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パナソニックの自律搬送ロボット「HOSPI®」がシンガポールのチャンギ総合病院で稼働

2015年07月23日 PM08:32
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シンガポール

(ビジネスワイヤ) — パナソニック アジアパシフィック株式会社の社内分社であるパナソニック システムソリューションズ アジアパシフィック社(以下、PSSAP)とチャンギ総合病院*以下、CGH)は、同病院の新棟の拡張を受けパナソニックが開発した自律搬送ロボット「HOSPI」の導入範囲を拡大し、医療水準や効率の向上に貢献します。

このSmart News Release(スマート・ニュース・リリース)にはマルチメディアのコンテンツが含まれています。リリース全文はこちらから: http://www.businesswire.com/news/home/20150723005634/ja/

自律搬送ロボット、HOSPIは20キロまでの医薬品や各種検体、書類を自動搬送します。 (写真:ビジネスワイヤ)

自律搬送ロボット、HOSPIは20キロまでの医薬品や各種検体、書類を自動搬送します。 (写真:ビジネスワイヤ)

*チャンギ総合病院は、1,000床超の各種の受賞実績を誇る公立病院で、シンガポール東部のコミュニティーおよそ140万人の医療の受け皿となっています。先進医療の中心地として、統合睡眠サービス、チャンギ乳がんセンター、肝胆道手術センター、血管手術、消化器病学、内分泌学、チャンギ・スポーツ医療センターなどを完備しています。2005年以来、JCI(Joint Commission International)の認定医療機関となっています

CGHがあるシンガポールは  「スマート国家」を目指すことを政府の方針としています。その中で両者は2015年2月より「HOSPI」の本格導入に向け共同で実証実験を行って参りました。

本日CGHは新棟を開設します。このため入院患者が増加し、さらに誤配のリスクを未然に防ぐことが必要な医療品や検体、カルテ等の搬送を確実に行う事を目的に同ロボットの可動範囲を拡大します。また「HOSPI」は自動搬送であるため、24時間稼働が可能で、人員の不足や、人の手を必要とする医療活動により多くの人員を振り分けることができます。

「HOSPI」は以下の特長があります。

  1. セキュリティ機能:
    確実な搬送を実現するために、搬送物の取り出しはIDカードの照合を通じて行います。このため搬送物に対する「いたずら」や盗難、損傷等を防ぐセキュリティ機能を備えています。
  2. 自動エレベータ乗降機能:
    「HOSPI」は無線LANを備えており、エレベータの到着信号を受信して自動乗降すると共にCGHの複数の棟に分散している各施設の間を自動走行し、医薬品や検体を届けます。
  3. 自律走行機能:
    センサーを備え、院内マップデータがプログラムされている「HOSPI」は、車いすの患者などを含む様々な障害物を自動で避けて走行します。また病院内の新しいルートの追加プログラムも可能で、将来的な変更にも柔軟に対応します。自律搬送ロボット「HOSPI」はコントロールセンターとの通信・情報の伝達により、院内のどこにいても、常時その位置の把握と記録が可能です。

今回の同ロボットの導入は、日本国外ではCGHが初の施設**になります。
**日本国内では、松下記念病院他2医療機関で稼働しています。

PSSAPのアシスタントゼネラルマネジャーであるルビーナ・ガン氏は次のように語っています。

「シンガポールは、ソリューションの実証や共同開発を目指す企業から“生きた研究室”と呼ばれています。  パナソニックとしてチャンギ総合病院と共同で「HOSPI」の導入を進めていくことを嬉しく思っています。  今まで段階的に導入してきた“HOSPI”が、今後可動範囲が拡大していくことにより、医療従事者は時間をより患者さんのケアや処置に振り向ける事が可能になります。  医療アシストおよびロボット技術センター(CHART)の開設により、技術とソリューションが医療の分野で将来的に重要な役割を果たす事を実証していきたいと思います。」

CGHのアシスタントCEOであるセリーナ・シャー氏は次のように述べました。

「スタッフが高齢化する中、施設の規模が拡大し、移動距離が伸びつつある課題に対して“HOSPI”はシンプルで現実的な形で、院内の人手と時間の節約に貢献します。こうした自律ロボット技術の採用で、人的リソースの最適化と生産性の改善が可能になりました。」

またパナソニックはCGHにおいて、ベッドが車いすとして分離する安全で便利な離床アシストベッド「リショーネ」の実証実験も行っています。1台2役のベッドは、車いすへの移乗をスムーズに行うだけでなく、車いすの保管スペースも不要にします。この「リショーネ」の実証実験は半年間を予定しています。

パナソニックは引き続き医療分野のロボット技術の確立を図ると共に、将来的に他病院への「HOSPI」の導入を目指してまいります。

【HOSPI®の主な仕様】
■品番:AP-3020A003
■外形寸法:630(W) × 725(D) × 1386(H) mm
■重量:約170kg (電池重量含む)
■連続運転時間:約9時間(鉛蓄電池、充電時間:フル充電まで約4.5時間)
■搬送能力:
・最大20kg
・搬送物格納体積:350mm(W)×440mm(D)×390mm(H) (薬剤トレー6段相当、カスタマイズ可能)
■移動速度:1.0 m/sまでで、速度を選択
■開発・製造:パナソニック  プロダクションエンジニアリング株式会社

パナソニック アジアパシフィック(株)について

パナソニック アジアパシフィック(株)は、東南アジア·オセアニア(APAC)地域27カ国において、全分野にわたるパナソニック製品とソリューションを提供しています。また、オーストラリア、カンボジア、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの10カ国に事業拠点があります。
シンガポールに拠点を置き、パナソニックのアジア・大洋州地域統括会社である同社は、BtoC事業の成長を維持しながら、BtoB事業ポートフォリオを拡充し、「A Better Life, A Better World」の実現を目指します。アジア・大洋州地域には、住宅、農業、エネルギーソリューション、家電製品、部品·デバイス分野におけるパナソニックのグローバルな生産活動をサポートする約40の生産拠点があります。

パナソニック システムソリューションズ アジアパシフィック社について

シンガポールに拠点を置く、パナソニック システムソリューションズ アジアパシフィック社は、パナソニック株式会社の連結子会社であるパナソニック アジアパシフィック社のBtoBソリューション部門です。政府や民間企業向けに、統合ビジネスコミュニケーション、モバイルコンピューティング、データストレージ、セキュリティ監視、小売店向けのPOSシステム、ビジュアルコミュニケーション(プロジェクター、業務用ディスプレイ、デジタルサイネージ)、映像ネットワークソリューション(放送機器・業務用ビデオ機器)などあらゆる規模のBtoBソリューションを提供しています。

<関連情報>
・パナソニックが「病院内自律搬送ロボット HOSPI(R)」の販売を開始~病院経営の合理化と医療サービスの向上に貢献
http://news.panasonic.com/jp/topics/2013/38219.html
・動画  自律搬送ロボット HOSPI
http://channel.panasonic.com/jp/contents/11909/
https://www.youtube.com/watch?t=97&v=64-28S_dIgQ
・パナソニック アジアパシフィック(英語)
http://www.panasonic.com/sg/home/
・パナソニック プロダクションエンジニアリング株式会社
http://www.panasonic.com/jp/company/ppe.html
・パナソニック 「HOSPI」
http://www.panasonic.com/jp/company/ppe/hospi.html
・パナソニック 「リショーネ」
http://www.panasonic.com/jp/company/ppe/resyone.html

関連URL:http://www.panasonic.com/jp/company/ppe.html

businesswire.comでソースバージョンを見る:http://www.businesswire.com/news/home/20150723005634/ja/

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