医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【再生医療等評価部会】臨床研究での死亡例報告-遺伝子治療、因果関係なし

【再生医療等評価部会】臨床研究での死亡例報告-遺伝子治療、因果関係なし

読了時間:約 1分32秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2020年10月14日 AM11:00

厚生科学審議会再生医療等評価部会は8日、千葉大学医学部附属病院から、悪性胸膜中皮腫を対象にNK4遺伝子を発現するアデノウイルスベクターを投与する臨床研究を受けた患者が、昨年12月に膵癌の進行で死亡したと報告を受けた。同院は、遺伝子治療を原因とする有害事象は見られなかったとし、死亡と直接の因果関係がないとの見解を示した。厚生労働省大臣官房厚生科学課は、「結論に異論は出なかった」と説明している。

死亡が確認され、「遺伝子治療等臨床研究重大事態」として報告されたのは、切除不能な悪性胸膜中皮腫を対象にNK4遺伝子を発現するアデノウイルスベクターを投与して安全性と有効性を確認する臨床研究(研究責任者=巽浩一郎千葉大学大学院医学研究院呼吸器内科学教授)。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論
  • 【消費者庁】健康被害報告基準明確化を-機能性食品検討で初会合
  • 【厚労省】心筋炎既往歴「慎重に」-コロナワクチンで周知