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世界初のMEVION S250による陽子線治療をバーンズ・ジューイッシュ病院で実施

2013年12月24日 PM01:55
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View of the MEVION S250 Proton Therapy System treatment room at the Siteman Cancer Center at Barnes-Jewish Hospital in St. Louis, MO. (Photo: Business Wire)View of the MEVION S250 Proton Therapy System treatment room at the Siteman Cancer Center at Barnes-Jewish Hospital in St. Louis, MO. (Photo: Business Wire)

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米ミズーリ州セントルイス

(ビジネスワイヤ) — 頭蓋底に軟骨肉腫という希少なタイプのがんを持つ患者が、メビオン・メディカル・システムズ(米マサチューセッツ州リトルトン)の革新的な陽子線治療システムMEVION S250を使用した陽子線治療を受ける世界初の患者となりました。治療を施したのはセントルイスのバーンズ・ジューイッシュ病院サイトマンがんセンターワシントン大学メディカルスクールの放射線腫瘍医です。バーンズ・ジューイッシュ病院のS・リー・クリング陽子線治療センターに設置されたMEVION S250は独自の陽子線治療システムとして、従来の陽子線治療システムと同様の正確な非侵襲的治療を提供できるものでありながら、物理的設置面積を大幅に削減し、臨床ワークフローを能率化するとともに、大幅に少ない導入・運用費用で済むようにしたものです。

View of the MEVION S250 Proton Therapy System treatment room at the Siteman Cancer Center at Barnes- ...

View of the MEVION S250 Proton Therapy System treatment room at the Siteman Cancer Center at Barnes-Jewish Hospital in St. Louis, MO. (Photo: Business Wire)

バーンズ・ジューイッシュ病院のRich Liekweg院長は、次のように述べています。「セントルイスの地域社会とそれ以外の地域のためにクリング陽子線治療センターを開設できていることは、当院にとって大きな喜びであり、誇りであります。最寄りの陽子線治療センターまでは、セントルイスから230マイル以上の距離があります。当院の世界水準のがん治療プログラムにおいて、設置面積を劇的に削減して経済性を高めたパッケージで陽子線治療を追加できる能力は、現在の困難な医療環境で必須なものです。バーンズ・ジューイッシュ病院は世界で初めてシングルルームの陽子線治療システムを運用する施設ですが、この先端技術の追加は、患者に最高のケアを提供するという当院の伝統を受け継ぐものです。」

陽子線治療は高い精度で放射線照射を行いつつ健康な組織への不要な照射を制限するため、放射線による副作用を減らして患者転帰を向上させる可能性を備えています。この先端治療をコンパクトな形で提供できるメビオンの能力は業界初のもので、従来の陽子線治療システムで問題となる高い導入費用・維持費用を伴わずに、患者と医師が陽子線治療を利用できるように道筋をつけるものです。メビオン・メディカル・システムズのJoseph K. Jachinowski最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「今回の重要な出来事は、陽子線治療における新時代の幕開けとなるものです。この先端技術を利用して治療を施す能力は、天文学的な費用や、空きスペースの法外な要件、この治療法の特徴であった技術的に扱いにくい装置によって、制約を受けることがなくなりました。MEVION S250は、これら従来の陽子線治療システムが持つすべての利点とそれ以上のものを、財務能力に見合った方法により提供可能であることを証明しています。」

クリング陽子線治療センターの先駆的な陽子線チームは過去数カ月にわたって熱心に作業し、独立した厳格な臨床品質保証検査を通じてMEVION S250 を稼働させ、システム仕様、安全性、信頼性の要件を満たすことを確認しました。臨床システム・教育担当バイスプレジデントのDr. Stanley Rosenthalは、次のように述べています。「MEVION S250は先進的な臨床ワークフローを提供し、診療室内に完全に収容できるため、放射線治療スタッフの教育と日々の治療における診療室の準備が簡素で分かりやすいものとなりました。治療技師に対する初期訓練の経験から、MEVION S250のワークフローと所要時間が、既存の画像誘導放射線治療技術と同等であることが証明されました。」

Jachinowskiは次のように付け加えています。「バーンズ・ジューイッシュ病院と メビオンの両チームは、根気よく熱心に働き、今後に大きな影響を及ぼす業績を上げるに至りました。画期的な医療機器を日常的な臨床業務に導入し、世界各国の多くの患者の生活を改善できる機会は、頻繁にあるものではありません。私たちは皆、この業績に感動し、このチームに参加していることをこれ以上なく誇りに思います。」

さらに4台のMEVION S250陽子線治療システムをニュージャージー州ニューブランズウィックのロバート・ウッド・ジョンソン大学病院、オクラホマ州オクラホマシティーのオクラホマ大学スティーブンソンがんセンター、フロリダ州ジャクソンビルのファースト・コースト・オンコロジーオーランド・ヘルスの陽子線治療センターに設置中です。またオハイオ州クリーブランドにあるユニバーシティー・ホスピタルズサイドマンがんセンターは今年9月にMEVION S250センターの建設に着工し、最初のシステム・モジュールの納品を受けており、これにより米国における陽子線治療システムを供給する大手企業の地位がメビオン・メディカル・システムズにもたらされました。

メビオン・メディカル・システムズについて

メビオン・メディカル・システムズはがん治療の前進に専心する放射線療法企業です。メビオンは最新の陽子線治療システムの先駆的開発企業として、医療技術/科学における進歩を実際の臨床業務プロセスに変えることで、革新的で安全、有効なソリューションを提供しています。

メビオンの主力製品である陽子線治療システムMEVION S250は、従来の陽子線治療システムが持つ治療上の利点をすべて保持した上で、サイズ・コスト・複雑さの障壁を取り除くようにしたものです。メビオンはこの構想の実現により、陽子線治療の今後を永続的に規定する形で、その経済性と利用可能性を世界規模で変革しました。

2004年創設のメビオンはボストン大都市圏に本社を置く非公開会社で、英国と日本に海外事務所を構えています。

当社についてはhttp://www.mevion.comをご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

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CONTACT

Mevion Medical Systems
Melanie M. Benton, 978-540-1551
Marketing
Project Manager
Melanie@mevion.com

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