医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 宝塚市内の受診で多剤抑制-調剤レセプト解析で明らかに

宝塚市内の受診で多剤抑制-調剤レセプト解析で明らかに

読了時間:約 2分20秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2019年07月12日 AM11:00

兵庫県宝塚市内の病院を利用する患者は、市外の病院を利用する患者に比べて多剤併用()になりにくいことが、ビッグデータの解析によって明らかになった。宝塚市立病院薬剤部、、近畿大学薬学部の研究グループが、国民健康保険の宝塚市在住患者(74歳以下)の調剤レセプトデータを解析したところ、多剤併用が少ない傾向が示された。宝塚市では2015年から多職種が連携し地域全体でポリファーマシーの適正化に取り組んでいる。研究グループは「取り組みの成果が数値として表れたのではないか」としている。

ポリファーマシー適正化に取り組む宝塚市立病院薬剤部のスタッフ。前列が吉岡薬剤部長

■地域全体の取り組み反映

研究グループは、国民健康保険の宝塚市在住の患者(74歳以下)約2万人を対象に、15~18年の4年間における各6月の調剤レセプト請求データを調査。内服薬が28日以上処方された患者を抽出し、6剤以上の多剤併用に関係する因子をロジスティック回帰分析で解析した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【厚労省】心筋炎既往歴「慎重に」-コロナワクチンで周知
  • 【政府構想会議】エコシステムの構築を明記-創薬力向上へ論点整理案
  • 【医療機能評価機構】輸液を末梢静脈から誤投与-「中心静脈から」周知促す
  • 【公明党/立憲民主党】GMP認証の義務化求める-機能性表示食品で提言
  • 【厚労省】在宅訪問の駐車許可緩和-緊急時申請負担も軽減