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英国国立医療技術評価機構がコヴィディエンのBIS脳モニタリングシステムを推奨

2012年11月26日 PM12:40
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米コロラド州ボルダー

(ビジネスワイヤ) — ヘルスケア製品世界的大手で患者モニタリング装置と呼吸器ケア装置で高い評価を誇るイノベーター企業のコヴィディエン(NYSE:COV)は本日、英国国立医療技術評価機構(NICE)が麻酔深度を評価するための選択肢として、脳波検査モニター、特にバイスペクトラルインデックス(BIS™)モニターの使用を勧告していると発表しました。

本勧告では具体的に、全静脈麻酔を受けている患者すべて、あらゆるタイプの全身麻酔を受け、有害転帰の高リスクにあると見なされている患者(麻酔時の全過程)に対して、BISモニターを使用すべきと記述しています。これらは意図しない覚醒という高リスクにある患者や、過度の麻酔という高リスクにある患者などです。コヴィディエンのBIS脳モニタリングシステムを活用することで、臨床医は脳の電気的活動から患者の意識レベルを評価することができます。

NICEガイダンスは特に、術中における意図しない覚醒(意識)あるいは過度の麻酔という高リスクにある患者のケア選択肢として、BISシステムを推奨しています。両状態とも、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、心臓発作、脳卒中、高齢者では認知機能障害ないし「モヤ状態の脳」を含め、短期・長期の深刻な健康リスクを引き起こすことがあります。

意図しない覚醒という高リスクにある患者には、高齢者の患者に加え、病的肥満や心臓血管機能不全、2つ以上の慢性病を抱えている患者、アヘン剤ないしアルコールの重度の使用者、静脈麻酔やある種の外科的処置を受けている患者が含まれます。

全静脈麻酔を受けている患者に対する選択肢としてBISモニタリングを活用するとの勧告がなされた理由は、同法がコスト効率に優れ、これらの患者において麻酔薬濃度の測定が不可能であるからです。

コヴィディエンの呼吸器・モニタリングソリューション部門で最高医学責任者(CMO)を務めるスコット・ケリー(M.D.)は、次のように述べています。「NICEによる評価・勧告では、麻酔専門家に対して、麻酔深度のモニタリングの活用に関して明瞭な指針を提供しています。麻酔深度のモニタリングによって、全身麻酔で有害反応を引き起こす高いリスクにある患者にとって、ケアと安全性が飛躍的に向上します。麻酔医はBIS脳モニタリング技術とその他の標準技法を併用しながら、意識レベルを正確に見極め、麻酔薬の投与量を患者に合わせることで、最適な患者体験を保証し、リスクを最小化することができます。」

NICE診断ガイドラインは、サウサンプトン大学医療技術評価センターが集めた広範な臨床エビデンスと、同センターが作成した評価報告書、また数多くの専門組織および機器メーカーの見解に基づくものです。臨床研究の一環として評価された脳モニタリング技術には、その他にもGEヘルスケアのE-Entropy、シラーのNarcotrend-Compact Mがあります。

コヴィディエンについて

コヴィディエンはヘルスケア製品の世界的大手企業として、患者転帰改善のための革新的メディカルソリューションを創出し、臨床でのリーダーシップと卓越性によって価値を提供しています。医療機器、医薬品、メディカル・サプライの3領域で、業界をリードする広範な製品ラインの製造、供給、サービスを行っています。当社は2012年度に119億万ドルの売上高を上げ、世界70カ国に約4万3000人の従業員を擁し、当社の製品は140を超える国々で販売されています。当社事業の詳細については、www.covidien.comをご覧ください。

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