医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【生物由来技術部会】癌ウイルス薬が国内初登場-7年間の条件付き承認了承

【生物由来技術部会】癌ウイルス薬が国内初登場-7年間の条件付き承認了承

読了時間:約 1分32秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2021年05月26日 AM11:30

薬事・食品衛生審議会再生医療等製品・生物由来技術部会は24日、第一三共の国内初となる癌治療用ウイルス「」(一般名:)など2件の製造販売承認を審議し、デリタクトを7年間の条件・期限付き承認、その他1件を通常承認で了承した。厚生労働省は、1カ月以内をメドに承認したい考え。

デリタクトは、有効成分のテセルパツレブを含有し、悪性神経膠腫を効能・効果とする。遺伝子組み換え単純ヘルペスウイルス1型で、癌細胞に感染させることでウイルスが増殖し、対象の細胞を死滅させる。癌に対してウイルスを用いた治療剤の登場は国内初。また、遺伝子治療薬では、アンジェスのコラテジェン、ノバルティスファーマのゾルゲンスマに続く3件目となる。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論
  • 【消費者庁】健康被害報告基準明確化を-機能性食品検討で初会合
  • 【厚労省】心筋炎既往歴「慎重に」-コロナワクチンで周知