医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【日薬連】供給調整スキーム発動-小林化工の自主回収問題で

【日薬連】供給調整スキーム発動-小林化工の自主回収問題で

読了時間:約 2分8秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2021年01月08日 AM11:30

日本製薬団体連合会は、小林化工が製造販売する後発品の自主回収で供給不安が発生している問題を受け、緊急時に医薬品の供給調整を行える「医療用医薬品供給調整スキーム」を発動した。もともと新型コロナウイルス感染症に伴う医薬品原料の確保を目的に策定されたが、同社の自主回収による安定供給への影響が大きいことから供給調整を行う。現在、供給調整チームを招集中で、供給調整の対象となる品目について代替品を確保し、今月末をメドに供給できるようにしたい考え。

同社が製造販売する抗真菌剤「」に睡眠導入剤が混入している問題をめぐっては、厚労省と医薬品医療機器総合機構(PMDA)、福井県が2020年12月21、22の両日に全製品を対象に立ち入り調査を実施。試験結果の評価手順の不備などが認められ、同社が後発品16品目の自主回収を行うと発表した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論
  • 【消費者庁】健康被害報告基準明確化を-機能性食品検討で初会合
  • 【厚労省】心筋炎既往歴「慎重に」-コロナワクチンで周知