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EGFR変異陽性NSCLC、GioTagアップデート研究の最終解析結果を発表-独ベーリンガー

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2020年09月17日 AM11:45

アファチニブに続くオシメルチニブ治療のOS中央値は37.6か月

独ベーリンガーインゲルハイムは9月2日、GioTagアップデート研究の最終解析結果を発表した。GioTagアップデート観察研究の結論は「Future Oncology」に掲載されている。

GioTagアップデート研究は、、レトロスペクティブの観察研究。同研究では、第1世代および第2世代のEGFRチロシンキナーゼ阻害剤()に対する最も一般的な耐性メカニズムであるT790M獲得遺伝子変異を有するDel19/ EGFR遺伝子変異陽性(EGFR M+)の非小細胞肺がん()患者において、初回治療のアファチニブ後にオシメルチニブを投与する治療法を評価した。

この結果から、解析に含まれる患者203人において、アファチニブに続いてオシメルチニブを投与するシークエンシャル治療により、全生存期間(OS)中央値が37.6か月(90%信頼区間[CI]:35.5–41.3)、治療成功期間(TTF:Time to Treatment Failure、アファチニブに続きオシメルチニブを投与するシークエンシャル治療の期間)が27.7か月(90% CI:26.7–29.9)に達した。

アジア人サブグループのOSは44.8か月、+アジア人では45.7か月

またアジア人患者のOS中央値は44.8か月(90% CI:37.0–57.8)、Del19変異陽性患者では41.6か月(90% CI:36.9–45.0)となった。これらの患者群のTTF中央値は、それぞれ37.1か月(90% CI:28.1–40.3)、30.0か月(90% CI:27.6–31.9)だった。Del19陽性のアジア人患者31人におけるOS中央値は45.7か月(90% CI:38.2–57.8)、TTFは40.0か月(90% CI:36.4–45.0)となった。

特定の患者サブグループで化学療法前に長期間分子標的薬治療ができる可能性

このTTFの結果は、アファチニブに続きオシメルチニブを投与するシークエンシャル治療により、これら特定の患者サブグループにおいて化学療法を開始する前に、長期にわたって分子標的薬で治療を継続できる可能性を示唆している。

一般的なランダム化臨床試験では登録対象から除外、または少数しか組み込まれることがない患者サブグループにおいても、臨床効果は一貫していた。これらのサブグループのOS中央値は、安定した脳転移を有する患者群では31か月(90% CI:19.5–45.0)、65歳以上の患者群で36.9か月(90% CI:33.0–44.8)、ECOG PSが2以上の患者群で32か月(90% CI:24.5–34.5)だった。これらの患者群のTTF中央値は、それぞれ22.2か月(90% CI:16.8–29.9)、27.3か月(90% CI:20.4-31.3)、22.2か月(90% CI:16.0–26.5)だった。

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