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新たな研究から腹部開放創陰圧療法システムABThera™についての重要な知見

2013年05月20日 PM08:10
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サンアントニオ

(ビジネスワイヤ) — キネティック・コンセプツは本日、腹部開放創陰圧療法システムABThera™(ABThera™ OA NPT)が、従来のBarker式真空パック法(BVPT)と比較して、外傷患者や外科手術患者において、患者転帰の有意な改善と相関していたと発表しました。観察研究「陰圧創傷治療システムおよびBarker式真空パック法と相関する臨床転帰を検討した前向き研究」(Prospective Study Examining Clinical Outcomes Associated with a Negative Pressure Wound Therapy System and Barker’s Vacuum Packing Technique)は、World Journal of Surgery1に掲載されました。

このABTAC研究では、ダメージコントロール開腹術か、腹腔内高血圧または重症敗血症の治療に続いて一時的閉腹(TAC)を必要とする外傷患者および外科手術患者280人を、米国の20施設から選別して組み入れました。48時間以上の一貫したTAC療法を受けた患者において、30日以内の一次筋膜閉鎖率はABThera™ OA NPT群が69%、BVPT群が51%でした(p=0.03)。同じ患者集団における30日総死亡率はABThera™ OA NPTによる治療を受けた患者群が14%、BVPTによる治療を受けた患者群が30%でした(p=0.01)。多変量ロジスティック回帰分析の結果、ABThera治療群はBVPT治療群と比べ、年齢・疾患重症度・累積輸液量で調整後の30日生存率は3.2倍高いことが判明しました[(95パーセント信頼区間); p=0.02]。

オーランド・ヘルスの外科コーポレートチェアマンで、本研究における主執筆者のマイケル・チーザム氏(MD)は、次のように述べています。「今回は、特定の一時的閉腹法が生存率を向上させるメリットと相関関係にあることを示す初の臨床研究です。腹部開放創管理の包括的手法の一環としてABThera OA NPTを活用する場合、死亡率の低下、開放創閉鎖率の上昇、全体的な患者転帰の改善と有意な相関関係が見られました。」

腹部の複雑な症状の管理で腹部を開放しておくことは、一般的な処置となっています。しかし、長時間にわたる腹部開放は体液損失、感染、腹部領域の喪失、 臓器不全、死亡をもたらす場合があります。重症疾患の治療に腹部開放を必要とする患者の管理において、潜在的に有害な腹水の除去と一次筋膜閉鎖の達成は重要な目標であることが臨床研究で示されています。採用するTACの方法が、患者転帰にとって重要な役割を果たすと考えられます。

KCIの最高医学責任者(CMO)であるロン・シルバーマン(MD)は、次のように述べています。「この重要な研究から劇的で極めて顕著な結果が得られたことを、当社は非常にうれしく思います。複雑で生命を脅かす場合が多い腹部開放創の患者の管理に当たる医師にとって、このデータは有益な指針となるはずです。」

KCIのジョー・ウッディー社長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「KCIは医療業務の変革と患者の生活向上に専心しています。この重要な研究で示された劇的な結果は、腹部開放創の患者の管理に当たる医師にとって、極めて有用なものになるはずです。」

腹部開放創陰圧療法システムABThera™が適応となるのは、一次閉鎖が不可能で腹腔への反復進入が必要とされる場合における腹壁開口部の一時的ブリッジングです。本システムは内臓が露出している腹部開放創への使用を目的としています。同開放創には腹部コンパートメント症候群(ACS)が含まれますが、本症候群に限定されません。想定している医療現場は、ICUなど、救急病院内で高度なモニタリングがなされるエリアです。この腹部創傷被覆材は、手術室で使用されるケースが多いものと思われます。

発表論文をご覧になるにはここをクリックしてください。重要な安全情報を含め、腹部開放創陰圧療法システムABThera™の詳細情報については、www.KCI1.comをご覧ください。

KCIについて

キネティック・コンセプツ(KCI)は世界一流の医療技術企業として、世界25カ国以上の顧客と患者に対し、高度技術に基づいて変革をもたらす革新的な治療ソリューションの理解・開発・販売に専心しています。米テキサス州サンアントニオに本社を置くKCIは、創傷治療の科学を発展させ、医療専門家の進化するニーズに対応する顧客志向の革新成果を創出することで、患者ケアに好影響を与えることに傾注しています。KCIの専有的な陰圧技術は、医療提供者が多様なタイプの創傷を処置する方法に革命をもたらしました。V.A.C.®治療システムは世界全体で700万例以上の創傷治療で使用されてきました。KCIとその製品の詳細情報については、www.KCI1.comをご覧ください。

1. Cheatham ML et al. Prospective Study Examining Clinical Outcomes Associated with a Negative Pressure Wound Therapy System and Barker’s Vacuum Packing Technique [published online ahead of print May 14, 2013]. World Journal of Surgery. doi:10.1007/s00268-013-2080-z.

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

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