医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 日病薬・川上副会長、薬剤師派遣「容認できない」-病院等での「調剤」は禁止対象

日病薬・川上副会長、薬剤師派遣「容認できない」-病院等での「調剤」は禁止対象

読了時間:約 2分34秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2018年11月14日 AM11:30


■病棟業務も広義の調剤に該当

日本病院薬剤師会の川上純一副会長は9日、米子市内で開かれた日病薬中国四国ブロック会長会議で、外部業者から病院への薬剤師派遣について、日病薬として「容認できない」との姿勢を明らかにした。労働者派遣法の法令の規定で、病院等での「薬剤師の調剤」は労働者派遣事業の禁止対象になっていることを提示。さらに、チーム医療を推進する上でも「医療機関に所属する薬剤師が、病棟業務も含めて自分たちが責任を持って行うべき」とし、「派遣薬剤師が病棟業務などを行うことは容認できない」と強調した。

中国四国ブロック8県の病薬会長らが様々な課題について意見を交換した

事態の発端は、日本調剤が労働者派遣事業許可を取得して今年7月から本格的に開始した、病院向け「産休・育休代替薬剤師派遣サービス」である。東京都内では、既に東京女子医科大学病院への薬剤師派遣が始まっており、同社は今後、対象地域を広げる姿勢を見せている。敷地内薬局の開設が拡大する動きも相まって、病院薬剤師への影響が懸念されている。

全ての写真をご覧になるにはQLMIDにログインする必要があります。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【厚労省】29年度末65%以上を新目標-後発品の金額シェア設定
  • 【厚労省】卸・薬局に早期発注要請-物流2024年問題で通知
  • 【厚労省検討会議】PPIのOTC化へ前進-否決から6年ぶり議論再開
  • 【厚労省】安定供給情報の公表指針案-共同開発先公表など要求
  • 【厚労省小委】平時から体制整備必要-インフル計画改定で