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セル・セラピー・カタパルトがセルバンクへ向けてノーベル賞受賞の知的財産権のライセンスを受ける

2015年01月20日 PM09:46
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ロンドン & 京都

(ビジネスワイヤ) — 英国の細胞療法産業の発展に傾注して同国の健康と富の増進を図るセル・セラピー・カタパルトは、iPSアカデミアジャパンと特許ライセンス契約を締結しました。この契約はGMPレベルの人工多能性幹細胞(iPS細胞)バンクを英国に設立する上で、非常に重要な前進となります。

セル・セラピー・カタパルトは本契約の下、iPS細胞株をサブライセンス・作成・商業化して、初期段階の研究と臨床試験に供することができます。iPS細胞は新規療法を生み出し、臨床試験で初の製品となることから、重要性を増しており、セルバンクは英国の細胞療法産業にとって戦略的な重要性を持っています。

iPSアカデミアジャパンとの契約は世界規模に及び、非独占的なものとなっており、セル・セラピー・カタパルトは本契約の条項に従って、iPS細胞株を研究・臨床用途(自組織によるものを含む)で作成・販売・配布することができます。この細胞株を使用して臨床研究を実施したり、商業化したりするいかなる組織も、追加のサブライセンスが必要ですが、非営利組織・慈善団体・大学は活動が非営利目的である限り、料金を支払う必要がありません。このセルバンク設立は2013年に発表され、200万ポンドの初期投資を行っています。

セル・セラピー・カタパルトのキース・トンプソン最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「iPSアカデミアジャパンとのライセンス契約は、これがなければ当組織は提供可能なiPS細胞を作成できませんでしたが、このハイクオリティーのGMPグレードのセルバンクを設立する上で、重要な前進となります。さらに、当組織にとって貴重な提携相手を日本で確保したことになり、そこでは非常に感激的な細胞療法の研究が実施されています。初期のiPS細胞株は今年、研究者に提供できる見込みで、英国の細胞療法産業にとって重要なツールと成長促進力を提供できます。」

iPSアカデミアジャパンの社長兼CEOを務める白橋光臣氏は、次のように述べています。「私たちは、細胞療法と再生医療の英国リーダー組織と認識されているセル・セラピー・カタパルトに山中博士のiPS細胞技術をライセンスすることができ、非常にうれしく、大変光栄に思います。当社は、ライセンシングによって英国、欧州、最終的には世界で状況を進展させることで、健康と福祉に貢献できることを願っています。」

iPS細胞は2006年に日本の京都大学の山中伸弥博士が初めて作成し、ジョン・ガードン教授(Sir John Gurdon)と共に2012年のノーベル生理学・医学賞を受賞することにつながりました。成熟細胞が初期化されて他の細胞腫になり得るという発見によって、数多くの疾患を治療するための道が開かれました。この技術の潜在力を活用するために、iPSアカデミアジャパンが2008年に設立されました。京都大学からライセンスを受け、幹細胞、特にiPS細胞に関連した特許と特許出願を管理することが目的です。

–以上—

編集者への注記

セル・セラピー・カタパルトについて

セル・セラピー・カタパルトは細胞療法および再生医学における橋渡し研究の卓越拠点です。その目的は、英国が細胞療法の開発・提供・商業化で世界のリーダーとなり、企業の立ち上げと成長にとっての拠点とすることにあります。ロンドンのギーズ病院に拠点を置く本センターは、製品を初期臨床試験に供し、臨床・技術・製造・規制関連の専門技術を国民健康保険(NHS)で利用できるようにしています。重点を置いているのが、提携と、投資・資金確保の障壁低減で、事業は設立以来、急成長しています。英国貿易投資総省は世界の再生医療業界の規模を実に5億ポンド以上と評価しており、2021年までに50億ポンド以上の売上高をもたらすと見積もっています。詳細情報についてはct.catapult.org.ukをご覧ください。

カタパルトについて

カタパルト・センターは、イノベートUKが設立し、その監督に当たっており、イノベーションを促進するための広範なプログラムの一環です。カタパルト・センターは、英国最高峰の革新的な企業と研究者が協力し、新製品・サービスをより迅速に商業化するための拠点です。カタパルトは市場潜在力の大きな分野に着目し、英国に世界規模の商機を作り出し、将来の経済成長をもたらします。詳細情報についてはwww.catapult.org.ukをご覧ください。

イノベートUKについて

イノベートUKの旧称は、英国のイノベーション当局となる英国技術戦略委員会です。新しいアイデアを市場化することには困難が伴います。イノベートUKは人材とプログラムを独自の形で結集させ、革新的な企業に資金と支援を提供し、連携を作り出すことで、持続可能な経済成長を促すことが狙いです。詳細情報についてはwww.innovateuk.orgをご覧ください。

iPSアカデミアジャパンについて

2008年設立のiPSアカデミアジャパン株式会社(AJ)は、京都大学の関連企業として、主に京都大学、その他の大学のiPS細胞関連特許ポートフォリオのライセンスを行うことで、研究結果が世界の健康と福祉に貢献できるようにしています。AJの特許ポートフォリオは2015年1月現在で約90件の特許ファミリー(特許出願数は全体で300件以上)から成り、140件以上のライセンス契約が世界規模で締結されています。詳細情報についてはwww.ips-cell.netをご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

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Communications
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Email: david.robertson@ct.catapult.org.uk
@CTCatapult
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Shuzo Kudo
Vice President, License
T:
+81 075 256 8582
Email: license@ips-ac.co.jp

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