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進行性すい臓がん患者の第3相MPACT試験における全生存期間の事後解析結果をASCO 2014で発表

2014年06月06日 PM07:20
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米ニュージャージー州サミット

(ビジネスワイヤ) — セルジーン・コーポレーション(NASDAQ:CELG)は本日、治療歴のない転移性すい臓がん患者を対象にアブラキサン(ABRAXANE®、タンパク結合パクリタキセル小粒子懸濁注射剤、アルブミン結合)とゲムシタビンの併用を検討する第3相MPACT試験(Metastatic Pancreatic Adenocarcinoma Clinical Trial、転移性すい臓腺がん臨床試験)について、事後解析から得られた最新の全生存期間(OS)の結果を発表しました。本解析についてのポスターディスカッションが、米イリノイ州シカゴで開催される第50回米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会にて、6月1日(日曜)中部標準時午前11:30に予定されています。

延長データのカットオフは、2013年5月の最終データベースロック時に行われ、これにより試験に参加した患者の90%から得たmature dataのOS解析が可能になりました。延長解析では、アブラキサンとゲムシタビンの併用が、ゲムシタビンの単独投与を受けた患者と比較して、治療企図(intent-to-treat)患者集団におけるOSの改善をもたらすことが示されました[(OS中央値8.7カ月対6.6カ月)(HR0.72、P<0.0001)、2.1カ月の差]。解析結果は、アブラキサンとゲムシタビンの併用群で最長3.5年までの生存を示しました(ゲムシタビン単独の0%に対し、患者の3%が生存)。1生存率年および2年生存率は一次解析と一致するものでした。

また臨床試験で解析した事前設定サブグループのOSに及ぼす治療効果は、患者サブグループ間で一貫していることも、解析結果で示されました。特にカルノフスキー・パフォーマンス・ステータス(KPS)指標が90~100の患者の場合、アブラキサンとゲムシタビンの併用群はゲムシタビン単独投与群と比較してOS中央値が上回っていました[OS中央値9.7カ月対7.9カ月(HR0.77、P=0.0053)]。KPS指標が70~80の患者でも、有効性が保たれていました[OS中央値7.6カ月対4.3カ月(HR0.59、P<0.0001)]。

この最新の解析ではまた、CA19-9と好中球/リンパ球比(NLR)が予後に及ぼす影響も評価しました。CA19-9の上昇とNLRの上昇はいずれも、生存不良と関連していました。またアブラキサンとゲムシタビンの併用療法では、CA19-9濃度とは無関係に全生存期間は同等であることが観察されたため、同療法はCA19-9の予後不良因子としての影響を弱めると考えられました。

アブラキサンおよびゲムシタビンの併用とゲムシタビン単独を比較したMPACT試験で、最も一般的なグレード3以上の治療関連有害事象は好中球減少、末梢神経障害、疲労でした。アブラキサンとゲムシタビンの併用群では、患者の17%がグレード3の末梢神経障害を患っていました(グレード4の症例はなく、54%がいずれかのグレードの末梢神経障害を患っていました)。アブラキサンとゲムシタビンの併用群で、平均治療期間にわたる治療を受けた患者の7%がグレード3の末梢神経障害を経験しました。グレード3の末梢神経障害をグレード1以下に改善するまでの期間の中央値は29日で、患者の44%がアブラキサンによる治療を再開しました。グレード3以上の疲労が患者の18%で発生しました。2012年9月からのMPACT試験の事前設定解析で得られた初期結果は、New England Journal of Medicine誌の2013年10月31日号に掲載されました。

ASCOにおけるポスター発表の詳細:

  • アブストラクト:#4027/ポスター#46:転移性すい臓がん(PC)患者でnab-パクリタキセル(nab-P)+ゲムシタビン(Gem)をGemと比較した第3相MPACT試験における最新の全生存期間(OS)と、好中球/リンパ球比(NLR)およびCA19-9の予後への影響に関する解析。ポスター:6月1日(日曜)、中部夏時間午前8:00~11:00、場所:E 354b、ポスターディスカッション:6月1日(日曜)、中部夏時間午前11:30~午後12:45、場所:EホールD2。
  • これらの結果は、治験の事後解析から得たものです。

MPACT試験について

MPACT試験(転移性すい臓腺がん臨床試験)は、セルジーンが資金提供する非盲検ランダム化国際共同試験で、合計861人の患者を1:1の割合で(431人がアブラキサン+ゲムシタビン群、430人がゲムシタビン群に)ランダムに割り付けしました。試験の主要評価項目は全生存期間としました。副次的評価項目は無増悪生存期間と、独立審査委員会による放射線検査で決定する全奏功率としました。その他の評価項目には、治験責任医師が決定する無増悪生存期間と全奏功率に加え、本患者集団における本併用療法の安全性・忍容性を含めました。

すい臓がんについて

すい臓がんは米国におけるがん関連死の主因として4番目を占めています。すい臓は主に2種類の細胞、すなわち外分泌細胞と内分泌細胞から構成されています。腺がんは外分泌腫瘍の亜型で、すい臓がんの約95%を占めています。すい臓がん全ステージについての5年生存率は、米国で約6%、EUで5.7%です。転移性すい臓がんの場合、5年生存率は米国で約1%です。

アブラキサン(ABRAXANE®)について

アブラキサンはアルブミン結合型のパクリタキセルで、特許技術nab®を使用して製造されます。アブラキサンはヒトタンパク質のアルブミンを使用して製剤され、溶媒を使用していません。

2013年9月に米食品医薬品局(FDA)は、転移性すい臓腺がん患者に対する第1選択薬として、ゲムシタビンとの併用によるアブラキサンを承認しました。2013年12月、ゲムシタビンとの併用によるアブラキサンが、転移性すい臓腺がんの成人患者に対する第1選択薬として、欧州で承認されました。

承認された米国のラベルに基づく重要な安全性情報
 
警告 – 好中球減少
 
  アブラキサン治療は、ベースラインの好中球数が1500/mm3に満たない患者に対して施行してはなりません。骨髄抑制(主に好中球減少)は重篤化して感染症に至る可能性があり、その発生を監視するため、アブラキサンの投与を受けるすべての患者に対して末梢血球数を頻繁に計測することが推奨されています。
 
  注:アルブミン型のパクリタキセルは、溶解液型の場合と比較して薬剤の機能特性が大きく異なっている可能性があります。他のパクリタキセル製剤を代用したり併用したりしてはなりません。

禁忌

好中球数

  • アブラキサンは、ベースラインの好中球数が1500/mm3に満たない患者に使用してはいけません。

過敏症

  • アブラキサンに対して重篤な過敏性反応を示す患者には、再投与を試みてはいけません。

警告および注意

血液への影響

  • アブラキサンによる骨髄抑制(主に好中球減少)は投与量依存性の用量制限毒性です。臨床研究では、すい臓がん患者の38%で、グレード3-4の好中球減少が発症しています。
  • 骨髄毒性の発生を監視するため、すい臓がんの場合は第1、8、15日の投与前を含め、全血球数を頻繁に計測します。
  • ベースラインの絶対好中球数(ANC)が1500/mm3に満たない患者にはアブラキサンを投与してはなりません。
  • すい臓腺がん患者の場合、ANCが500 /mm3に満たないか血小板数が5万/mm3に満たない場合はアブラキサンとゲムシタビンの投与を保留し、サイクルの第1日にANCが1500/mm3に満たないか血小板数が10万/mm3に満たない場合は次のサイクル開始を遅らせます。推奨されれば適切に用量を削減して治療を再開します。

神経系

  • 感覚神経障害は用量依存性、スケジュール依存性です。
  • グレード1または2の感覚神経障害では、一般的には投与量の修正は必要ありません。
  • グレード3以上の感覚神経障害が発生した場合、グレード1以下に寛解するまで治療を中止し、以後のすべてのアブラキサン治療に関して用量を減らします。

敗血症

  • アブラキサンとゲムシタビンの併用投与を受けた患者(好中球減少の有無にかかわらず)の5%で敗血症が発生しました。
  • 胆管閉塞や胆管ステントの存在は重症または致死性の敗血症のリスク因子でした。
  • 患者が(ANCにかかわらず)発熱した場合、広域抗生物質による治療を開始します。
  • 発熱性好中球減少症の場合、熱が解消しANCが1500mm3以上となるまでアブラキサンとゲムシタビンの併用治療を中断し、その後で用量を削減して治療を再開します。

肺臓炎

  • 致死性の症例を含む肺臓炎が、アブラキサンとゲムシタビンの併用投与を受けた患者の4%で発生しました。
  • 患者の兆候や症状をモニタリングし、肺臓炎が疑われる症例の評価中はアブラキサンとゲムシタビンの投与を中断します。
  • 肺臓炎の診断が下されたらアブラキサンとゲムシタビンによる治療を永続的に中止します。

過敏症

  • 重篤で時として致死的な過敏性反応(アナフィラキシー反応を含む)が報告されています。
  • アブラキサンに対して重篤な過敏性反応を示す患者には、再投与を試みてはなりません。

肝障害

  • パクリタキセルへの曝露や毒性によって肝障害が進行することがあるため、肝障害を持つ患者へのアブラキサン投与は注意して行う必要があります。
  • すい臓腺がんの場合、中等度あるいは重度の肝障害を持つ患者へのアブラキサン投与は推奨されません。

アルブミン(ヒト)

  • アブラキサンには、人血由来のアルブミン(ヒト)が含まれます。

妊娠中の使用:妊娠カテゴリーD

  • アブラキサンは、妊娠中の女性に投与した場合に胎児に害を及ぼすことがあります。
  • 本薬剤を妊娠中に使用する場合、または本薬剤を投与中に患者が妊娠した場合、その患者に胎児に対する危険性を伝えなければなりません。
  • 妊娠可能な女性には、アブラキサンの投与を受けている間は妊娠を避けるよう助言しなければなりません。

男性への使用

  • 男性には、アブラキサンの投与を受けている間は子供をもうけることがないように助言しなければなりません。

有害反応

  • 第3相試験における最も一般的な有害事象(20%以上)の中で、ゲムシタビン群と比較してアブラキサン+ゲムシタビン群の発生率が5%以上高かったのは、 好中球減少(73%、58%)、疲労(59%、46%)、末梢神経障害(54%、13%)、悪心(54%、48%)、脱毛(50%、5%)、末梢浮腫 (46%、30%)、下痢(44%、24%)、発熱(41%、28%)、嘔吐(36%、28%)、食欲減退(36%、26%)、発疹(30%、11%)、 脱水症(21%、11%)でした。
  • これら最も一般的な有害反応の中で、ゲムシタビン群と比較してアブラキサン+ゲムシタビン群におけるグレード3-4の毒性の発生頻度が2%以上高かったの は、好中球減少(38%、27%)、疲労(18%、9%)、末梢神経障害(17%、1%)、悪心(6%、3%)、下痢(6%、1%)、発熱(3%、1 %)、嘔吐(6%、4%)、食欲減退(5%、2%)、脱水症(7%、2%)でした。
  • 血小板減少(全グレード)がアブラキサン+ゲムシタビン群の患者の74%、ゲムシタビン群の患者の70%で報告されています。
  • アブラキサンの最も一般的な重篤有害事象(発生率が1%以上)は発熱(6%)、脱水症(5%)、肺炎(4%)、嘔吐(4%)です。
  • 最も一般的な有害反応の中でアブラキサン治療の永続的な中止の原因となったものは、末梢神経障害(8%)、疲労(4%)、血小板減少(2%)でした。
  • 最も一般的な有害反応の中でアブラキサンの用量削減の原因となったものは、好中球減少(10%)と末梢神経障害(6%)でした。
  • 最も一般的な有害反応の中でアブラキサン投与の保留または延期の原因となったものは、好中球減少(16%)、血小板減少(12%)、疲労(8%)、末梢神経障害(15%)、貧血(5%)、下痢(5%)でした。
  • その他でゲムシタビン群と比較してアブラキサン+ゲムシタビン群における全グレードの毒性の発生率が5%以上高かった有害反応は、無力症(19%、 13%)、粘膜炎(10%、4%)、味覚障害(16%、8%)、頭痛(14%、9%)、低カリウム血症(12%、7%)、咳(17%、7%)、鼻血(15 %、3%)、尿路感染症(11%、5%)、四肢痛(11%、6%)、関節痛(11%、3%)、筋痛(10%、4%)、うつ病(12%、6%)でした。
  • その他でゲムシタビン群と比較してアブラキサン+ゲムシタビン群におけるグレード3-4の毒性の発生率が2%以上高かった有害反応は、血小板減少(13%、9%)、無力症(7%、4%)、低カリウム血症(4%、1%)でした。

アブラキサンおよびその他のパクリタキセル製剤の市販後情報

  • アブラキサンの使用では、重度で時として致死的な過敏反応が報告されています。パクリタキセル注射剤またはヒトアルブミンに対して過去に過敏反応を示した患者におけるアブラキサンの使用に関する研究は行われていません。
  • 主として心臓関係の既往歴を持つ患者や心毒性薬剤の使用歴を持つ患者の間で、アブラキサンの使用によるうっ血性心不全、左心室機能不全、房室ブロックについての報告があります。
  • アブラキサンの溢出が報告されています。溢出の可能性があるため、薬剤投与中の浸潤がないか、アブラキサン点滴部位を注意深く監視することが推奨されています。

薬剤相互作用

  • CYP2C8またはCYP3A4を阻害または誘導することが知られている薬剤と併用してアブラキサンを投与する際には注意が必要です。

特別な患者集団での使用

授乳期の母親

  • パクリタキセルが母乳に排出されるか否かは分かっていません。多くの薬剤が母乳に排出されること、また乳児に重篤な有害反応が生じる可能性があることから、本薬剤の母親にとっての重要性を考慮しながら授乳の中止または薬剤の中止を決定しなければなりません。

小児

  • 小児患者におけるアブラキサンの安全性と有効性は、評価されたことがありません。

高齢者

  • すい臓腺がんの治療でアブラキサンとゲムシタビンの投与を受けた患者において、下痢、食欲減退、脱水症、鼻血は65歳未満の患者と比較して65歳以上の患者で高い発生率を示しました。

腎障害

  • 腎障害を持つ患者でのアブラキサンの使用については、試験は行われていません。

用量と投与方法

  • ビリルビンがULNの1.26倍以上であるか、ASTがULNの10倍を超える場合は、アブラキサンの投与を保留します。
  • 重度の血液毒性、神経毒性、皮膚毒性、消化管毒性が原因で、用量削減または治療中止が必要とされる場合もあります。
  • 患者を厳密にモニタリングします。

枠組み警告を含むすべての処方情報をhttp://abraxane.com/downloads/Abraxane_PrescribingInformation.pdfで確認してください。

セルジーンについて

米ニュージャージー州サミットに本社を置くセルジーン・コーポレーションは国際的な総合バイオ製薬企業で、主として遺伝子とタンパク質を調節することでがんと炎症性疾患の革新的な治療薬の創薬・開発・商業化に努めています。詳細情報についてはwww.celgene.comをご覧ください。また、ツイッター(@Celgene)で当社をフォローしてください。

将来見通しに関する記述

本プレスリリースには、将来見通しに関する記述が含まれています。一般的にこれらは過去の事実に関する記述ではありません。将来見通しに関する記述は、「予想する」、「見込む」、「考える」、「意図する」、「見積もる」、「計画する」、「するだろう」、「見通し」といった用語で特定できます。将来見通しに関する記述は経営陣の現在の計画、見積もり、想定、予測に基づいており、発表時点での見解です。法で義務付けられた場合を除き、新たな情報や将来の出来事が発生した場合でも、セルジーン・コーポレーションは将来見通しに関する記述を更新する義務を負うものではありません。将来見通しに関する記述は固有のリスクと不確実性を伴います。これらのほとんどは予想が難しく、通常は当社の管理範囲を超えたものです。実際の結果や成果は、多くの要因の影響により、将来見通しに関する記述で示唆されたものと大きく異なる可能性があります。これらの要因の大部分については、フォーム10-Kによるセルジーン・コーポレーションの年次報告書や、証券取引委員会への提出書類で詳しく議論されています。

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