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エリテックが知的財産ポートフォリオを強化

2014年06月04日 PM03:40
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仏リヨン

(ビジネスワイヤ) — 急性白血病および医療ニーズが満たされていないその他の腫瘍適応症を対象に革新的な「腫瘍飢餓化」治療薬の開発に当たっているフランスのバイオ製薬企業エリテック・ファーマ(Paris:ERYP)(Euronext Paris: FR0011471135 – ERYP)は、コアプロダクトERY-ASP の重要特許2件が付与されたことを発表します。

エリテックは最近、すい臓がん治療のためのリードプロダクトERY-ASPをカバーする重要特許につき、許可通知を欧州特許庁より受領しました。「すい臓がん治療のための薬剤」(Medicament for the Treatment of Cancer of the Pancreas)というタイトルの同特許は2007年後半に出願され、それから今までオーストラリア、イスラエル、シンガポールで付与されています。念のためお知らせしますと、エリテックは5月初めにフランスの国立医薬品・保健製品安全庁(ANSM)より、ERY-ASPによるすい臓がん治療の第2相試験で、実施許可を取得しています。本試験では、最初の患者が数カ月後に組み入れられる見込みです。

エリテックの中核プロセスに関する特許も最近、インドで付与されました。「赤血球調製のための溶解/再封鎖プロセス」(Lysis/Resealing Process for Preparing Erythrocytes)というタイトルの同プロセスは、エリテックが開発した技術プラットフォームと製品を基本のところで保護するものです。今回の新たな付与により、エリテックの専有技術は、国際的に広い領域をカバーすることの利点を得ます。2004年に出願された本特許は既に、欧州、米国、日本、中国、香港、オーストラリア、韓国で付与されています。

エリテックのGil Beyen最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「これら特許の新規許可は、エリテックの知的財産に関する立場を一層強化するとともに、当社の封入技術、すなわち赤血球を担体として使用し、より安全で作用時間が長い薬剤を開発するための封入技術について、その独自性を確認するものです。」

エリテックは以下のイベントに参加します:

  • Jefferies Global Healthcare Conference(6月2~5日、ニューヨーク)
  • Village des Actionnaires(6月12日、リヨン)
  • French Life Science Days(6月25~26日、ニューヨーク)

すい臓がんについて

すい臓がんはすい臓の組織に悪性(がん)細胞が発見される疾患です。毎年、米国で約4万5000人、欧州で約8万人の患者がすい臓がんと診断されています。米国がん協会によれば、全ステージのすい臓がんについて、1年相対生存率は20%、5年生存率は6%~10%となっています。すい臓がんは現在、EUでがんによる死因として男女共に第4位を占めています。すい臓がんによる死亡率は男性の場合で2009年の10万人当たり7.8人から2013年は8.0人に、女性の場合で同期間に10万人当たり5.3人から5.5人に増加すると予想されています。実際のところ、すい臓は主要ながん部位の中で唯一、死亡率の改善がまったく見込まれていない部位です1

エリテックおよびERY-ASP/GRASPA®について:www.erytech.com

エリテックはがん患者、特に急性白血病や一部の固形腫瘍患者に新たな展望を提供するフランスのバイオ製薬企業です。また、エリテックは固形腫瘍の分野における他の適応症と、オンコロジー以外の希少疾患としての一定の適応症の治療薬についても、開発を進めています。

エリテックはパリのユーロネクスト規制市場に上場しており(ISINコード: FR0011471135、ティッカー: ERYP)、CAC All Shares、CAC Healthcare、CAC Pharma & Bio、CAC Small、CAC Mid&Small、CAC All Tradable、Next Biotechの各指数の構成銘柄となっています。エリテックの株式はPEA-PME(中小企業向け株式節税プラン)適格です。

当社の詳細については、「エリテックおよびERY-ASP/GRASPAについて」をご覧ください。

将来見通しに関する情報

本リリースは、エリテック・ファーマの財務状況・業績・戦略・プロジェクトや、予想される将来の業績に関し、将来見通しに関する記述・予想・推定(以下「記述」)を含む可能性があります。エリテック・ファーマがフランス金融市場庁(www.amf-france.org)に提出した書類は当社ウェブサイト(www.erytech.com)でも閲覧可能ですが、それらのリスクや不確実性について説明が記されています。これらのリスクや不確実性について、エリテックは正確さと公平さに関する説明ないし保証は行いません。またこれらの「記述」は、本リリースの発表時点におけるものです。フランスの法律で要求されている場合を除き、エリテックはこれら「記述」のいずれについても更新する一切の義務を否定します。

将来見通しに関する情報の詳細については、「将来見通しに関する情報」をご覧ください。

1 Malvezzi M et al., Annals of Oncology 2013, 1-9

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

CONTACT

ERYTECH
Gil Beyen
Chairman & CEO
Pierre-Olivier
Goineau

Vice President and COO
Tel: +33 4 78 74 44
38
investors@erytech.com
or
NewCap.
Julien
Perez / Emmanuel Huynh

Investor and press relations
Tel:
+33 1 44 71 98 52
erytech@newcap.fr

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