医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【厚労省検討会】遠隔診療の薬処方と管理、かかりつけ薬剤師が関与を-指針策定へ議論スタート

【厚労省検討会】遠隔診療の薬処方と管理、かかりつけ薬剤師が関与を-指針策定へ議論スタート

読了時間:約 2分10秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2018年02月14日 AM10:15

厚生労働省は8日、電話やテレビなどの情報通信機器を用いた診療に関するガイドライン作成に向けた検討会の初会合を開き、議論を開始した。ITを用いた診療の名称を「」に統一することで一致したほか、厚生労働研究班の報告を受け、ガイドラインの項目などについて議論。特にオンライン診療における薬剤処方では、・薬局が監査や一元管理の役割を果たすことを盛り込むよう求める意見が出た。

遠隔診療をめぐっては、政府が昨年12月に決定した新しい経済政策パッケージで、必要なルールを包含するガイドラインを整備し、今年度内に取りまとめて公表することとされていた。これを受け、厚労省は検討会を立ち上げ、ガイドラインの策定に向け議論を開始した。この日の初会合では、厚労省が遠隔診療の定義と名称、基本理念と倫理指針、ガイドラインの項目の三つの論点を提示。遠隔診療について、医師対患者で行われる外来・在宅診療とし、名称を「オンライン診療」とすることで合意した。酒巻哲夫委員(日本遠隔医療学会名誉理事)は「遠隔診療の定義は広い。オンライン診療とは何かという定義を改めて明確化する必要がある」と指摘した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【医療機能評価機構】輸液を末梢静脈から誤投与-「中心静脈から」周知促す
  • 【公明党/立憲民主党】GMP認証の義務化求める-機能性表示食品で提言
  • 【厚労省】在宅訪問の駐車許可緩和-緊急時申請負担も軽減
  • 【消費者庁】機能性表示食品で検討会-日薬から富永常務が参加
  • 【腎臓学会など調査】紅麹中止で大半回復-死亡例に既往歴あり