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WINコンソーシアムとファイザーが提携し、がん個別化治療の前進を目指す

2012年12月12日 PM08:40
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仏ビルジュイフ

(ビジネスワイヤ) — がん個別化治療を推進するワールドワイド・イノベーティブ・ネットワーク(WIN)コンソーシアムは本日、ファイザー(NYSE:PFE)が製薬会社として初めてコンソーシアムの会員に加わったと発表しました。提携を通じて達成できる成功は、どんな組織が単独で達成する成功よりも大きいとの認識に基づいて創設されたWINコンソーシアムは、学会・業界・患者支援の名立たる組織から構成されるグローバルネットワークで、世界各国の患者にとって、がん個別化治療を現実のものとするために活動しています。

ファイザーは精密医薬品のアプローチによる医薬品開発に強い意欲で取り組んでおり、オンコロジー治療薬の開発で蓄積した幅広い経験と相まって、同社の目標と能力は、WINコンソーシアムの使命と戦略的に整合するものです。ファイザーはコンソーシアムの最新会員として、世界各国のがん患者のために結集した当コンソーシアムが将来において成果を具体化する上で、不可欠な役割を果たすことになります。

ギュスタフ・ルーシーがん研究所のゼネラルディレクターでWINコンソーシアムの副会長を務めるアレクサンダー・エグジャモン教授は、次のように述べています。「がん個別化治療における最新の進歩を患者に届けるには、医療科学コミュニティーにおける部門間の提携が必要となります。ファイザーががんの標的治療薬開発に強い意欲で取り組み、オンコロジー治療薬開発で幅広い専門知識を有していることは、がん個別化治療の進歩を加速化して患者がその恩恵をいち早く受けられるようにする上で、重要な役割を果たすはずです。ファイザーを初の製薬会社パートナーに迎えられるのは光栄で、この提携が世界各国のがん患者に利益をもたらすと信じています。」

オンコロジー分野における標的治療薬開発に関するファイザーの先進的能力は、鋭い分析能力と機会を広範に当コンソーシアムにもたらします。ファイザーは特定の標的または経路に対して作用するオンコロジー治療薬の強力なパイプラインを積極的に開発中で、腫瘍形成の促進因子・細胞信号伝達、抗体・薬物複合体、血管新生抑制、がん幹細胞、代謝、エピジェネティクスを含む諸分野のプログラムを擁しています。研究を基盤とする製薬会社として世界最大級の規模を誇るファイザーは毎年、オンコロジー分野の臨床試験100件以上に積極的に取り組んでいます。

ファイザーのオンコロジー事業部門トランスレーショナル・オンコロジー担当バイスプレジデントであるリチャード・ビューラー博士は、次のように述べています。「初の製薬会社としてWINコンソーシアムに参加し、オンコロジー治療薬開発に関する当社の専門性と資源をこの重要な協働活動に役立てられるのは、ファイザーにとって大きな喜びです。がん個別化治療はファイザーの使命にとって重要な要素で、このイニシアチブは知見を全体として共有し、アイデアを交換するとともに、がん患者によい影響を与えるための独自のフォーラムを提供するものです。」

テキサス大学M.D.アンダーソンがんセンター(米国)とギュスタフ・ルーシーがん研究所(フランス)によるイニシアチブで2010年に設立されたWINコンソーシアムは、学術、製薬、バイオテクノロジー、医療IT、患者支援の各分野における傑出した25組織が構成するグローバルネットワークで、世界規模の臨床試験や研究プロジェクトを通じ、ゲノムをベースとしたがん研究における最有望のテーマを発展・応用させることで、新しいがん治療薬の研究成果をベッドサイドまで届ける速度を加速し、その費用を削減するために活動しています。WINは非政府・非営利組織でパリに本部を置いています。

詳細についてはwww.winconsortium.orgをご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

CONTACT

Catherine Bresson:
Director Operational Team
Catherine.bresson@winconsortium.org
or
Vladimir
Lazar:
Chief Operating Officer
+33 1 42 11 40 20

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