidelberg Curriculum Medicinale(HeiCuMed)は、ドイツ最高位の医学履修プログラムの1つです。

詳細情報についてはwww.klinikum.uni-heidelberg.deをご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

businesswire.comでソースバージョンを見る:http://www.businesswire.com/news/home/20150920005077/ja/

CONTACT

Heidelberg Interdisciplinary Patient Safety Symposium
Christopher
Neuhaus
+49 (0)6221 56-0
Christopher.neuhaus@med.uni-heidelberg.de
or
The
Patient Safety Movement Foundation
Irene Paigah
858-859-7001
irene@paigah.com

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