医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

テラヴェクティスがBpifranceより190万ユーロの資金を調達

2015年01月29日 PM05:08
このエントリーをはてなブックマークに追加


 

パリ

(ビジネスワイヤ) — 世界の主要な感染性疾患とがんに対する新世代の治療用ワクチンと免疫療法の開発を専門とするフランスのバイオテクノロジー企業テラヴェクティスは、Bpifranceより、イノベーション発展支援プログラム(ADI)の一環として、返済可能な前払い金の形で、190万ユーロの助成金を交付されたと発表しました。

Bpifranceは、この支援において、レンチウイルスベクター生産プロセスの最適化と規模拡大、HTLV-1ウイルス誘発性成人T細胞白血病/リンパ腫に対する治療用ワクチンの承認申請に向けた前臨床研究実施のための資金提供に貢献します。

テラヴェクティスのRenaud VAILLANT最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「Bpifranceからの信頼を改めて得るという恩恵に浴すことができたのは、当社にとって喜びです。テラヴェクティスはこの支援により、レンチウイルスベクターの生産とそのプロセスに加え、臨床試験に使用する治療用T細胞の最適化を加速することが可能になります。当社の専門力と製造能力の貴重な組み合わせにより、レンチウイルスベクターの領域における定評あるリーダー企業としてのテラヴェクティスの地位は、さらに強化されていくはずです。」

当社のPascale PIEL最高財務責任者(CFO)は、Bpifranceとテラヴェクティスとの間の協力の質に関して、次のように述べています。「この190万ユーロの助成金は、当社の生産活動を支援することになり、オンコロジーにおける当社初のワクチン候補と関連するとともに、特に日本にとって関心事である適応症を対象とする前臨床および第I/II相の試験を成功裏に実施する上で、当社の立場をより有利なものにします。」

Bpifranceのパリ大都市圏担当副理事であるSophie MAGNÉ氏は、次のように強調しています。「Bpifranceは、欧州で他に匹敵するものがない公的機関です。当機関の使命は、国家の優先事項の実現、すなわちフランスがイノベーションおよび起業家にふさわしい場所となるように貢献することです。バイオテクノロジーは、デジタルテクノロジーおよびクリーンテクノロジーとともに、当機関の優先事項トップ3の1つとなっています。当機関は、最有望の革新的バイオテクノロジー企業の一角を占め、独自の新規ワクチン接種法を採用するテラヴェクティスについて、その発展に関与できることを誇りに思います。」

Bpifranceとテラヴェクティスの協力関係
Bpifranceとテラヴェクティスとの間で長年を経て確立した信頼関係により、この公的投資銀行はテラヴェクティスの成長とイノベーション能力に応えて、テラヴェクティスのCEOであるRenaud VAILLANTを、Bpifranceの「エクセレンス・ネットワーク」に迎え入れました。

テラヴェクティスについて
テラヴェクティスは完全統合型の創薬・臨床開発バイオテクノロジーを手掛ける非上場企業で、パスツール研究所を前身としています。

テラヴェクティスは15年以上にわたってレンチウイルスベクター分野の基礎研究に投資しており、パスツール研究所の知的財産権について世界規模での独占権を確保しています。テラヴェクティスは、保有するレンチウイルスベクター技術プラットフォームを基盤に、当社専有の差別化したCAR T細胞技術プラットフォームを含め、がんおよび感染性疾患と闘うための治療用ワクチンおよび免疫療法の開発に当たっています。テラヴェクティスは著名な投資家や、世界的なバイオ製薬企業の元経営幹部らの強い支持を得て、研究開発活動とGMP順守の社内生産設備で急速な進歩を続けています。
テラヴェクティスは単独または提携先との協働にて、臨床開発プログラムを加速し、2015年にオンコロジー分野でさらに2件の第I/II相臨床試験を開始する計画です。

BpiFranceについて
2012年12月31日の法律に基づいて設立されたBpifrance(公的投資銀行)は、OSEO、FSI、CDC Entreprises、FSI Régionsの合併によって生まれました。Bpifranceの2株主はフランス国家フランス預金供託公庫です。Bpifranceの目的は、融資、保証、出資を通じて企業(フランス経済にとって戦略的に重要な中小企業、大企業)を、立ち上げから株式公開まで支援することです。またBpifranceはイノベーション、輸出、外部成長に対する強力な支援も行っています。42の地域事務所を擁し、各地域で起業家の財務/投資ニーズすべてを満たすワンストップショップとなっています。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

CONTACT

Theravectys SA
Audrey Bonafos, +33-1-43-90-19-20
press@theravectys.com

同じカテゴリーの記事 

  • La Jolla Institute for Immunology and RevolKa started a Research Collaboration
  • U.S. FDA Approves Subcutaneous Administration of Takeda’s ENTYVIO® (vedolizumab) for Maintenance Therapy in Moderately to Severely Active Crohn’s Disease
  • ESCMID Global 2024: Shionogi presents real-world data demonstrating efficacy of Fetcroja® / Fetroja® (cefiderocol) in critically ill patients with certain difficult-to-treat bacterial infections
  • Renesas’ New FemtoClock™ 3 Timing Solution Delivers Industry’s Lowest Power and Leading Jitter Performance of 25fs-rms
  • 成人向け予防接種プログラムは初期投資の19倍もの社会経済的価値をもたらすとの新レポートを発表