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パナソニックがシンガポール初の屋内野菜工場を稼働開始-同国の野菜自給率向上に貢献-

2014年08月01日 PM08:27
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シンガポール

(ビジネスワイヤ) — パナソニック ファクトリーソリューションズ アジアパシフィック(PFSAP)(以下、パナソニック)は、2014年7月31日、日本食レストラン大戸屋との商業パートナーシップをスタートし、シンガポール国内で育て収穫した野菜の供給について発表しました。供給するプレミアム日本野菜は、サニーレタス、水菜、ラディッシュの3種類です。これらの野菜は、シンガポール国内初となる政府認定屋内野菜工場で、徹底した管理、最適条件のもと育てられます。

シンガポール国内初となる政府認定屋内野菜工場 -- パナソニック ファクトリーソリューションズ アジアパシフィック (写真:ビジネスワイヤ)

シンガポール国内初となる政府認定屋内野菜工場 — パナソニック ファクトリーソリューションズ アジアパシフィック (写真:ビジネスワイヤ)

▼【動画】パナソニックがシンガポール初の屋内野菜工場を稼働開始
https://www.youtube.com/watch?v=p-KJJWXmo6g
(日本語字幕をONにしてご覧ください)

国土面積が乏しいシンガポールでは、野菜全体消費量のわずか8%(※1)が、国内産となっており、シンガポール政府機関である食料管理動物保護局が目指している葉物野菜の自給率向上に、パナソニックの技術とそれを駆使した工場での実生産・収穫によって貢献します。パナソニックでは現在、シンガポール国内野菜生産量の0.015%を生産していますが、今後生産量を拡大させ、2017年3月末時点において、5%まで引き上げたいと考えています。

PFSAP馬場社長は、「これらのプレミアム日本野菜は、パナソニックの生産技術とモノづくりのノウハウを融合させることで、温度、湿度、そしてCO2レベルをモニタリング管理された最適なコンディションで育てられており、高い生産性を確保しながら年間を通じて安定的な供給が可能です。土をベースとした当社の耕作手法は、無農薬で、食料管理動物保護局の厳しい食の安全基準にも沿うかたちで運営しています。また、当社の屋内野菜工場はHACCP認定(食の安全認定制度)も取得済みです。シンガポールで消費されている野菜の90%以上が輸入に頼っている中、パナソニックの屋内野菜工場が、同国の野菜自給率向上に貢献すると同時に、食の品質向上を通じて“A Better Life, A Better World”の実現を目指していきます」と述べました。

248平方メートルある屋内野菜工場では、サニーレタス、水菜、レッドラディッシュ、ホワイトラディッシュに加えて、グリーンレタス、ルッコラ、バジル、大葉、三つ葉、ベビーホウレンソウの10種類の野菜が育てられています。葉物・根菜いずれの野菜も、LED照明設備のもと、管理された土ベースの環境で育てることが可能。現在の総生産量は年間3.6トン。この屋内工場生産により、日本から同等の高品質なプレミアム野菜を輸入するコストと比較して、潜在的に大幅なコストメリットが得られます。

パナソニックは、野菜育成棚の収容能力拡大、35日から28日への耕作期間の短縮、面積生産性向上、対象農作物種類拡大など、さらなる研究開発を強化。2016年度中(2017年3月末まで)には、30種類以上の農作物栽培を実現する計画です。

パナソニックは今年度いっぱい、同国の市場規模を調査し、野菜を供給するレストランやスーパーマーケットなどの顧客開発にも取り組みます。現在はクレメンティモール、オーチャードセントラル、チャンギシティポイントにあるシンガポール国内3店舗の大戸屋のみに毎月平均0.3トンの野菜を供給していますが、今後2年間で生産量を倍増させるとともに、新たなプレミアム日本野菜も加え、供給できる作物のバリエーションを増やす予定です。

株式会社大戸屋ホールディングスの三森久実会長は、「大戸屋は、本物で健康的な日本の家庭料理をお客さまにお届けすることを誇りにしています。レストランとして、食の安全と品質は最優先事項であり、特に、日本と異なり自前の栽培施設を持たない海外の店舗において、このような野菜工場の重要性は高いと考えています。パナソニックの野菜工場は環境への負担が少なくサスティナブルで、コスト効率性も高いので、私たちのニーズにジャストフィットするものです。パナソニックが無農薬で生産する、新鮮でシャキシャキした食感の日本ならではの食材を使って、お客さまに健康でおいしい食事を楽しんでいただけます」とコメントしました。収穫された野菜は、毎日、パナソニックの工場から大戸屋各店舗へ届けられ、常に新鮮さが保たれています。

パナソニック ファクトリーソリューションズ アジアパシフィックは、今後も業界をリードするファクトリーオートメーションのソリューションプロバイダー企業として、安定的かつサスティナブルなプレミアム農作物の供給を求める市場ニーズに応じた、屋内農業ソリューションの研究開発に尽力してまいります。

(※1) 出所: AVAホームページ (http://www.ava.gov.sg/Singapore+Food+Supply.htm

▼パナソニック アジア パシフィック株式会社について
Panasonic Asia Pacific Pte. Ltd.
http://www.panasonic.com/sg/home/
パナソニック アジア パシフィックは、東南アジアとパシフィック地域において、すべてのパナソニックブランド商品、ソリューションを提供しています。パナソニックグループのグローバル方針のもとで、強固なBtoCビジネスの成長の維持に取り組むと同時に、とくにエナジーソリューション分野のようなBtoBポートフォリオのプロモーションに重点的に取り組んでいます。

担当地域には、45の製造拠点が存在し、パナソニックのグローバル製造のハブ拠点としての役割を担うとともに、顧客サービス、ソリューション、電子部品、デバイスの各ビジネスなど幅広い活動を行っています。パナソニック アジア パシフィックは、シンガポールに本社を構え、現地起点でのエナジーソリューションのビジネスやパートナーシップを促進しています。今年度はとくに、新興地域の地盤強化にも注力しています。パナソニック アジア パシフィックは、また、継続してグリーンイノベーションにも取り組んでおり、地域での二酸化炭素排出量削減を推進し、パナソニックグローバルのエコ活動を支援しています。

▼パナソニック ファクトリーソリューションズ アジアパシフィックについて
Panasonic Factory Solutions Asia Pacific (PFSAP)
http://www.pfsap.panasonic.com.sg/
パナソニック ファクトリーソリューションズ アジアパシフィック(略称PFSAP)は、パナソニック アジア パシフィックの担当地域に属する、トータルソリューションプロバイダー企業です。革新的なソリューションの提供によって、お客さまのモノづくりやプロセスに大幅な価値向上をもたらし、生産性向上を目指します。

PFSAPはリード付き電子部品挿入機を1989年から生産しています。その後何年にもわたり、電子部品実装機、マイクロエレクトロニクス関連設備など、生産商品レンジを拡大させてきました。2013年10月には、屋内野菜工場を設立。現在はシンガポール国内消費用のプレミアム日本野菜を生産しています。ここでは、最適化された条件の下、管理された土ベースの環境で農作物が育てられています。

▼大戸屋アジアパシフィックについて
株式会社大戸屋ホールディングスでシンガポール共和国における定食店「大戸屋ごはん処」の直営展開を行う連結子会社(持分100%子会社)。

本物の健康で高品質な日本の家庭料理をリーズナブルな価格で提供しています。2005年のバンコク店オープンを皮切りに、台湾、香港、インドネシア、シンガポール、中国と店舗を拡大しています。現在シンガポールには、クレメンティモール、オーチャードセントラル、チャンギシティポイントの3店舗があります。

大戸屋グループは1958年の創業。日本国内316店舗、海外84店舗を展開しています。

株式会社大戸屋ホールディングス : http://ootoya.jp/

Photos/Multimedia Gallery Available: http://www.businesswire.com/multimedia/home/20140801005279/ja/

CONTACT

Ms. Viktoriya Chamata
Panasonic Asia Pacific
viktoriya.chamata@sg.panasonic.com
Tel:
(+65)9770 0193
or
Ms. Adrienne Ser
GolinHarris
aser@golinharris.com
Tel:
(+65) 8571 6855

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