医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【京都桂病院】PBPMで呼吸機能改善-薬剤師が吸入デバイスを選択

【京都桂病院】PBPMで呼吸機能改善-薬剤師が吸入デバイスを選択

読了時間:約 2分25秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2019年11月22日 AM10:30

京都桂病院が実施した「プロトコールに基づく薬物治療管理」()によって、(COPD)患者の吸入デバイスの選択を薬剤師が担当した結果、以前の通常診療群と比べて呼吸機能が1.5倍改善することが明らかになった。臨床症状も大きく改善し、急性増悪リスクの低下も認められた。薬剤師が外来で患者面談に時間を費やし、呼吸機能や身体機能に加え、生活スタイルや意向を汲み取った上で、使いやすい吸入デバイスを患者と一緒に選んだことが奏効した。来年度以降、地域薬局を含めたPBPMに発展させたい考えだ。

塩飽氏

PBPMに沿って薬剤師は、初回診察時に呼吸器外来医師から吸入療法開始の指示を受け、外来で患者と面談する。事前に医師などと合意した標準的な基準で患者を評価し、最適な吸入デバイスを選んで医師に提案。承認を得た場合に使い方などを患者に説明する。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【行政評価・監視委】20歳以上にも規制強化を-濫用の恐れのある医薬品
  • 【医薬品情報学会】口腔OTCの根拠公表-鎮痛薬服用前後で効果
  • 【茨城県/順天堂大】「茨城県地域枠」で協定締結-在学中に月10万円貸与
  • 【薬事検討会】中等度変更事項を試行導入-報告書案が大筋で了承
  • 【厚労省】29年度末65%以上を新目標-後発品の金額シェア設定