医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

エリテック、欧州バイオ産業協会より2014年「最も革新的な欧州の中小バイオテク企業賞」を受賞

2014年10月13日 PM05:17
このエントリーをはてなブックマークに追加


 

仏リヨン

(ビジネスワイヤ) — 急性白血病および医療ニーズが満たされていないその他の腫瘍適応症を対象に革新的な「腫瘍飢餓化」治療薬の開発に当たっているフランスのバイオ製薬企業エリテック(Paris:ERYP)(Euronext Paris: FR0011471135 – ERYP)は、欧州バイオ産業協会(EuropaBio)より2014年の「最も革新的な欧州の中小バイオテク企業賞(Most Innovative European Biotech SME Award)」を受賞しました。

賞は昨日ブリュッセルで開催された式典でエリテックに授与されました。今回の表彰は、がん細胞を特定の栄養素について飢餓状態にする革新的な発想の展開に果たした先駆的な役割と、臨床における成果に対してエリテックを評価したものです。当社の新しいブレイクスルー技術は、治療薬を赤血球に封じ込めるものです。応用の可能性が広く、IP(知的財産)保護は強力です。急性リンパ芽球性白血病の治療における3件の臨床試験で、この概念の強力な証拠が示されました。第3相試験の好結果は数日前に発表されました。

エリテックの共同設立者で最高執行責任者(COO)のPierre-Olivier Goineauは、本技術の発明者であるYann Godfrinとともに、次のように述べています。「当社は今回の受賞を大変光栄に思っています。エリテックの全従業員と多くの提携先の存在を抜きにしては達成できなかった成果であり、その功労をたたえるものです。私たちは全員が一つの使命を共有しています。がん患者、特に急性白血病と特定の固形腫瘍の患者に対し、革新的な腫瘍飢餓化治療薬を開発することです。」

欧州バイオ産業協会について:www.europabio.org

欧州バイオ産業協会は欧州におけるバイオテクノロジー産業の協会で、1996年に創設されました。当協会の使命は欧州でバイオテクノロジーに基づく革新的で活動的な産業を育むことです。

当協会の会員は56の法人会員、13の準会員およびバイオリージョン、16の国立バイオテクノロジー団体から構成され、欧州における1800以上の中小バイオテク企業を代表しています。欧州バイオ産業協会の会員は、バイオテクノロジー製品/プロセスの研究、開発、試験、製造、商業化に関わっています。当協会の法人会員は広範囲の活動に携わっています。ヒトおよび動物のヘルスケア、診断、バイオインフォマティクス、化学製品、作物保護剤、農業、食品、環境関連の製品とサービスなどです。

欧州バイオ産業協会はまた、国際的に商業、財務、資産管理などのサービスを提供する企業、領域内でバイオテクノロジーの開発に当たっている組織や科学研究所を準会員として歓迎しています。すべての会員に共通するのは、研究/開発/製造のいずれかの活動範囲でバイオテクノロジーを利用していることです。

欧州バイオ産業協会の「最も革新的な中小企業」賞の目的は、ヘルスケア/農業/工業プロセスなどさまざまな領域で、バイオテクノロジーがいかに真の利益をもたらすかを示す最も優れた事例を披露することです。

エリテックについて:www.erytech.com

2004年にリヨンで創設されたエリテックはがん患者、特に急性白血病や一部の固形腫瘍の患者に新たな展望を提供するフランスのバイオ製薬企業です。

エリテックは酵素のアスパラギナーゼを赤血球に封入することでERY-ASP/GRASPA®を開発しました。ERY-ASP/GRASPA®は、「飢餓状態」を通じてがん細胞を標的化すると同時に、患者への副作用を大幅に抑制するオリジナル性を持つ治療薬です。ERY-ASP/GRASPA®については現在、欧州で急性リンパ芽性白血病(ALL)を対象とする第III相臨床開発が完了に向かっており、急性骨髄性白血病(AML)を対象とする第IIb相臨床試験が進行中です。また本製品は米国でALLを対象とした第I/II相臨床開発が進行中です。

毎年、約5万人の患者が、急性白血病の2つの形態である急性リンパ芽球性白血病(ALL)または急性骨髄性白血病(AML)と診断されています。現在、これら患者の約80%、主として成人患者と再発患者に対しては、既存のアスパラギナーゼ製剤はその毒性が原因で使用できません。安全性プロファイルが改善されると思われるERY-ASPは、最も虚弱な患者を含むすべての白血病患者が治療を受けられるよう、開発が進められています。これは10億ユーロを上回る市場機会に相当します。

また、エリテックは固形腫瘍の分野における他の適応症と、オンコロジー以外の希少疾患としての一定の適応症についても、開発も進めています。エリテックは現在、すい臓がんを対象とする第II相試験を開始するところで、他の固形腫瘍適応症を追求しています。

エリテックは欧州と米国の両方で、ERY-ASP/GRASPA®でALL、AML、すい臓がんの希少薬指定を受けており、リヨン(フランス)にGMP認証済みで稼働可能な自前の製造施設、フィラデルフィア(米国)に治験薬製造用施設を擁しています。

エリテックはライセンス・販売提携契約を欧州でALLとAMLを対象にオーファン・ヨーロッパ(レコルダーティ・グループ)と、イスラエルでALLを対象にテバと結んでいます。

エリテックはパリのユーロネクスト規制市場に上場しており(ISINコード:FR0011471135、ティッカー:ERYP)、CAC Healthcare、CAC Pharm. & Bio、Next Biotechの各指数の構成銘柄となっています。

将来見通しに関する情報

本リリースはエリテックの財務状況・業績・戦略・プロジェクトや、当社および当社が事業を展開する市場について予想される将来の業績および動向に関し、将来見通しに関する記述や推定を含む可能性があります。これら記述・予想・推定の一部は「考える」「予想する」「期待する」「意図する」「計画する」「目指す」「推定する」「可能性がある」「予定する」「継続する」および類似の表現の使用により識別できますが、これらに限定されません。これら記述には過去の事実ではない事柄がすべて含まれます。それら記述・予想・推定は既知・未知のリスク、不確実性、その他要因のさまざまな仮定と評価に基づいていますが、それら仮定・評価はその時点で妥当とみなされたものでも、結果的に正しかったと判明する場合としない場合があります。実際の出来事は予測することが困難で、当社のコントロールが及ばない要因に依存する場合があります。従ってエリテックの実際の結果、財務状況、成績・成果、あるいは業界の実績は、それら記述・予想・推定で明示ないし暗示された将来のどのような結果・成績・成果とも大きく異なる場合があります。エリテック・ファーマがフランス金融市場庁(www.amf-france.org)に提出した書類は当社ウェブサイト(www.erytech.com)でも閲覧可能ですが、それらのリスクや不確実性について説明が記されています。これらの不確実性を考慮し、将来見通しに関する記述・予想・推定について、正確さと公平さに関する表明は行いません。また将来見通しに関する記述・予想・推定は、本リリースの発表時点におけるものです。読者はこれらのいかなる将来見通しに関する記述についても、過度の信頼を寄せないよう、注意が必要です。フランスの法律で要求されている場合を除き、エリテックはこれら将来見通しに関する記述・予想・推定のいずれについても、それらに関する当社の予想内容のいかなる変更であれ、またはそれら記述・予想・推定の根拠となる出来事・状況・環境のいかなる変化であれ、これらを反映する目的でこれら将来見通しに関する記述・予想・推定を更新する一切の義務を否定します。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

CONTACT

ERYTECH
Gil Beyen
Chairman and CEO
または
Pierre-Olivier
Goineau
, +33 4 78 74 44 38
Vice President and COO
investors@erytech.com
または
NewCap
Julien
Perez / Emmanuel Huynh
, +33 1 44 71 98 52
Investor and press
relations
erytech@newcap.fr

同じカテゴリーの記事 

  • Inocras Pioneers Precision Health with Revolutionary Whole Genome Insights
  • エクセルゲン、バクスター・インターナショナルを提訴。口腔体温計の精度に関するデータの公表権を擁護
  • パース・バイオサイエンシズが研究室用自動化プロバイダー・プログラムをローンチし、ハミルトン、オープントロンズ、ラボワークス、SPTラボテックと提携
  • Parse Biosciences与Hamilton、Opentrons Labworks和SPT Labtech合作推出实验室自动化供应商计划
  • Charting New Paths: Mannatech Expanding with Thailand Office, Grand Opening, September 2024