医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品 > トリンテリックス、うつ病・うつ状態の適応で発売-武田薬品

トリンテリックス、うつ病・うつ状態の適応で発売-武田薬品

読了時間:約 1分28秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2019年11月28日 AM11:45

セロトニン再取り込み阻害作用・セロトニン受容体調節作用を有するトリンテリックス

武田薬品工業株式会社とルンドベック・ジャパン株式会社は11月27日、うつ病・うつ状態を適応とする治療剤として「®錠10㎎、20㎎」(一般名:)を発売したことを発表した。

トリンテリックスは、セロトニン再取り込み阻害作用ならびにセロトニン受容体調節作用(セロトニン3受容体、セロトニン7受容体およびセロトニン1D受容体のアンタゴニスト作用、セロトニン1B受容体部分アゴニスト作用、セロトニン1A受容体アゴニスト作用)を有しており、セロトニンだけでなく、ノルエピネフリン、ドパミン、アセチルコリン、ヒスタミンの遊離を調節すると言われている。国内臨床第3相試験(NCT02389816)などの結果より、トリンテリックスがプラセボとの比較で、うつ病の症状を統計学的に有意に改善したことから、今回の発売に至った。

大うつ病性障害は、世界で約1億6,000万人が罹患していると言われる精神疾患で、日本では人口の約2.5%である約300万人が罹患している。大うつ病性障害は、臨床的うつ病としても知られており、全世界で主な精神障害のひとつとして疾病負担の要因ともなっている。大うつ病性障害は、精神症状に加え、身体症状および認知障害を併発することがある。その症状には、抑うつ気分、興味または喜びの著しい減退、有意の体重減少または体重増加、食欲の変化、不眠や過眠、精神運動焦燥または制止、疲労感または気力の減退、無価値感や過度の罪責感、思考力や集中力の減退、決断困難、および反復的な自殺念慮が含まれる。

大うつ病性障害成人患者の治療剤として84か国で承認

トリンテリックスは、大うつ病性障害成人患者の治療剤として2013年9月30日に米国食品医薬品局(FDA)から承認された。現在、日本、欧州、カナダ、チリ、中国、メキシコ、アルゼンチン、韓国、トルコ、オーストラリア、香港、シンガポール、および南アフリカ共和国を含む計84か国で承認されている。

ルンドベック社は、2007年に日本におけるトリンテリックスの共同開発および将来的な共同商業化に関する契約を武田薬品と締結。製造販売承認取得後、武田薬品とルンドベック・ジャパンはトリンテリックスのコ・プロモーションを行っている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品

  • バクスミー点鼻粉末剤、低血糖時の救急処置で承認-リリー
  • メラトベル、小児期の神経発達症に伴う入眠困難の改善で承認-ノーベルファーマ
  • 「ソリクア」、インスリン療法が適応となる2型糖尿病で承認-サノフィ
  • ゾルゲンスマ、脊髄性筋萎縮症(SMA)への遺伝子治療用製品として承認-ノバルティス
  • バリシチニブ、円形脱毛症で画期的治療薬に指定-米リリー