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新型コロナに対するコルヒチン、転帰改善に有意差認めず-6件の無作為化試験をメタ解析

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2021年12月06日 PM03:45

痛風治療薬コルヒチンはCOVID-19の予後を改善しない

痛風の治療薬であるコルヒチンは、)の治療に有効性を示さないとする研究報告が「RMD Open」に11月22日掲載された。GMERS医科大学(インド)のKedar Gautambhai Mehta氏らが行ったシステマティックレビューとメタ解析の結果であり、設定した評価項目の全てにおいて転帰改善が認められず、有害事象は有意に増加する可能性が示されたという。


画像提供HealthDay

コルヒチンは抗炎症作用を有する痛風治療薬。COVID-19重症化には過剰な炎症反応が関与しているため、コルヒチンの抗炎症作用がCOVID-19重症化抑制につながる可能性が期待され、これまでに複数の臨床試験が行われている。Mehta氏らは、それらの研究報告を対象とするシステマティックレビューとメタ解析を行った。

文献検索で69報の論文がヒットし、このうち適格基準を満たす6件の無作為化比較試験をメタ解析の対象とした。それらの研究には合計1万6,148人のCOVID-19患者が参加していた。6件中、プラセボ対照二重盲検試験は2件であり、他の4件はオープンラベル試験だった。これらの研究報告のエビデンスとしての質は、GRADEシステムによる判定で大半が中程度と判定された。

メタ解析の結果、死亡率に関してはコルヒチン投与群と、支持療法のみを受けた対照群とで有意差が認められなかった〔リスク差(RD)-0.00(95%信頼区間-0.01~0.01)〕。同様に、5件(参加者数の合計1万5,519人)の研究に基づく換気サポートを要するリスク〔リスク比(RR)0.67(同0.38~1.21)〕、3件(220人)の研究に基づくICU入室リスク〔RR0.49(同0.19~1.25)〕、および4件(1万1,560人)の研究に基づく入院期間〔平均差-1.17(同-3.02~0.67)〕にも有意差は見られなかった。

一方、3件の研究(4,665人)に基づく有害事象はコルヒチン投与群の方が有意に高頻度であり〔RR1.58(同1.07~2.33)〕、特に下痢がコルヒチン投与群で多かった〔RR1.93(同1.62~2.29)〕。重篤な有害事象は有意差がなかった〔RD-0.01(同-0.02~0.00)〕。

これらの結果から、COVID-19の標準治療にコルヒチンを追加するメリットはないことが示唆された。ただし著者らは、「われわれがメタ解析の対象とした研究報告には、オープンラベルで行われた無作為化比較試験が含まれていた。さらに、死亡率以外の評価項目と有害事象のメタ解析は、より少数の研究報告に基づくものであり、結果を慎重に解釈する必要がある」と述べている。(HealthDay News 2021年11月25日)

▼外部リンク
Efficacy and safety of colchicine in COVID-19: a meta-analysis of randomised controlled trials

HealthDay
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