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GSMAがサハラ以南のアフリカにおけるmHealthパートナーシップを発表

2014年07月02日 PM03:03
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南ア・ヨハネスブルク

— (ビジネスワイヤ) — GSMAは本日、当団体のmHealth(モバイルヘルス)プログラム「Mobile for Development(モバイル・フォア・デベロップメント)」がエコシステム横断型の新パートナーシップを創始したと発表しました。このパートナーシップは女性と子どもに多種多様なmHealthサービスを提供しようとするもので、特にサハラ以南のアフリカにおける栄養に重点を置いています。本イニシアチブの初期立ち上げパートナーには、ジェムアルト、ハロードクター、ライフセーバー、モベンジ、モビリアム、MTN、オメガ・ダイアグノスティックス、サムスンが名を連ねています。本プログラムはその影響が広範囲に及び得るもので、GSMAインテリジェンスによれば、年間の潜在市場規模として、1550万人もの妊娠女性および5歳未満の子どもを持つ母親が存在します。

GSMAの規制関連担当最高責任者を務めるトム・フィリップスは、次のように述べています。「GSMAが作り上げた新たなモバイルエコシステムパートナーシップは、モバイル業界と医療業界を結び付け、公衆衛生のニーズを満たし、商業的に持続可能なmHealthサービスを開発することに本気で取り組むものです。このパートナーシップに参加している各企業は、栄養と母体・子どもの健康という分野で、国連の女性と子どもの健康の実現に向けたグローバル戦略(United Nations Every Women Every Child Global Strategy)や成長のための栄養に向けた世界協定(Global Nutrition for Growth Compact)の目標実現に向け、努力します。私たちは、モバイルエコシステムに関わる企業、ヘルスプロバイダー、各国政府、NGO、市民社会、その他に、命を救うモバイルヘルスサービスを始めるため、力を合わせることを呼び掛けます。」

各パートナーは7カ国、すなわちコートジボワール、ガーナ、ナイジェリア、ルワンダ、南アフリカ、ウガンダ、ザンビアで、2014年9月から共同でサービス提供を開始していきます。2015年に始まる第二期では、新たなパートナーとサービスを取り込み、さらにケニア、マラウイ、モザンビーク、タンザニアの4カ国に対応します。全体として、本パートナーシップでは、以下の課題で真剣な努力を傾けることで、消費者および医療従事者にとって携帯電話の所有と接続の妨げになる要因を低減していきます。

  • アフリカの消費者および医療従事者にサムスン製の携帯電話とタブレットを値引き提供。
  • 健康分野での利用促進のインセンティブとしてサムスンのエコシステム(音楽、ビデオ、その他の付加価値サービスなど)へのアクセス提供。
  • 専門家向けのアプリケーション、情報、サービスを広範に提供するスマート・ヘルス(Smart Health)アプリケーションをサムスン製携帯電話8000万台に事前組み込み。
  • MTNの新旧のSIMを活用して、ヘルスコンテンツ、医療登録、データ収集へのフリーアクセスをSmart Healthアプリケーションで実現。
  • MTNのモバイルマネー、広告、課金といった機能へのアクセスを簡素な方法で提供。
  • オメガ・ダイアグノスティックスのVisitect HIV CD4ポイントオブケア・ソリューションのような革新的診断法を、モバイル統合により、以前よりも求めやすく、利用しやすくします。

これらの取り組みを通じて、各パートナーはモバイル分野と医療分野の関係者の関係を簡素化すると同時に、モバイル技術とその機能が本来的に持つ遍在性をヘルスプロバイダー、最終的には患者にとって最大化することを目指しています。ヘルスコンテンツ、患者登録、データ収集、必須診断法によって、病気に対して弱い立場にあるアフリカの女性と子どもが医療を受けやすくなり、商業的に持続可能で拡張性のあるmHealthサービスのデリバリーメカニズムを提供できます。

MTNグループのピーター・ヴェルカーデ最高商務責任者(CCO)は、次のように述べています。「このパートナーシップはサハラ以南のアフリカで医療提供の新時代の到来を告げるものです。サハラ以南のアフリカでは現在、最も基礎的な医療サービスでさえ、その利用は世界で最低の状態にあります。従って、MTNはこの連携努力に参加できることを光栄に思います。この努力の下、世界一流企業の一部が持つ専門力を活用したソリューションを提供することで、7カ国のスタート国における当社顧客の多くが医療を利用しやすくなります。」

オメガ・ダイアグノスティックスの創設者でマネジングディレクターのアンドリュー・シェパード氏は、次のように述べています。「各国がCD4検査の分散化と併せ、自国のHIV治療プログラムを強化している中で、現在のラボベースの静的診断ツールでは、患者の間で高まっているニーズに対応できません。mHealthスマートフォンアプリケーションを巡っての幾重ものパートナーシップは、最も必要としている患者に対する一連の治療を充実させながら、管理情報とリアルタイムサーベイランスデータを提供する上で、その懸け橋として欠かせない基盤となる位置にあります。」

Samsung Electronics Africaのコンテンツ/サービス担当ヘッドを務めるThabiet Allie氏は、次のように述べています。「アフリカの医療はモバイル技術の発展から大いにメリットを受けています。同時に、医療業界は、より患者中心で、価値を基本にして、地方の環境でもサービスを利用できるデリバリーモデルへと移行しています。この点で、サムスンはこの医療デジタル分野での発展に価値をもたらす上で申し分のない立場に立っています。それは当社のデバイスが革新の最先端にあると同時に、この大陸で広く提供できるからです。こうした能力によってアフリカで切望されていた医療支援を提供することができ、私たちは国連が設定したミレニアム開発目標と完全に歩調を合わせることになります。」

詳細情報についてはwww.gsma.com/mobilefordevelopment/programmes/mhealthをご覧ください。

-以上-

GSMAについて

GSMAは世界のモバイル通信事業者を代表する団体です。GSMAは220カ国以上にわたり、モバイル事業者800社近く、そして携帯電話メーカー、ソフトウエア企業、機器プロバイダー、インターネット企業など、広範なモバイルエコシステムを構成する250社以上、さらに金融サービス、医療、メディア、運輸、公益事業などの業界分野における諸組織を結集しています。GSMAはまた、モバイル・ワールド・コングレスやモバイル・アジア・エキスポなど業界有数のイベントを開催しています。

詳しい情報については、GSMAのウェブサイト(www.gsma.com)をご覧ください。ツイッター(@GSMA)でGSMAのフォローをお願いします。

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