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米国の新型コロナ感染率は推計14.5%、ワクチン接種が集団免疫獲得への鍵

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2021年01月18日 PM02:30

米国でも新型コロナウイルス集団免疫獲得にはほど遠い

米国人口の約14.5%、4700万人が2020年11月15日までに新型コロナウイルスに感染したとする推計データが発表された。この数字は、同日までに医療統計として報告された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者数1100万人よりもはるかに多いが、集団免疫の獲得に至るまでには、まだかなりのギャップがあるという。詳細は「JAMA Network Open」に1月5日掲載された。


画像提供HealthDay

この論文の筆頭著者は、COVID-19に対するワクチンを供給している米ファイザー社のFrederick Angulo氏。同氏は、「医療統計として報告されている感染者数は、医療機関を受診して診断された人の数にすぎない。実際にはこの数字以外に無症候性の感染者が存在し、感染者総数の少なくとも40%を占めるのではないか」と語っている。

新型コロナウイルスに感染した人は、何らかの免疫を獲得すると考えられる。仮に十分な人口(約70%)が感染またはワクチン接種により免疫を得れば、集団免疫が獲得され、ウイルス伝播の抑制が期待できる。しかしAngulo氏は、「11月半ばまでに米国人口の14%以上が既に感染したと示唆されるものの、集団免疫を得るにはまだほど遠い」と述べている。

11月15日時点で報告されている米国内のCOVID-19患者数は、1084万6,373人。それ以降急増しており、ニューヨークタイムズ紙によると、1月5日時点で2080万人以上に上る。しかし、それでも集団免疫獲得にはまだはるかに及ばないことから、専門家はワクチン接種の推進が必須と指摘している。

その一人は、米ジョンズ・ホプキンス大学のAmesh Adalja氏だ。「COVID-19患者数に関する医療統計はパンデミックの実態を大幅に過小評価している。とは言え、米国の大部分の地域が、まだ集団免疫を得たと言える状態に達していないことも事実だ。今回発表されたデータは、パンデミック抑制のためのワクチン接種が不可欠であることを示している」と同氏は説明する。

Angulo氏らの研究は、米疾病対策センター(CDC)が州レベルおよび全国規模で複数回実施した血清疫学調査のデータを基に、統計学的手法により真の感染者数を推計するというもの。その結果、11月15日までの米国内の新型コロナウイルス感染者の推計中央値は4691万6人(四分位範囲3819万2,705~6081万4,748人)、そのうち症候性の感染者は2812万2,752人(同2301万4,957~3643万8,592人)、入院患者数は95万6,174人(同78万2,509~123万8,912人)、死亡者数は30万4,915人(同24万8,253~39万5,296人)と算出された。

著者らはこの数値を「控えめなもの」と述べている。また、COVID-19パンデミックは静的な現象ではないため、この推計値は時間とともに変化する可能性があるとし、「ワクチン導入後もさらなる調査が必要」と付け加えている。(HealthDay News 2021年1月5日)

▼外部リンク
Estimation of US SARS-CoV-2 Infections, Symptomatic Infections, Hospitalizations, and Deaths Using Seroprevalence Surveys

HealthDay
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