医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【理研が世界初】コロナ薬候補の抽出成功-既存薬からスパコン「富岳」で

【理研が世界初】コロナ薬候補の抽出成功-既存薬からスパコン「富岳」で

読了時間:約 2分13秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2020年07月08日 AM10:15


■理研が世界初

理化学研究所は、」を用いた分子シミュレーションで、2128種の既存医薬品の中から新型コロナウイルスの細胞内増殖に関わるメインプロテアーゼに高い親和性を示す治療薬候補群を抽出することに成功した。既にいくつかの候補薬は海外で臨床研究や治験が進んでいるが、まだ効果の検証が始まっていない多数の治療薬候補を抽出できたという。コンピュータを用いて数千種類の化合物と蛋白質の作用を短期間で計算できたのは世界で初めて。

今回、2128種の既存医薬品が新型コロナウイルスの細胞内増殖に関わるメインプロテアーゼの標的部位やプロテアーゼ全体に結合する強さを1つずつ富岳で計算し、それぞれの強さを数値化した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【厚労省】29年度末65%以上を新目標-後発品の金額シェア設定
  • 【厚労省】卸・薬局に早期発注要請-物流2024年問題で通知
  • 【厚労省検討会議】PPIのOTC化へ前進-否決から6年ぶり議論再開
  • 【厚労省】安定供給情報の公表指針案-共同開発先公表など要求
  • 【厚労省小委】平時から体制整備必要-インフル計画改定で