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ウォーターズ、UPLC および UPLC-MS 分析の新しいワークフローにより糖鎖解析を大きく変革

2015年01月30日 AM10:00
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米ワシントン DC

(ビジネスワイヤ) — ウォーターズコーポレーション (NYSE:WAT) は本日、糖タンパク質の特性解析に関する革新的なテクノロジーを発表しました。WCBP 2015 で発表されたこのテクノロジーは、新規 GlycoWorks™ RapiFluor-MS N-Glycan キット、Waters® ACQUITY UPLC®、ACQUITY® UPLC 蛍光 (FLR) 検出器および ACQUITY QDa® 検出器を包括しています。この新しいテクノロジーにより、高速化、高感度化および操作の簡素化を実現しながら、遊離N型糖鎖を解析し、従来得られなかった構造情報を得ることができるようになります。

この一連の新しいテクノロジーにより、糖鎖切り出しと標識が高速化され、これまで 1日かかっていたサンプル調製時間を 1時間未満にまで短縮したワークフローが実現、また、従来の方法より100 ~ 1,000倍も高感度で特性解析と開発のためのMS検出も可能です。さらに、簡素で頑健なプロトコールによって、質量検出の専門家の手を借りずにラボでのルーチン使用も可能となります。

「本日は糖鎖解析に関する画期的なアプローチを発表致します。このアプローチにより、遊離 N 型糖鎖をこれまでにないレベルでモニターし特性解析することができるようになります。新しいワークフローでは、これまで専門的で複雑であった操作を研究者が容易に行えるように変革します。」と、Waters Division、Consumable Business Unit の Vice President である Mike Yelle 氏は述べています。

バイオ医薬品として使用されるタンパク質の多くは糖タンパク質であり、こうしたタンパク質糖鎖の不均一性は薬効、安定性および治療における安全性プロファイルに影響を与えるきわめて重要な品質特性を持っています。規制当局への新薬承認申請には、結合する糖鎖に関する詳細な構造情報を記載する必要があり、その糖タンパク質を一貫した糖鎖プロファイルで製造できることを証明する必要があります。

糖タンパク質のプロセス開発、モニタリングおよびバッチリリースを支援

バイオ医薬品のプロセス開発、プロセスモニタリングあるいはバッチリリースを行う研究者たちにとって、最新のRapiFluor-MS 標識テクノロジーと Waters ACQUITY UPLC H-Class システムおよび QDa 検出器を組み合わせて活用することで、遊離 N 型糖鎖のプロファイルモニタリングの新時代が到来します。この試薬とプロトコールには速度および感度の面で優位性があるため、簡素でルーチンのMS分析が可能です。ACQUITY QDa 検出器から得たMSデータによって糖鎖の同定を確認することで、従来入手できなかった情報を得ることができます。また、質量分析の専門家や高分解能の LC-MS 装置に依存することなく、研究者は糖鎖プロファイルのメソッド開発、移管およびデータ取得中に頻繁に生じる問題を解決することができるようになります。
バイオ医薬品の開発組織では、このワークフローを用いて問題をより容易に診断し、意思決定を加速し、上市を早めることができます。

蛍光検出を行う場合は、新キットと ACQUITY UPLC および ACQUITY UPLC FLR 検出器を用いることで蛍光感度を高め、サンプル調製時間を 1日から 1時間以下に短縮することができます。

糖鎖の特性解析を支援

糖鎖の特性解析を行うためには、糖タンパク質に結合した糖鎖すべてを、たとえ微量であっても同定し、その分子構造を検証する必要があります。これを効率的に実施するには、その課題に適した UPLC-MS-MS 装置を使用することが必要です。

2013 年に導入された Waters UNIFI バイオ医薬品プラットホームソリューションの一部である Waters UNIFI® 糖鎖アプリケーションソリューションは、バイオ医薬品の開発研究施設ならびに規制の厳しい後期開発および品質管理組織で糖鎖の特性解析やモニタリングを行うために用いられる高分解能の UPLC/QTof-MS システムから構成されます。

RapiFluor-MS 標識によって可能となった極めて高い感度により、研究者は光学検出とMS検出の両方でより大きなシグナルを得ることができます。これにより、微量の糖鎖においても正確な質量確認が可能となり、またMS/MSフラグメンテーションのレスポンスを向上し、確実な糖鎖同定を行うことができます。

さらに、RapiFluor-MS デキストランキャリブレーションラダーおよび、IgGから遊離した糖鎖を標識した Glycan Performance Test スタンダードが上市されるため、分析システムの性能評価と、グルコースユニット (GU) をベースにした遊離糖鎖解析を実施することができます。ウォーターズは、The National Institute for Bioprocessing Research and Training (NIBRT) の Pauline Rudd 教授によって開発されたアプローチである、デキストランラダーを用いた糖鎖の保持時間のGU 値による標準化の方法を企業として初めて商品化しました。GU 値に基づいたアプローチは糖鎖解析をより頑健なものとし、分析システム間とラボ間における UPLC-MS 分析データの移管が容易になります。GU および GU+ の糖鎖の正確な質量同定を容易にするために、新たな GU 糖鎖データベースが Rudd 教授および彼女のチームとウォーターズの共同で NIBRT において開発中であり、本年の WCBP 会議で行なわれるウォーターズと共同のポスター発表の主題になる予定です。

詳細情報

GlycoWorks RapiFluor-MS N-Glycan キットの詳細については、www.waters.com/glycans をご覧ください。

ウォーターズコーポレーションについて (www.waters.com)

ウォーターズコーポレーション(NYSE:WAT)は、50年間、未来につながる実用性の高い科学的新技術を提供することによって、研究開発に携わる企業や専門機関の事業の成功に寄与し、世界中の電気・電子・化学材料、ヘルスケア、環境問題の改善、食の安全、水質管理の分野発展に貢献しています。

ウォーターズは、分離分析科学、ラボ情報管理、質量分析、および熱分析製品のパイオニアとして、お客様の確かな事業の成功のために、革新的な技術とラボ向けソリューションを提供いたします。

2014年には19.9億ドルの売上を達成したウォーターズは、世界中のお客様の科学的探究と成功を支援しています。

Waters、RapiFluor-MS、ACQUITY、ACQUITY UPLC、UNIFI、QDa および UPLC は ウォーターズコーポレーションの商標です。

CONTACT

この記事に関するお問い合わせ先
日本ウォーターズ株式会社
担当:福田 真樹、長谷川 千寿子
TEL
:03-3471-7982
FAX :03-3471-7215

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