医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【診療報酬改定率で閣僚合意】本体を0.55%引き上げ-大型門前等の「外枠」はなし

【診療報酬改定率で閣僚合意】本体を0.55%引き上げ-大型門前等の「外枠」はなし

読了時間:約 2分15秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2019年12月20日 AM10:15

麻生太郎財務大臣と加藤勝信厚生労働大臣は17日、来年度予算案の閣僚折衝を行い、医療の技術料などに当たる「診療報酬本体」を0.55%(国費+600億円程度)引き上げることで合意した。このうち、0.08%を特例的な対応として救急病院勤務医の働き方改革に充て、消費税財源を活用。残る0.47%分の各科改定率の内訳については、医科0.53%増、歯科0.59%増、調剤0.16%増で、技術料割合に基づく医科:歯科:調剤の配分比率は「1:1.1:0.3」を維持。改定率の外枠で大型門前薬局等の報酬を削減するなどの対応は行われなかった。

閣僚折衝する加藤厚労相(左)と麻生財務相

今回、診療報酬の本体部分はプラスとなったが、平均乖離率を踏まえ実施される通常の薬価改定で0.99%(国費1100億円程度)、材料改定で0.02%(国費30億円程度)引き下げられることから、全体では0.46%のマイナス改定となる。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論
  • 【消費者庁】健康被害報告基準明確化を-機能性食品検討で初会合
  • 【厚労省】心筋炎既往歴「慎重に」-コロナワクチンで周知
  • 【政府構想会議】エコシステムの構築を明記-創薬力向上へ論点整理案
  • 【医療機能評価機構】輸液を末梢静脈から誤投与-「中心静脈から」周知促す