医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【徳島文理大調査】新設薬大、研究生産性低く-論文数は旧私立大の半分

【徳島文理大調査】新設薬大、研究生産性低く-論文数は旧私立大の半分

読了時間:約 1分54秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2019年11月25日 AM10:15

2003年以降に薬学部を新設した私立薬系大学の研究生産性は、02年までに設立された旧私立薬系大学に比べて低いことが、岸本泰司氏(徳島文理大学香川薬学部生命物理化学教授)らの調査で明らかになった。17年度の新設私立大の講師以上の教員1人当たりの論文数は、旧私立大の半分程度だった。岸本氏は「6年制薬学教育の導入と新設薬学部の増加は、当初から指摘されていた基礎研究力の低下を実際に招きつつある可能性がある」と警鐘を鳴らしている。

■基礎研究力低下に警鐘-徳島文理大調査

岸本氏らは、17年度版全国薬学教員名簿から75薬系大学の全ての教授、准教授、講師3071人を抽出。このデータをもとに、生命科学論文などを無料検索できる「パブメド」の生物・医学系分野から各大学の17年度の論文数を集計し、講師以上の教員1人当たりの論文数を算出して各大学群間で比較した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論
  • 【消費者庁】健康被害報告基準明確化を-機能性食品検討で初会合
  • 【厚労省】心筋炎既往歴「慎重に」-コロナワクチンで周知