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クラウド型の呼吸装置治療支援プログラムのサービスを開始-フィリップス

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2018年03月09日 AM09:50

SAS潜在患者300~500万人、うちCPAP治療中は45万人

株式会社フィリップス・ジャパンは2月28日にプレスセミナーを開催。この1月にサービスを開始したクラウド型の呼吸装置治療支援プログラム「」を紹介した。国内における睡眠時無呼吸症候群(SAS)の潜在患者は300~500万人と言われており、そのうち10%の約45万人がCPAP療法で治療を受けている。


同社のCPAP装置から得られた睡眠データを
クラウドで管理

閉塞性無呼吸に対する治療の第一選択肢として多く用いられるCPAP療法だが、同社によると、機器使用時の違和感などが原因で、治療開始3か月以内に患者の30%が治療を中止しているとのこと。CPAP療法を行っている患者に対して、従来の保険制度では、1~3か月に1回の再診が求められるのみであり、治療継続に困難を感じた患者に対し、適切かつ迅速な介入を行いづらい状況だった。それを受け、平成30年度の診療報酬改定では、在宅持続陽圧呼吸療法の遠隔モニタリング加算(1月につき150点)を新設。治療機器の装着状況を遠隔でモニタリングし、指導管理を行うことに対する評価が加わった。

米国では2016年から導入。国内ではまずCPAP治療支援から

同社ではヘルスケアに特化したデジタルプラットフォーム「」をすすめており、「ケア オーケストレーター」はこの「」上で稼働する国内初のソフトウェアで、厚労省から薬事承認を受けている。

米国では2016年から同サービスを導入、CPAPに加えて、在宅・院内での人工呼吸器等の使用状況管理ソフトウェアとしても使用されているが、日本国内ではCPAPの治療支援を目的にサービスを開始した。同社マーケティング部の久保和也氏は「ケア オーケストレーター」の特長として、(1)機器使用状況・治療データの自動転送、(2)治療時間の短い患者などを早期検出するアラート機能、(3)患者のバイタル情報の統合管理を挙げた。このうち(1)(2)については、国内の他の医療機器メーカーでも採用されているが、久保氏は「1つのシステムでCPAPだけでなく、患者さんのバイタル情報なども統合的に管理できるクラウド型であることが強み。在宅と病院に加え、病院と病院とをつなぐ新しい価値を提供できれば」と語った。

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