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エレクトロコア:非侵襲迷走神経刺激による片頭痛治療の研究2件がフィラデルフィアで開催中の米国神経学会(AAN)で発表される

2014年05月08日 AM07:16
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米ニュージャージー州バスキングリッジ

(ビジネスワイヤ) — フィラデルフィアで開催中のAAN会議において、エレクトロコアの非侵襲迷走神経刺激(nVNS)療法がさまざまなタイプの片頭痛患者に対して有効であることが、異なる2件の研究で示されました。4月28日に行われた1件目のポスター発表で、慢性片頭痛と薬物乱用頭痛の両方を持つ患者で、エレクトロコアのnVNS治療開始から2時間後に、発作の33%で頭痛が解消し、発作の50%で有意な頭痛緩和(軽度頭痛ないし無痛)が観察されたことが示されました。5月1日に発表された2件目のポスターは、前兆を伴わない片頭痛を持つ患者の45%で、nVNS治療を1回施しただけで30分以内に頭痛が解消したことを示しました。

慢性頭痛および薬物乱用頭痛を持つ患者に関するポスターは、トリノ大学(イタリア)神経科学科のInnocenzo Rainero教授が発表しました[P1.262]。このパイロット試験には慢性片頭痛および薬物乱用頭痛の患者15人が参加しました。患者は全員、5日間の解毒入院の後、6か月間のフォローアップを受けました。この期間中、362件の片頭痛発作で患者がnVNS治療を実施しました。

この患者集団で特に重要な点として、レスキュー薬が必要とされた発作は19%未満(67/362件)でした。副作用は軽度で一時的なものでした。

Rainero教授と同僚らは、gammaCoreを使用したnVNSが、解毒後に慢性片頭痛と薬物乱用頭痛の両方で苦しむ患者に対し、有効で安全な治療になり得ると、結論しました。

前兆を伴わない片頭痛患者に関するポスター[P7.196]を発表したのはLicia Grazzi教授で、前兆を伴わない片頭痛と診断された患者30人が参加し、イタリア・ミラノのカルロ・ベスタ神経学研究所頭痛センターで治療を受けました。

患者の年齢は18~65歳の範囲に及び、1カ月に5~9回の片頭痛発作を経験していました。患者にはエレクトロコアのgammaCore装置に関する訓練を施した後、中等度から重度の片頭痛発作3~5件に対し、90秒間の単回治療を実施し、30分後から24時間後まで頭痛のレベルを記録するよう求めました。

治療対象となった96件の片頭痛発作のうち、54件(56%)で患者は治療から2時間後に意義のある頭痛軽減を経験し、うち43件(44.8%)では30分以内に無痛となりました。さらに11件(11.5%)の発作で、患者は中程度の頭痛軽減を報告しました。42件(43.7%)の発作でnVNS療法は2時間後の頭痛軽減をまったくもたらさず、患者はレスキュー薬を再開しました。gammaCoreを使用した治療の忍容性は良好で、有害事象を報告した患者は1人もいませんでした。

エレクトロコアの専有技術となる非侵襲電気刺激療法は、迷走神経束の特定の線維を活性化することで作用します。この活性化は中枢神経系内における抑制性神経伝達物質の放出をもたらし、さまざまな病気に関係している興奮性神経伝達物質グルタミン酸の過剰発現を低減させると、考えられています。

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