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コクラン共同計画が手動ブラッシングに対する振動・回転式電動歯ブラシ技術の優位性を確認

2014年07月12日 AM07:12
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ジュネーブ

ビジネスワイヤ)– 独立系非営利団体のコクラン共同計画は、3回連続で、電動歯ブラシのオーラルBで使用されている振動・回転技術について、手動ブラッシングよりも短期・長期に歯垢と歯肉炎を低減することが一貫して実証された電動歯ブラシとして、唯一のタイプであると結論付けました。この結果は、電動歯ブラシが手動歯ブラシより勝ると結論付けた大規模研究に基づいています。

プロクター・アンド・ギャンブルの専門科学対応担当バイスプレジデントを務めるDr.ポール・ウォーレンは、次のように述べています。「これは消費者と専門家がより良い口腔ケアの選択をすることに貢献する重要な結論です。消費者と一部の専門家は、電動歯ブラシのメリットと安全性に疑いを抱いている可能性があります。電動歯ブラシ、特に振動・回転式歯ブラシの有効性に関して独立機関から確認を得たことで、手動式から振動・回転式電動歯ブラシに変えることで消費者がメリットを得られるという主張に関して、オーラルB自身が用意した証拠が強化されます。」

2014年6月に公表されたこの最新報告書の結論は、1964~2011年に発表された研究56件の検討に基づくもので、歯ブラシヘッドの動きにより分類された7種類の電動歯ブラシ技術を取り上げています。検討した研究の50パーセント以上は振動・回転技術に着目したもので、その他の電動歯ブラシ技術と比べて、オーラルBが数多く積み上げた科学的証拠の強固さを補強しています。

報告書の別の知見として、検討された他の6種類の電動歯ブラシ技術はいずれも、結果と時間の点いずれにおいても、一貫して大きな効果を示さないことが明らかになりました。興味深いことに、著者らは水平振動式電動歯ブラシ(通常、メーカーが「ソニック」として販売し、中でもフィリップスのソニッケアーが最も普及している)について、「短期または長期の歯垢または歯肉炎の低減に関して、手動ブラッシングと比べて有意差を示さなかった」と結論付けています。これらの結果は、2003年と2005年の検証結果に沿うものです。これらの検証では、歯垢と歯肉炎の低減に関して一貫して手動歯ブラシより勝ることが唯一実証されたのは、オーラルBが製造しているような振動・回転式電動歯ブラシであることが明らかになりました。

著者らは電動歯ブラシの安全性に関する証拠も検討しましたが、電動歯ブラシの使用と軟部組織の外傷の明らかな関連性は見つかりませんでした。Dr.ポール・ウォーレンは、「オーラルBは、最善の解決策を見つけて患者ニーズを満たそうと常に努めています。これらの研究の結果は、良好な口腔の健康を維持するために適切な歯ブラシを選ぶ際に、情報に基づく意思決定をするための最高水準の証拠を、歯科の専門家と患者に提供します」と述べています。

コクラン共同計画は、医療従事者、研究者、患者支援者などのボランティアネットワークが従事している国際的な独立系非営利団体です。患者と専門家が知識に基づいて製品の購入と促進に関して意思決定ができるよう支援するため、商業スポンサーやその他の利害対立を排しながら、ハイクオリティーで関連性が高く最新の研究証拠を集積・作成しています。その活動は、医療の有効性に関する質の高い情報の基準として世界的に認められています。

オーラルBについて
オーラルBは、50億ドルを超える歯磨き製品市場の世界的リーディングブランドです。オーラルBはプロクター・アンド・ギャンブルの傘下ブランドとして、子供向けと大人向けの手用歯ブラシと電動歯ブラシ、口腔洗浄器、デンタルフロスなどの歯間製品を販売しています。オーラルBの手用歯ブラシは米国および他の多くの海外市場で、他のどのブランドよりも多くの歯科医に使用されています。

プロクター・アンド・ギャンブルについて
P&Gはそのブランドを通じて世界中の約48億人に奉仕しています。信頼される高品質のトップブランドが、当社の世界的に強力なブランド群を構成しています。当社ブランドには、オールウェイズ、アンビピュア、アリエール、バウンティ、シャーミン、クレスト、ドーン、ダウニー、デュラセル、フェアリー、ファブリーズ、ゲイン、ジレット、ヘッド&ショルダーズ、レノア、オーレイ、オーラルB、パンパース、パンテーン、SK-II、タイド、ヴィックス、ウエラ、ウィスパーがあります。P&Gコミュニティーは、世界の約70カ国で事業を展開しています。P&Gとそのブランドについての最新ニュースと詳細情報は、http://www.pg.comをご覧ください。

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