医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【小児臨床薬理学会で議論】小児外来で抗菌薬「ほぼ必要なし」-細菌感染にはペニシリンで

【小児臨床薬理学会で議論】小児外来で抗菌薬「ほぼ必要なし」-細菌感染にはペニシリンで

読了時間:約 2分31秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2018年10月12日 AM10:15


■小児臨床薬理学会で議論

小児の外来診療で抗菌薬適正使用をいかに進めていくか――。6日に都内で開かれた第45回日本小児臨床薬理学会学術集会では、国家的な課題となっている薬剤耐性()対策をめぐって議論した。臨床現場の最前線で診療する小児科医からは「外来診療で抗菌薬の必要性はほとんどない。必要な場合も大枠はペニシリン系のアモキシシリンで治療可能」との見解が示され、診療所でグラム染色に取り組んできた薬剤師も「必要な抗菌薬はペニシリン系」と指摘。小児の外来診療で抗菌薬が必要な場合、ほとんどペニシリン系で対応できるとの見解で一致した。

伊藤健太氏(あいち小児保健医療総合センター総合診療科)は、小児の外来診療で多い主訴が発熱で、その原因の多くがウイルス感染症のかぜであることから「ほとんど抗菌薬は必要ない」と指摘。抗菌薬が必要な疾患として急性中耳炎、急性咽頭炎を挙げた。急性中耳炎の原因菌で自然軽快率が20%と低い「肺炎球菌がターゲット」とし、「外来で診るような髄膜炎以外の肺炎球菌には、感受性が高いペニシリン系抗菌薬をしっかり使うことが必要」との考えを示した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【総合相模更生病院】介護病棟で薬剤費4割減-薬剤師常駐、副作用も防止
  • 益山氏が北海道薬で調査報告、副作用報告件数が大幅増-確認シート活用で早期発見
  • 【19年春の勲章】永井元岐阜薬大学長らに瑞中-中冨氏らに旭小
  • 【18年度モニター事業】不適切宣伝、さらに増加-エビデンスない説明が最多
  • 【財務省】卒業率、国試合格率に格差-6年制薬学教育を問題視、教育成果なしは税補助対象外