医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【埼玉県薬剤師会】小児在宅で多職種連携-入院・退院後に情報共有

【埼玉県薬剤師会】小児在宅で多職種連携-入院・退院後に情報共有

読了時間:約 2分27秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2021年12月01日 AM10:15

埼玉県薬剤師会は、小児在宅医療の薬物療法で薬剤師が多職種連携に参画する仕組み作りを進めている。埼玉県で多用されている多職種連携ツールに薬局薬剤師や病院薬剤師、病院の医師に参加を促し、入院中や退院後、在宅現場での様子、入院前の情報について共有するなど小児在宅医療における医療機関と薬局間連携体制の構築を目指す。入間郡毛呂山町にある埼玉医科大学病院と周辺薬局をモデル地区に選定し、次年度には県内全域に横展開していきたい考えだ。

小児患者は長期にわたって在宅医療の対応が必要になり、入退院を繰り返す例が多く、入院中の情報や退院後の対応、入院までの情報提供などについて病院薬剤部と薬局薬剤師の薬薬連携を含む情報共有体制を構築する必要性が指摘されている。厚生労働省は今年度の予算で「成育医療分野における薬物療法等にかかる連携体制構築推進事業」を実施しており、10都県の薬剤師会を採択。埼玉県薬はその採択事業者の一つとなっている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論
  • 【消費者庁】健康被害報告基準明確化を-機能性食品検討で初会合
  • 【厚労省】心筋炎既往歴「慎重に」-コロナワクチンで周知
  • 【政府構想会議】エコシステムの構築を明記-創薬力向上へ論点整理案
  • 【医療機能評価機構】輸液を末梢静脈から誤投与-「中心静脈から」周知促す