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Diagnovus、MPEG LAによるLibrassay®ライセンシングプログラムの最初のライセンシーに

2013年10月24日 PM05:55
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デンバー

(ビジネスワイヤ) — MPEG LAは本日、DiagnovusがLibrassay®を通じて特定の特許権につきライセンス契約を締結したと発表しました。Librassay®は分子診断法分野における新しいワンストップ型の特許ライセンシングプログラムであり、特許ライセンシングをリードするMPEG LAによって提供されています。

MPEG LAの社長兼最高経営責任者(CEO)を務めるラリー・ホーンは、次のように述べています。「DiagnovusをLibrassay®プログラムのライセンシーとして迎えることができ、当社は喜んでいます。当社はLibrassayを通じて、個別化医療ソリューションにつながる診断検査向けに、ワンストップで非独占的に特許権を利用したいという市場の高まるニーズに応えるべく、ソリューションを用意しています。MPEG LAが創出した特許プールによって消費者向けエレクトロニクス製品、映像技術、情報技術を利用するための市場ベースのソリューションを提供したのと同じように、MPEG LAのLibrassayは医療市場向けに同様のソリューションを実現し、コスト削減と生活の質の向上で大きな利点をもたらす可能性があります。」

Diagnovusの事業開発担当バイスプレジデントであるジェームズ・ストーバー博士は、次のように述べています。「Librassay®は新登場の遺伝子パネル検査を支える特許に基づくライセンスを求めて高まる市場ニーズに応えるものです。多くの異なる法人によって特許が保有されていると、特にDiagnovusのように素早い対応をする小企業にとって、各団体からライセンスを取得することが困難になる可能性があります。当社は、効率的で費用対効果の高いワンストップ型のライセンシングプラットフォームであるLibrassayの利便性を歓迎します。一括取引で特許権を利用できるようにするLibrassayによって、当社はライセンスを迅速に取得し、ENGAUGETM製品ラインに追加できるようになります。また、知見が少なく治療が不十分となっている侵攻性疾患に苦しむ患者を治療する医師に対して、個別化医療に対応した情報とサービスを提供するという当社の得意分野のために、貴重なリソースを節約することができます。」

Librassay担当エグゼクティブディレクターのクリスティン・ニューマンは、次のように付け加えています。「医療診断関連の特許権は、数を増している世界レベルの研究機関によって保有されていますが、診断法の開発会社やサービスプロバイダーは、大小を問わず、このような特許権を確実に利用するために、Librassay®のウェブサイトにアクセスし、直接当社までご連絡ください。」

2012年9月に開始したLibrassay®(http://www.mpegla.com/Lists/MPEG%20LA%20News%20List/Attachments/83/n-12-09-27.pdf)により、世界一流の研究機関に帰属する診断関連の特許権を、一括ライセンス契約で誰もが利用できます。また、特許権者に対しても、幅広い分野での技術採用の機会や、研究投資に見合う対価、追加投資への動機付けを提供します。このプログラムでは現在、約400の特許が利用可能です。これらの特許はジョンズ・ホプキンス大学、ルートヴィヒがん研究所、メモリアル・スローン・ケタリング癌センター、米国立衛生研究所(NIH)、パートナーズ・ヘルスケア、リーランド・スタンフォード・ジュニア大学理事会、ペンシルベニア大学理事会、カリフォルニア大学サンフランシスコ校、ウィスコンシン同窓会研究基金(WARF)によって保有されています。

オンラインLibrassay®ストアのご利用、またはLibrassay®特許ポートフォリオ・ライセンス文書のご請求については、www.librassay.comをご覧ください。

MPEG LAについて

MPEG LAは、現代的な特許プールのパイオニアとして、いまや重要な技術を広く利用できるようにする特許ライセンスを提供する世界的な独立系企業です。ユーザーが選択した技術の利用支援に当たるMPEG LAは、革新成果を広く採用するための機会を創出し、革新活動を促進するライセンシングソリューションを提供しています。デジタルビデオ圧縮に対するMPEG LA独自のライセンスにより、史上最高の普及度を誇る消費者向け電子機器の規格が生み出されました。このライセンスは特許の藪を取り扱う上でのひな形となっています。MPEG LAは現在、8000以上の特許から構成されたライセンシングプログラムを74カ国で運営しており、ライセンサーは160以上、ライセンシーは5800以上を数えます。詳しい情報については、http://www.mpegla.comをご覧ください。

Diagnovusについて

2011年に創業し、米テネシー州ナッシュビルに本社を置くDiagnovusは分子診断法の専門企業として、知見が少なく治療が不十分となっている侵攻性疾患に苦しむ患者を治療する医師に対して、個別化医療に対応した情報とサービスの提供に傾注しています。Diagnovusの任務は、困難な見通しの疾患に直面している医師、患者、その家族に対する情報提供を改善する革新的な分子診断法を通じて、患者の健康と治療決定のクオリティーを向上させることです。個別化ゲノミクスは患者のより良い転帰を達成する上で医師を支援し、医療リソースのより効率的な使用に貢献します。Diagnovusの基本方針は、このようなゲノミクスをもたらすことへの真摯な努力によって規定されています。詳細については、www.diagnovus.comをご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

CONTACT

MPEG LA, LLC
Tom O’Reilly, 303-200-1710
Fax: 301-986-8575
toreilly@mpegla.com

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