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LFB SAが、インヒビター保有血友病AまたはBの患者を治療する国際第3相臨床試験で、最初の患者が新しい血液凝固第VIIa因子(組み換え型)による治療を開始したと発表

2014年05月21日 AM05:30
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米マサチューセッツ州フラミンガム

(ビジネスワイヤ) — LFB SAは本日、インヒビター保有先天性血友病AまたはBの患者における第3相臨床試験で、最初の患者がLR769による治療を開始したと、米国子会社を通じて発表しました。LR769は、ヒト第VIIa因子の新規な組み換え型です。

この第3相臨床試験は国際非盲検多施設試験で、インヒビター保有血友病AまたはBの青年患者および成人患者にて、LR769の有効性・安全性・薬物動態を評価するようにデザインされています。試験は出血エピソードに対する治療で2種類の投薬計画を評価し、2015年に完了する予定です。詳細についてはwww.clinicaltrials.govをご覧ください。試験IDはNCT02020369です。

LFB SAのChristian Béchon会長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「第VIII因子ないし第IX因子に対するインヒビターを保有する血友病AおよびBの患者を対象とするLR769の開発で、患者の治療開始は重要な節目となる成果です。LFBは血友病コミュニティーと協働し、この病気に対する新しい治療選択肢の発見と、血友病患者の生活向上に真剣な努力を傾けています。当社は先行する研究から得られた有望なデータに基づき、LR769が血友病患者に大きな前進をもたらす可能性があると考えております。LR769は15年を超える期間で初の新しい治療選択肢としての可能性を持っており、この可能性を徹底的に追求していきます。」

今後さらに実施される第3相試験では、インヒビターを保有する小児血友病患者における出血エピソードに対する治療でLR769の有効性を評価し、外科手術を受ける患者における出血性合併症の予防を評価します。これらの試験は2015年前半に開始予定です。

LFBグループについて

LFB(www.lfb.fr)はバイオ製薬グループとして、止血・免疫・集中治療の主要治療領域で、重篤で多くの場合に希少な疾患の治療を目的とした医療製品を開発・製造・販売しています。LFBグループは血漿由来医薬品のサプライヤーとしてフランスでトップ、世界で第6位に付け、バイオテクノロジーに基づく新世代の医療製品・治療法の開発についても欧州有数の地位にあります。LFBグループは国際規模での活動拡大と革新的な治療法の開発を追求する成長戦略を推し進めています。LFBグループは現在、世界30カ国で製品を販売し、2013年の売上高は世界で4億7700万ユーロに上ります。

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